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西英翻訳なら

2008-11-12 04:46:10 | Weblog
英日、日英の自動翻訳って、お笑いにしかなりませんね。

3年前に書いた記事にもいかに面白い訳があがるか書きましたが、今もたいして変わりはしません。いや、10年以上、たいして変わっていないと、言いきっていい状況です。

理由は簡単。構文が思想がちがいすぎるから。さらには、時間の概念やら主語に対する考え、文脈への依存度、いいかえると文化背景やら思考の出発点が大幅にちがうからです。日本語は状況に大きく依存する言語です。仲間内でわかればよい、仲間内でなければ意味不明、ってのがかなり多い。だいたい主語がなくて、誰が動作しているのかは文脈で判断するしかないですからね。おそらく、空気を読める機械が登場しないかぎり、機械翻訳だけでやっていくのは難しいにちがいありません。おかげさまで失業せずにすんでます。

よく辞書がよくなって、今までより高性能になりました、というのをうたい文句にしている翻訳ソフトがあるでしょ?あんなばかげた宣伝、信じないでくださいね!単語だけの問題じゃないんです。とくに、医薬、契約書、特許など、形が決まっているものは、ある程度、使えるようになるかもしれません。それでも、文脈解析という壁が立ちはだかるのは目に見えてます。百歩譲って、英日はわかるレベルになっても、日英はオリジナルの日本語そのものを大分変えないかぎり、非常に難しいでしょう。

一方、インドヨーロッパ言語間なら、かなり機械翻訳が使えるということを発見しました。

フラメンコ・シューズをスペインから購入して、Fedexで送ってもらったんですけど、Fedexがスペイン語でメールを送ってくるんです。当然と言えば当然なのだろうけど。意味がわからないもので、googleで言語ツールを使って、スペイン語→英語をやってみると...

だいたいの意味はわかるではありませんか!面白いところもあるとはいえ、なんと9割理解できます。やっぱりもとが同じ言語は機械処理がしやすいのでしょう。アメリカにヒスパニックの人口が増えたおかげで、英語とスペイン語については特にがんばって作っているのかもしれませんが。

今度、英語からスペイン語になおしてみて、スペイン語のわかる人にみてもらうつもりでいます。





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