希望の声―アラン・クレメンツとの対話アウンサンスーチー,Aung San Suu Kyi,大石 幹夫岩波書店このアイテムの詳細を見る |
妥協を知らない軍事政権と民主化を求めるデモではいつ衝突が起こっても不思議でなかろうと思っていましたが、ミャンマーの情勢は悪化していますね...
日本とミャンマー(ビルマ)の関係は以外と深いです。ビルマ建国の父のアウンサンがイギリスからの独立をめざして日本と共闘、その後、抗日運動を開始した、という戦前の歴史から、娘のアウンサンスーチーが1985-86年には京都大学東南アジア研究センターの客員研究員として来日していたり、現在も経済支援を行っています。支援金は軍の資金に使われているのではないかという説もあります。そうであれば、間接的で悪意はまったくないとはいえ、日本人ジャーナリストを含む犠牲者を作り出したのは日本人ということになる...
しかし、今回のような事件が起こるまで、ミャンマーがとりあげられることってめったにないですね。本にしても、アウン・サン・スーチー関連の本があるぐらい。状況がコンパクトにわかってよかったのがビルマ軍事政権とアウンサンスーチー ですが、現在、絶版。今回の件で改めてまた本がでるといいのですが。
この本はまだ読んでいないのですが、絶版ではなくて手に入りやすいので読んでみようかと思ってます。インタビューをしているのは、ビルマで長年修行をした米国人僧侶だそうです。
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