日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

ある班内の頭痛の種が解決

2024年04月16日 | 社会

西洗自治会のある班内に独居中年男性の家があり、この男性が、非常に忙しい会社員生活を送っており、土日祝日でも忙しくしているか、家では体を休めることで精一杯のようで、班長はほとんどコミュニケーションがとれませんでした。手紙をポスティングしても、無反応でした。

この家の道路に面した庭に老朽物置があり、台風でトタン屋根が飛んで道路に落ちても中年男性は無関心です。近所の人はしょうがないのでトタンを拾って彼の家の庭にほかしこんでいました。中年男性は気付いているのかいいないのかまったくわからない状態です。

道路が落ち葉やごみで汚れても無関心です。しょうがないので近所の人が掃除をしています。

例の老朽物置の下地材が、とがった釘が無数に突き出た状態で、大風で舞い、道路に転がりました。自動車のパンクや歩行者のけがの原因になります。中年男性はいません。近所はしょうがないので下地材を拾って彼の庭にほかしこんで置きました。

隣人が、彼を見かけたら注意することにしたのでが、隣人はおとなしい方でいいざとなると何も言えません。班長も、困惑しているだけで次のアクションが取れません。

困った問題だと近所は頭を痛めていました。

ところが4月14日(日)、彼の家に5名ほどの人が集まってごみ置き場のように荒れていた庭の手入れを行なっていました。業者風ではなく、普通の若い男女でした。近所の人が、業者かと聞くと、中年男性の親戚で、中年男性から庭の荒れに対応できないと聞いて助けにきたと言いました。どういう関係の親戚かも説明してくれました。この日も中年男性は不在でした。

老朽物置が危険で近所で大問題になっていると伝えると、物置の解体までは能力がない、中年男性に言っておくと言うことになりました。

ところが、親戚は頑張ってくれて、老朽物置は解体しなかったが、危険物の除去はやってくれました。

こうして近所の長年の頭痛の種は消えました。近所は、世の中、今時、こんな親切な親戚があるのかと驚きました。長年、理解しがたい挙動の中年男性でしたが、自分の家の庭の荒れを気にしていたことがわかりました。

中年男性は、決して社会性がない訳ではないのですが、会社の仕事の忙しさに自分を埋没させ、何らかの苦悩を忘れるようにしていたかもしれません。

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