ブラジルなら

会社で働いているブラジルの人が、先日の秋葉原の事件について言ったこと。

「ブラジルで同じ事件がおこったら、みんなが集まって犯人を袋叩きにして殺してしまうだろう」

えっ

その人いわく、

自分やまわりの身を守るためだから。

...正当防衛なわけね。まあ、そうかな。

過激な行動には、ブラジルなりの事情もあるらしい。

現行犯でつかまったら即投獄だそうですが、いったん逃げて、自首すると、ぐんと罪は軽くなって、執行猶予とかもでるんですって。そして、受刑中の態度がよいと早期釈放になるらしいのです。まあ、そのあたりは日本もいっしょだけど。

が、問題は、再犯者がでること。凶悪犯でもとにかく逃げれば刑はぐんと軽くなるので、短期間、受刑するだけで、大手をふって行動してまた犯罪を起こすのもいるんですって。だから、過激な群集の行動は将来、危険な目にあうリスクを減らすためなのだそう。

う～むむむ...

が、考えてみれば、逃げるのならまだしも、野次馬でカメラやビデオでインターネットに現場をうつして流してしまう人がけっこういて、それを大勢が見てしまう日本のほうがひどいのかも　ブラジル流なら、もしかしたら被害者は減ったのだろうかと、考え込んでしまいました...