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フェルメール論+美の歴史

2006-01-21 12:28:24 | 
美の歴史

東洋書林

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かなり高いのでなかなか手がでない本が気になってしょうがないときがあります。置き場もこまるでしょ、とか、いっぱい本をためてるだろ、とか、何とか自分をまるめこむんですが、たまに熱にうかされたみたいに、何かあれば頭をよぎってくれるものがあります。そういうのに限って専門書や印刷状態のいい写真がいっぱいのやつで、図書館ではみつからない、というのがどんどん増えてきました一種の病気ですから、何かのはずみであっさりなおってしまいまして、けろっと忘れちゃうことも多いのが唯一の救いです。

さて、目下、その病気の対象となっているのが二冊あります。

一つは前々から気になっていた小林頼子著フェルメール論―神話解体の試み。生涯からオランダ絵画の流れでみた作品、制作法、技法、寓意などなど、読んでおけば作品を見たときにもっと楽しいにちがいないと思いつつ、ためらい続けていました。やはりよい本らしく、千夜千冊に本格的にフェルメールをめぐる議論について読みたいなら、との注釈で推薦してあるではありませんか。ようやく完治したと思ってたのに、またもやしばらくこの本にとりつかれそう

とりつかれる、というのでは負けていないのが写真の『美の歴史』です。北新地のジュンク堂で偶然みかけて以来、頭から消え去ってくれません。美の力は偉大なようです(笑)

B5ぐらいの大きさで、3cmはある分厚さで、手にとるととても重い、という本。図版はすべてオールカラーで印刷もすばらしい。しかも筆者の一人が『薔薇の名前』のエーコですから、一筋縄でいかない内容。クラシックなものはともかくとして、現代のものは筆者の好みが大いに反映しているようで、何が選ばれているか、というのを見るだけでもおもしろそうです。


ごほうび物件に指名して、目標が達成したら買うことにしようか、と考え中。 どちらも私にとってかなり危険な本で、延々と一冊で遊んでしまえそう。連休に手にとりでもしたら、それを読むのと食事以外は何もしなかった、ってことになりかねません読むこと事態もごほうび対象にしないといけないかも。



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