今年は、「量子電気力学分野での基礎的研究」で、日本人としては湯川博士に継ぐ二人目のノーベル物理学賞受賞者となった、朝永振一郎博士の生誕100年との事です。
朝永博士の名前を始めて知ったのは、大学1年生の時「光子の裁判」と言う随筆を読んだ時でした。光は波であり、かつ粒子であると言う、矛盾する二つの性質を併せ持つ事を証明したものです。随分、頭脳明晰な方だなぁ!との印象を受けました。
その後数年して、ノーベル物理学賞を受賞された事を新聞で知りました。受賞後、一ヶ月して講演を聴く機会を得ました。理化学研究所から東京文理科大学(現筑波大学)に引張った藤岡先生が、当時 学長をされていたからです。
講演は昼食後行われました。お腹も出来てつい、うとうとしていると、講演は終わりの方でした。「木が揺れるのは風が吹くからであって、木が揺れるから風が吹くのではない。同様に、筋肉が縮むから腕が曲がるのであって、腕を曲げるから筋肉が縮むのではない。」
朝永先生は「諸法無我」と言われたのでは無かろうか?「筋肉を縮める存在者があって、腕が曲がる。」と。「この世は自我の世界であるが、実は無我の世界である。あなたを動かし、私を動かし、世界を動かし、宇宙を動かしている存在者が有る。」と。 小田原梅干
朝永博士の名前を始めて知ったのは、大学1年生の時「光子の裁判」と言う随筆を読んだ時でした。光は波であり、かつ粒子であると言う、矛盾する二つの性質を併せ持つ事を証明したものです。随分、頭脳明晰な方だなぁ!との印象を受けました。
その後数年して、ノーベル物理学賞を受賞された事を新聞で知りました。受賞後、一ヶ月して講演を聴く機会を得ました。理化学研究所から東京文理科大学(現筑波大学)に引張った藤岡先生が、当時 学長をされていたからです。
講演は昼食後行われました。お腹も出来てつい、うとうとしていると、講演は終わりの方でした。「木が揺れるのは風が吹くからであって、木が揺れるから風が吹くのではない。同様に、筋肉が縮むから腕が曲がるのであって、腕を曲げるから筋肉が縮むのではない。」
朝永先生は「諸法無我」と言われたのでは無かろうか?「筋肉を縮める存在者があって、腕が曲がる。」と。「この世は自我の世界であるが、実は無我の世界である。あなたを動かし、私を動かし、世界を動かし、宇宙を動かしている存在者が有る。」と。 小田原梅干
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます