病院食は薄味を覚悟していたが、それよりも
味に影響するものがあった。
それは出汁なのだ。
煮物など、全ての料理で出汁がとられていない。
どうも一部の入院患者は出汁が良くないらしい。
塩味が薄味なのは我慢できるが、出汁がないのは
はっきり言って不味い。
味噌汁などは、味噌をお湯で溶いただけの汁だった。
これは日本人として受け取れがたいことだ。
ただ、上の二つの写真の汁は出汁が出ていて
美味しかった。
入院して１ヶ月になるので、私の食事はある程度
制限が外れて来たようで、他の料理も美味しい
ものが出てきた。
しかし、早く退院してラーメンや牛丼を食べたい。
この頃終わり。
病院食で良く言われるのが、薄味と言う事。
上の写真の豆腐のあんかけだが。
ひき肉の餡の塩味が薄味で、餡は食べられるが
豆腐が食べられない。
そこで、隣にあるおひたしをのせて食べた。
病院食は薄味で食べにくいが、魚だけは
例外だった。
肉類は塩コショウなどの下味がないと
食べづらいが、魚は薄味でも普通に
食べられた。
また、魚の切り身は厚いのだが、お年寄りの
ためか、骨が全部抜いてあって、
食べやすかった。
また、上の写真の左の小皿は野沢菜で
少量だが塩分が効いていて、野沢菜が
こんなに美味いと思ったのは初めてだった。
病院食は美味しくなったと言うが、
今回の入院では、それはないようだ。
食器はプラスチックの中空の容器で
保温性が有るため冷えてはいない。
しかし、野菜などは、お年寄りを意識しか、
くたくたに、煮たり茹でたりしてあるので
素材の味がしない。ブロッコリーなどは
堅茹でなら味が残っているのに、
くたくたな感触だけで、不味。
上の写真は入院後、１ヶ月程度たった時で
制限が緩和されたのか、生野菜が出た。
生まれてはじめて、生野菜がこんなに
美味しいと初めて知りました。
この頃続く。
