声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

黒揚羽

2015-07-21 21:47:38 | 最近の話題
今日の午前、広島で
お世話になった知人の葬儀が行われました。

独身時代、美容師をしていた妹が
最初に勤めた美容室の経営者で、私も何度か遊びに行っては、「先生」と呼んでいた人です。


私の実妹を一人前の美容師に育ててくれた恩人でもあります。


昨日の明け方、亡くなったと連絡があって

重篤な状態だとは聞いていたけれど、あまりの早さに驚くと同時に

急激に衰えていったという壮絶な闘病の様子を実妹から聞き、

あれほど元気だった人が…と、
やるせなさで、胸がいっぱいになりました。


そして、いつもおおらかだった知人の化粧っ気のない少年のような顔と、

あの独特のハスキーで、低めで、ゆっくりした広島弁で話すイントネーション、

それから…
あの大笑いした時の屈託の無い笑顔を思い浮かべていたところでした


…と、その時、私の目の前を、
思いがけないモノが横切って行きました。

よく見ると、それは黒揚羽でした。

黒揚羽は、慣れた場所をあちこち嬉しそうに飛び回っているようにも見え、

庭の隅で大ぶりの花を咲かせているユリにとまるかと思いきや

何故か、

私の目の前の花壇の一画に植えてある草に休息場所を選んでとまりました。

蜜のない草でひと休みして、草についている僅かな水を飲んでいるように見えました。


瞬間、

( あっ…別れの挨拶に来てくれた )

…と、思いました。


お葬式に行けなかった私に、わざわざ会いに来てくれたのかもしれない…。


そう思ったら、嬉しくなって

「先生、ありがとうございました」

と、黒揚羽に向かって声をかけ、そっと両手を合わせました。


どうか、安らかに…
そして、ゆっくりお休みください。




















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ランブリン・ローズ

2015-07-21 08:53:14 | 音楽
♪Ramblin'Rose
♪Ramblin'Rose…


今朝からナット・キング・コールの歌が頭の中でグルグル回っています。

誰でも知っている、題名は知らなくてもどこかで聞いた事のあるスタンダードナンバーですが


音楽とは別に「Ramblin' Rose」という米映画もあるのですね。

コレは「堕天使」?と訳すのでしょうか…

映画の内容は…ちょっとキワドイので、ここでは、紹介するのを控えましょう。(^^;;


我が家の庭のは、Rambling Rose…

そのままの、つるバラです。


5月に咲き終わり、またもや2ヶ月後に狂い咲き…

真夏のバラは、元気がないどころか

みんないっせいに、太陽をまっすぐ仰ぎ見て咲いています。

この先、どうなるのでしょう…


来季が危ぶまれます。(~_~;)





コッチは近くのバラ農家から分けていただいた

新種のバラです。




水耕栽培用ですが、根付いてくれました。


どんな花を見せてくれるのか楽しみです!





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薄幸の歌人

2015-07-19 16:52:54 | まちづくり


今は歴史民俗資料館となっている明治時代に建てられた小学校の近く

川場村中央公園の「ふれあい橋」西詰めに
その碑は、ひっそりと建てられていました。





江口きちさん…名前は何度か聞いて知っていましたが、

県外から嫁いで来て30年になるというのに
不勉強で、よく知らなかった事に気付き、

少し調べてみました。

1913年生まれで、1938年に26歳という若さで亡くなっています。

その短い生涯の中で1000首もの歌を残していますが、とても複雑な事情があったようで

ろくでなしの父親に愛想を尽かし一人で飲食店を切り盛りしていた母親を、17歳の時に脳溢血で亡くします。

その後、兄妹達の面倒を見るために家業を継ぐことになった、きちさんは

知的障害のある兄の面倒をみながらも、また店に出入りする18歳も年上の地元の妻子ある男性との恋愛に悩み

元々、成績優秀で真面目な性格が自分自身を許せなかったのか、

それとも働いても働いても楽にならない世の中に嫌気がさしたのか

26の時に、兄を道連れに青酸カリで服毒自殺…


その時に着ていたきちさん自身が愛用のミシンで作った純白のウエディングドレスのレプリカが
歴史民俗資料館の展示室にあるのだとか…

知れば知るほど、なんだか哀れで切ないです。
(T ^ T)


