しつこく続いたこのシリーズ、これで終わります。
ひっかかった点をあと一つ追加。
ブラウザです。
ブラウザについては推奨環境に書いてあるので、見逃す人はいないでしょう。
*
o Microsoft Internet Explorer 6
o Microsoft Internet Explorer 7(注)
(注)がついているのは、信頼済みサイトの登録をしないといけないのだそうで。でも、ちゃんとリンクがはってありますので、ここでは躓かないはずです。
が、Explorerはきらい、という人、結構多いですよね。私も使う気がしないので、firefoxで試してみると...
途中まで問題なくできます。送信した電子申告用データの受付結果(受信通知)を確認を確認するところで、ボタンがうまく表示されませんでした。
Audible.comのダウンロードができないなど、Firefoxでは一部の機能がうまく使えないサイトってあります。それと同じ理屈ですね。確認のところはFirefoxを使うのはあきらめて、Explorerを使うしかありません。
全体でみると、e-taxを難しくしているのは
電子証明書
サイトの構図がわかりにくい
の二点です。
一番の問題点は「電子証明書」を義務付けたところです。
ICカードリーダーを税関連以外でもっているとすれば、felicaに対応したSuicaやEdyの利用者でしょう。おサイフケータイはそこそこ普及してきましたもん。民間なら、Felica対応にするはず。しかし、対応するICカードリーダーはFelica規格を採用さえしていません。さすがお役所。
「電子証明書」さえとばしてしまえば、おそらくもっと簡単になるはずです。税務署から郵送で送られてくる書類についている税番号と、ネットから申し込んだときにパスワードを作って、二重に管理すれば、そこそこ高いセキュリティは望めると思うのだけど。住基番号をいれることにしてもよいし。
だいたい、これまでの納税で身分証明を求められたことなどありましたっけ。単に書類を郵送するだけでした。私は一度、これをやって計算まちがいで税務署に問い詰められて以来、税務署に直接いってましたが、身分証の提示を求められたことなどありません。家族などの代理申告でもやってないです。そりゃ、印鑑は押しましたよ。でも印鑑など、誰だって買えるではないですか。あんなもの、形式だけで身分証明にはなりますまい。これで、還付金詐欺が横行していた、というなら、この過剰ぶりはわからないでもないですが、聞いたことありません。
きっと、何の役にもたたない住基カードにも使い道があるんだ、ってことを見せようという姑息な手段にちがいない
だいたい、これまで、申告に本人確認などありませんでした。郵送で送るだけ、あるいは税務署にいっても、身分証明書の提示など求められたことはありません。印鑑が身分証明になるなんてありえません。身分証明書を提示しなくても、どんな印鑑でも買えますもん。印鑑証明書とともに提出する場合はともかくとして、印鑑なんて形式だけのものはありませんか。
全国で使おうとしている人は1,615,970人。申告をしないといけない人の何分の1なんだろ... おそらく大半の人が使いにくさに腹をたてているにちがいありませんし、挫折する人も多いにちがいありません。
外務省が作った「旅券電子申請システム」がシステム開発費や運営費の累計トータルが21億円超をかけたにもかかわらず、利用者がわずか133人、一人あたりの費用が1600万円にくらべれば、はるかにマシな数字ではありますが、本気で普及させたいなら、
・電子証明書の撤廃
・今回の苦情対象を改善
・毎年5,000円の減税措置
の3点セットをやるしかないでしょう。今年、ICカードを買うはめになった人には当然、怒るでしょうけどね。
国税局はまちがいなく日本政府で一番電子化が進んでいる部門のはずです。それがイマイチのシステムしかつくれない、ってのは...日本が電子政府になる時代は当分きそうにありません。利用者とシステムのずれ方をみると、絶望的なレベルかもしれない。
ひっかかった点をあと一つ追加。
ブラウザです。
ブラウザについては推奨環境に書いてあるので、見逃す人はいないでしょう。
*
o Microsoft Internet Explorer 6
o Microsoft Internet Explorer 7(注)
(注)がついているのは、信頼済みサイトの登録をしないといけないのだそうで。でも、ちゃんとリンクがはってありますので、ここでは躓かないはずです。
が、Explorerはきらい、という人、結構多いですよね。私も使う気がしないので、firefoxで試してみると...
途中まで問題なくできます。送信した電子申告用データの受付結果(受信通知)を確認を確認するところで、ボタンがうまく表示されませんでした。
Audible.comのダウンロードができないなど、Firefoxでは一部の機能がうまく使えないサイトってあります。それと同じ理屈ですね。確認のところはFirefoxを使うのはあきらめて、Explorerを使うしかありません。
全体でみると、e-taxを難しくしているのは
電子証明書
サイトの構図がわかりにくい
の二点です。
一番の問題点は「電子証明書」を義務付けたところです。
ICカードリーダーを税関連以外でもっているとすれば、felicaに対応したSuicaやEdyの利用者でしょう。おサイフケータイはそこそこ普及してきましたもん。民間なら、Felica対応にするはず。しかし、対応するICカードリーダーはFelica規格を採用さえしていません。さすがお役所。
「電子証明書」さえとばしてしまえば、おそらくもっと簡単になるはずです。税務署から郵送で送られてくる書類についている税番号と、ネットから申し込んだときにパスワードを作って、二重に管理すれば、そこそこ高いセキュリティは望めると思うのだけど。住基番号をいれることにしてもよいし。
だいたい、これまでの納税で身分証明を求められたことなどありましたっけ。単に書類を郵送するだけでした。私は一度、これをやって計算まちがいで税務署に問い詰められて以来、税務署に直接いってましたが、身分証の提示を求められたことなどありません。家族などの代理申告でもやってないです。そりゃ、印鑑は押しましたよ。でも印鑑など、誰だって買えるではないですか。あんなもの、形式だけで身分証明にはなりますまい。これで、還付金詐欺が横行していた、というなら、この過剰ぶりはわからないでもないですが、聞いたことありません。
きっと、何の役にもたたない住基カードにも使い道があるんだ、ってことを見せようという姑息な手段にちがいない
だいたい、これまで、申告に本人確認などありませんでした。郵送で送るだけ、あるいは税務署にいっても、身分証明書の提示など求められたことはありません。印鑑が身分証明になるなんてありえません。身分証明書を提示しなくても、どんな印鑑でも買えますもん。印鑑証明書とともに提出する場合はともかくとして、印鑑なんて形式だけのものはありませんか。
全国で使おうとしている人は1,615,970人。申告をしないといけない人の何分の1なんだろ... おそらく大半の人が使いにくさに腹をたてているにちがいありませんし、挫折する人も多いにちがいありません。
外務省が作った「旅券電子申請システム」がシステム開発費や運営費の累計トータルが21億円超をかけたにもかかわらず、利用者がわずか133人、一人あたりの費用が1600万円にくらべれば、はるかにマシな数字ではありますが、本気で普及させたいなら、
・電子証明書の撤廃
・今回の苦情対象を改善
・毎年5,000円の減税措置
の3点セットをやるしかないでしょう。今年、ICカードを買うはめになった人には当然、怒るでしょうけどね。
国税局はまちがいなく日本政府で一番電子化が進んでいる部門のはずです。それがイマイチのシステムしかつくれない、ってのは...日本が電子政府になる時代は当分きそうにありません。利用者とシステムのずれ方をみると、絶望的なレベルかもしれない。