無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法

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最近よく売れているんでしょうか。webであちこちで書評をみます。Amazonでもコミックスを含めたベストセラー35位（5月31日現在）、Nikkeiのサイトでは、ベストセラー3位内にはいってました。そりゃ、そそられるタイトルですもんね。お勉強はせにゃサバイバルは難しいと感じる人が多いということなんでしょう。私も含めて。

また、作者のスタンスがなかなかよいのです。
なぜ勉強するのか、というところで、

・自分が幸せになるために勉強しよう
・この格差社会を子孫も含めて生き延びるために勉強しよう
・独立した自由人でいるために勉強しよう
・社会の動きについていくために勉強しよう

ね、説得力があるでしょ。

なぜ勉強が続かないのかという章の分析も納得のいくものでした。「続く仕組みをつくっていない社会人の勉強は絶対に続かない」たしかにそうです。「意思の力でなんとかなる、なんて楽観視してはいけません」なんて自分のことを言われているかのよう。続く仕組みは1.半ば強制的に自分を追い込む　2.まめに成果をoutput　3.まめに進捗状況をcheck　というもので、当たり前といえば当たり前ですが、勉強が続かないときはこのどれかができてないわけです。

勉強の基本的なコツの5か条も覚えておくとよいですね。
1.基礎を最初に徹底的に学ぶ
2.先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
3.学ぶ対象の基本思想を理解する
4.学んだことを自分のことばでアウトプット
5.勉強をわくわく楽しむ

とはいえ、ここまでなら、ほかの本にも書いてあることかもしれません。私が思うに、この本の一番のポイントは、デジタル時代の勉強法だということ。ノートパソコン、MP3プレーヤー、マインドマップ、速読法を勉強の基本道具にあげた本はめずらしいのではないかしら。もしかするとこれが初めてかもしれません。オーディオブック、DVD、SNS、Firefox、速いキーボード入力の活用法まで書いてあります。

一読の価値はあるように思います。

ただし、買わずに本屋で立ち読みでいいかもしれません。たいへん明快な文章、構成の本でして、目次にざーっと目を通してから、太字のところを追っていくだけで、作者のいいたいことは理解できるでしょう。まともに読んでも短時間ですむはずです。今朝、会社にいく電車の中で読んだのですが、フォトリーディングができなくても、飛ばさずに40分ほどで読めちゃいましたから。あとはいりそうなところをちょこちょことメモして、処分するつもりでいます。