今回は時間の都合で資料館の中まで見学できなかったのですが、

次回、川場を訪れた際は、ゆっくり展示室を回ってみようと思っています。




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川場田園プラザ

2015-07-19 16:41:14 | まちづくり
ファミリーで、大賑わいの川場田園プラザです。




数多い「道の駅」の中でも、ここは特別人気のスポットだそうで、

駐車場も朝から満杯、県外客の取り込みに成功している様子が窺えます。

アルバイトらしきスタッフも多くて
若者の雇用促進にもひと役かっているようです。

パン工房からビール工房なども地元で採れた原材料を使用し

レストランでは、もち豚と養殖のギンヒカリをメインに取り入れたメニューが人気、

お値段は少々高めですが、新鮮な食材を吟味して丁寧に作られている印象を受けました。

割り箸まで国産の集成材を使用?

こだわりが感じられますね!




このニジマスの高級ブランド魚ギンヒカリを養殖している場所を探して、

周辺をドライブしてみると

川場田園プラザから、約5分のところ…



美味しい川場の湧き水汲み場の少し先に



ありました!



たぶん、ここですよね?

よ~く見ると…




こっちは稚魚がウジャウジャと集まり

黒い輪になって見えます。





ちなみに、一匹丸ごとだと7000円くらいだとか…。(^^;;



イベントも、盛りだくさん





川遊びも釣り堀も楽しめます!




川場村は、食べどころも見どころも多く一日中いても飽きません。

次回は、ギンヒカリの押し寿司(2人前1700円)
が売り切れないうちに来ようと思います。
(^^;;




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脇役女優の魅力

2015-07-17 10:44:24 | 最近の話題
最近の朝ドラで


ちょっと気になる女優さんがいます。


主人公「まれ」のライバル…

一子さん役…

最近は人気ブロガー「ワンコさん」の女優さんです。

ドラマの中の最近の一子さんの心情が、

わざとらしくなくて、自然な印象で表現されているように思います。


「まれ」のような優等生タイプの子に対して素直になれない、

揺れ動く気持もよく伝わってきます。

今日の複雑な表情も…。


最近は、主役より目立っているかも…(^^;;



キャピキャピの笑顔も、もちろんイイのですが

意地悪な顔や小悪魔的な表情が、とってもイイですね!

お顔立ちもクドくない印象なので、

きっといろんな役がこなせるのでは?


将来が、楽しみです。









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ピエールの勘違い

2015-07-17 10:13:20 | Diary
何を思ったのか


もう咲き終わって2ヶ月も経つというのに


また、咲き始めました。


ピエール・ドウ・ロンサールです。





移植したのが昨年9月末…土がよほど気に入ったのでしょうか?


それとも、この不安定な気候のせいでしょうか?


蕾がたくさん…




一季咲きの予定ですが…。



勘違いも、ほどほどに。(~_~;)


アンジェラも咲いていますが、こっちは四季咲きですので不思議はない?

でも、2、3日前の猛暑のせいで元気がありません。





トウモロコシとトマトは、そろそろ食べ頃で




特にトマトは豊作です。





色はイマイチだけれど、味はよくトマト特有の香りが強いのが特徴です。


桃もたぶん食べ頃でしょうが、実父と私と野鳥との三竦み状態…




さて、最初に食べることができるのはダレでしょうか…。



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幕間の鳴物

2015-07-17 08:51:10 | 音楽
この前の日曜日

日舞の会のお師匠さまから、
発表会のナレーションのご依頼を頂き

務めて参りました。

実は、こう見えてもワタクシ…

実母の勧めで小学校6年までは、日舞を習っていたのでございます。(^^;;



音楽は和洋を問わず、聴くのが大好きですが

今回は、特に感動致しました。


なぜなら…


私のナレーションコーナーのすぐ後ろで、

生演奏を聴くことができたからでございます。

最初は、ビックリしました。

だって、舞台下手袖にセットしてある鳴物打楽器は本番で使用するために置いてあるだけかと思っていたのです。

そうではなく、下手で演奏するものだったのですね。

演目が終わった後の幕間の砂切…(シャギリというのですね)

