わたしにはかっこいい彼がいる。ひとつ年上の大学生で、背が高くて超美男子。でも大学も彼の自宅もわたしの家からは遠く、ちょっとした遠距離恋愛である。
彼の名前は又沼浩二(またぬまこうじ)。わたしは「浩二さん」と呼んでいる。ちなみに彼はわたしのことを千恵ちゃんと呼んでくれる。男の人からちゃん付けで呼ばれたのは初めてだったので、呼ばれるたびにドキドキするのだ。
今日は久しぶりのデート。わたしの家まで . . . 本文を読む
大切な人をまた傷つけて、別の大切な人を見送って。
もうすがる場所などない。
いいんだこれで。
ぼくは夢を見過ぎた。
もう、いらないよ。
殺すから。
醜い自分の欲など、殺してみせる。
自分の後始末くらい自分でつける。
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺して . . . 本文を読む