幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

意外性を狙ってます

2006-01-09 20:09:22 | エッセイ
自分は高校サッカーは毎年見ているのですが、今年は残念ながら一試合しか見れませんでした。
で、その試合が優勝した野洲高校の試合だったのですが(相手はどこか忘れた)、ジダンのマルセイユターンのようなプレイが続出していて、最近はこういうプレイを平然とするようになったのかという感想を持ちました。
このあたりは松井大輔や中村俊輔の影響なのかなと思いましたが、監督の方からも意外性のあるプレイをしろと指導されているらしいですね。

意外性というのはシナリオ作りにおいても同じでして、自分は常にプレイヤーがびっくりするような展開というものを考えています。
ひたすら単調に続く展開よりもプレイヤーが驚くような展開の方がプレイヤーもゲームに引き込まれていくと思うんですけど、自分のシナリオをプレイされた方がその辺りをどう感じているのかあまり伝わってこないので、何かもやもやした物が自分の中にあったりします。

意外性に限らずシナリオを作る際にはシナリオ作者には狙いというものがあるわけですが、狙いが成功しているかどうかというのはシナリオ作者にはわからないんですよ。
もちろんシナリオ作者からすればおもしろいと思ったからこそ様々なアイデアを導入するのですが、それをプレイヤーに伝えられるかという事とは別問題ですから。
自分がプレイ日記などで良い部分を細かく挙げているのは、実はその辺りを考えての事だったりします。
つまりシナリオ作者が良いと思って導入した部分を実際に指摘することによって、作者の狙いが間違ってなかったと認識させるためですね。
やっぱり作者としては自分の狙いが狙い通りに行っていれば嬉しいんですよ。

話は変わりますが、以前コメントの方でトルシエのような規律重視のサッカーでのレベルアップがあってジーコの自由なサッカーがあるというような事を書いたのですが、一月七日の朝日新聞で宮本恒靖が同じような事をコラムで書いていました。
いや、まあそんだけの話なんですけどね。