太鼓と笛で軽快に演奏され、短いスポット的な音楽ではありますが、


とっても小気味よいリズム…が気持を高揚させてくれました。


今回の発表会は、箏曲も新内も長唄も…すべて生演奏で

(地方連中…という専門用語で呼びます。)


衣裳も豪華で、メインの踊りも素晴らしく、見所の多い舞台でしたが


袖にいながら、間近で


生の音楽を聴くことができるのは何より嬉しいことです。


くれない会の皆さま、地方連中の皆さま

鳴物の皆さま、


ありがとうございました。m(_ _)m















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暑さ負け

2015-07-16 07:43:07 | Diary
ここ数日の猛暑で

ついに負けました…暑さに。(~_~;)


ここ数日

めまい・吐き気・倦怠感と闘っていました。


不思議な症状で、

一時は、めまいがひどくって、ダメかな…と、思いきや

絶対に、這ってでも行く!

と思えば、なんとか仕事にだけは行けるのです。


ただ、仕事先で、せっかく出していただいた美味しそうな、

お弁当も食べられない状況で…それは残念でしたけれど

絶対にトチってはけない長時間のナレーションの仕事もポカリスエットと塩飴だけで、持ち堪えたし


館林39℃越えの日は炎天下の中、県外出張も無事に終えて帰って来ました。


お陰で、逆に自信がつきました。


( 私、まだやれるわね )

…と。


でも、さすがに仕事がオフだった13日は

朝からダウン


起きた途端に天井がグルグル回る回る…(◎_◎;)


夫は、怠け病だろう…と言いますが


間違いなく「暑さ負け」というヤツです。


熱中症と似てはいますが、少し違うようで


私の場合は、どうやら、自律神経とも関係しているようです。


皆さまも、お気をつけくださいね!









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女優の品格

2015-07-12 06:31:07 | 最近の話題



歩き方一つでも、

( あぁ…やっぱり違う )

…と感心したのが、昨日の地元新聞社主催講演会でステージに登場した

富司純子さんの第一印象。


スリムなグレーのパンツスーツで颯爽と登場した有名女優に


会場から、感嘆のため息が漏れました。


姿勢はもちろん、その足運びがとても美しくて

つい見惚れてしまったんです。


多くの芸能人やタレントさんを目の当たりにした際、

観客は、自分のイメージとホンモノの印象を無意識のうちに比較しますが

こんなにも、良い意味でイメージを裏切られるケースは少ないのかもしれない…


何しろ、あの「お竜さん」でもなければ
「3時のあなた」の寺島純子さんでもないし

つい最近、TVで放映された「紅雲町珈琲屋こよみ』の、お草さんでもない…

まるで、女子学生のような若々しさで

観客を圧倒したのでした。


そして、その若さの原因が

コメントの中にありました。

今後の映画出演について訊かれた時の答えです。


「自分の知らない自分を見つけ出してくれる仕事がしたい…」


あらゆるものへの興味と好奇心こそ…が、

若々しさの理由なのですね!


それに加え、とてもマネできない洗練された立ち居振る舞い…


さすが、です。


美しい歩き方で、颯爽と退場された後も


会場には、品の良い空気が、そこはかとなく漂っていました。






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霧と話した

2015-07-09 08:01:05 | 音楽
わたしの頬はぬれやすい

わたしの頬がさむいとき…♪



「少し肌寒い朝です」


…と書こうとして、


そういえば昔、先輩アナから

“肌寒い”…は秋口に使う言葉だよ、

と、指摘された事を思い出しました。(^^;;




「少し、ひんやりとした朝です」




霧雨に濡れた樹々がみずみずしい…












表面張力の妙技⁈





クモの巣だって芸術品




雨を鬱陶しいと思う日もあれば

植物の潤いを優しい視線で見つめる日もある


……


♪ わたしの心は揺れやすい…

(^^;;





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