金正恩

北朝鮮はたぶん軍首脳部が実権を握っていると見て間違いないでしょう。

海外生活を経験した金正恩が改革路線を打出しても、暗殺されるのが落ちでしょうね。

もし正恩が実権を手中に収めようとするならば、今回のロケット打上げは、成否どちらの結果になってもメリットがあったのではないか。
記念行事にあわせた強行発射がそれを匂わせています。

もちろん、成功すれば偉業として正恩の実績になります。
実際は失敗したのですが、この場合実権を握る軍首脳部の一部を粛清することが出来る。

後釜に自分の息の掛かった部下を当てていけば、結果的に実権の掌握ができることになります。

軍首脳部内にも当然権力争いはあるでしょうから、足の引っ張り合いは容易に想像できます。
先軍政治を掲げ強行策を取ることで失敗が重なれば、結果的に軍首脳部の弱体化し、実権が正恩に完全移行する。
正恩はこれを狙っているとするのは考えすぎでしょうか？

金正恩が何を考えているかは今のところ分からないですが、実権の完全掌握後に正体が見えてくるような気がします。

私利私欲の人なら破滅に向かうでしょう。
その場合、日本も少なからず巻き添えを食いそうです。
人民のことを考える人なら、改革開放路線への転舵の希望がもてます。

いずれにしても北朝鮮を変えるには外圧としての更なる制裁が必要でしょう。