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恐慌?

2008-10-08 05:17:23 | Weblog
米国株式、下げ止まりません。投資銀行だけでなく、他の金融関係も株がこれだけ下がるとダメージはふかそう。一般企業のクレジットクランチはFRBのCP購入制度である程度緩和されるかもしれませんが、利下げだけじゃたぶん、たいして効果はないでしょう。恐慌は避けられないんでしょうか。今日当たり、日経も終値が1万切るんじゃないだろうか...

経営コンサルタントの大前研一がFinancial Times(有料購入しないとオンラインでは読めない)とThe Japan Timesに寄稿したという記事がBPネットにも転載されていました。今日、明日あたりに日本語も掲載されるでしょう。オリジナルの文章の転載個々の問題でなく、システム全体の問題としてとらえて対処せよ、一連の出来事を正しく理解して3つの段階にあわせ、それに適した解決策をとれる、後日、再発防止のためユニバーサルなシステムを構築せよ、という3つの提案がされています。氏の意見では危機の解決には1990年代前半のスウェーデンがやった流動性危機に陥った金融機関を資金援助する公的資金投入システムの構築が必要、それには5兆ドル(!)かかるということです。当然、こんな額は米国一国ではたらないので、世界中から資金を集めるという手をとるように提案されてます。むむ...スウェーデンの成功例をみると効くのかもしれません。しかし、これだけの大規模な体制をとれるものなんでしょうか。さらには、濡れ手にあわで稼ぎながら金融危機をひきおこした米銀行幹部たちの責任はどうなるんだ、という気がする。アメリカ人の格差は日本の比ではありません。公的資金を投入しなければどうにもならないとはいえ、アメリカ市民ではないけど、釈然としないものはあります。

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