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靖国参拝

2005-10-17 22:38:22 | News
たとえ略式であっても、外交的にはどう考えてもマイナス面しかないように思うのですが、以前からの公約通り、首相の五回目の参拝が行われました。さっそく、中国、韓国ともに外相などから抗議があがっています。今のところ抗議デモが行われたという報道は見ていませんが、東シナ海のガス田開発問題の協議が先送りされるなど、すでにネガティブな影響がでています。

田中宇の国際ニュース解説では以前、

日本政府にとっては、アメリカとの関係が最重要であり、アメリカの世界支配が永久に続くことが望ましい。アメリカの支配力が弱まると、その傘下にある日本の力も相対的に弱くなってしまう。中国や韓国からの「アメリカに頼らないアジア共同体を作りましょう」という誘いに乗ることなど、とんでもない話である。小泉首相が靖国神社に参拝するのは、中韓からの誘いを断るための方策である。

という見解がのっていました。イラク派遣など小泉政権の外交をみていると、たしかにアメリカが最重要でアジアは二の次にされているのを感じます。しかし、すでに過去の参拝で、中国や韓国からの反発はかっていますので、靖国参拝は郵政につぐ首相の信念あるいは意地ではないかという気がします。

首相のいう「二度と戦争を起こしてはならないという不戦の決意で祈った。今日の日本があるのは、心ならずも戦場で散られた皆さんのお陰だという気持ちだ」というのは、正論かもしれませんが、隣国との関係を悪化させないですむ他のやり方だってあるはずです。関西に住んでいるせいか、(戦死した親戚はいるものの)祖父が二人とも戦争から帰ってくることができたせいか、外交問題をおこしてまで、靖国神社を重視するというのはどうも理解ができません。

中国在留者や今後の日中、日韓関係に大きな影響がでないといいのですけど。

小泉首相、靖国神社を参拝…昇殿・記帳せず


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