小説「アルバイトがやってきた」第1話「嘘の少年」(その7) 2004年12月02日 17時18分33秒 | 小説系 キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪ 6時間目終了、つまりは終業のチャイムが鳴り響いた。 生徒達は皆一様に歓喜の声をあげながら、一目散に教室から流れていく。 そんな中、いつもの無表情――やはり少し怒っているように見えるが――で帰り支度をしているのはタイチだけ…… いや、今回は将太もまだ残っている。タイチのような無表情ではないが、笑顔でもない。 そこに――、 「小林と長谷川は職員室に来るよう . . . 本文を読む