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マヌエル・デラ・マレーナ

2007-03-21 21:27:33 | TV/映画/舞台
福島にあるジョビジョバが一周年を迎えるのだそうで、オープン一周年のライブにいってきました。なかなかおいしいランチビュッフェを食べながらおしゃべりしたあと、ライブを堪能しました。

ステージのあるエリアは思ったよりもこじんまりしていました。そしてステージが高いの。どこの席からも見ることができます。

出演者は下にかいたとおり。演目は、

マヌエル・デラ・マレーナのカンテソロでソレアブレリア、タラント、ブレリアです。幅のある人でして、なんだか仏像を連想してしまったのは私だけかしら第一声からおおと力をいれて聞いちゃうタイプではないと思うんです。しかし、声に厚みがあって、しみじみうまい。タラントでごくスタンダードなパルマをうちながら、半音の上がり下がりをやりながら伸ばすところなど、聞きほれちゃいましたし、さすがヘレスと思える味のあるブレリアなど、もう踊りたくって 何度も聴きたいタイプの歌い手です。ああいうのにハレオをばんばんかけられるようにならないとね

東京からわざわざこられたギターの片桐さんは華やかな音で、よいんでないですか。あの歌い手ならもっとシンプルに弾く人もありか、という気もしないではないですが。

あとはですねえ、そう、何度も見ている踊り手の向山口さんは体の使い方などは常に独特のものがある人です。よくもわるくも見る人の好き嫌いがはっきりする踊り手かもしれません。しかし、あれは癖ではなくて、個性というものですね。なんといっても、ここぞ、というところできちっと決めてくれるんで、楽しく見ることができました。

中武さんはマヌエルと比べるとどうしても声の厚みがないもんで、あの重くて渋いシギリージャは少なくとも今の段階では、曲にくわれてしまっているような気がしました。ちがう曲のほうがいいかもしれません。小池さんのティエントスは最後にきたせいもあって、見ていてどうもぐったりしてしまいました。かなり難しい振りに挑戦されていたせいか、心なしかちょっとずつ軸やコンパスのずれを感じまして...もう少しシンプルなところがあったほうがいいんじゃないかなあ...見た目がフラメンコらしい華のある人だけに、もったいない。

以下、ホームページからです。近々なくなると思うので、引用しておきます。

■ 出 演  
   Cante<唄>
     Manuel de la Malena(マヌエル・デラ・マレーナ)
     中武 香  (なかたけかおり)
     嶽北慎二  (たけきたしんじ)※21日のみ
   Baile<踊り>
     小池 朱美 (こいけあけみ)
     大槻 敏己 (おおつきとしみ)※20日のみ
     向山口 真哉(むこうやまぐちしんや)※21日のみ
   Guitarra<ギター>
     片桐 勝彦(かたぎりかつひこ)


Manuel de la Malena(マヌエル・デラ・マレーナ)プロフィール

      1958年ヘレス.デ.ラ.フロンテーラ生まれ。
      偉大なラ・マレーナを祖母に持つ、ジプシー血筋の名門
      フラメンコファミリー出身。12歳にてマイレーナ・デル・
      アルコルのカンテコンクールにて優勝。
      さまざまな著名舞踊家やアグヘタス、カマロン等等名カン
      タオールとも共演。
      ペーニャ・アルメリアにおいてはソレア、シギリージャ、
      ブレリアにて銀のパルマ賞を受賞。
      現在、マドリードのタブラオ、カサ・パタスでレギュラー
      出演するかたわら、ヨーロッパ各地やアメリカなどの国外
      公演にも参加している。
       




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