声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

“農家の長男”限定

2013-04-16 22:51:50 | まちづくり
今日は私の住む町から車で10分の大胡町の歴史研究会の方々と仕事でご一緒しました。

前橋の中心部から約30分、かつては城下町として栄えた大胡地区には、

小高い丘の上に登れば、町が一望できる城跡があり、
建物は無くても至る所に組み合わせた大きな石や、
枡形門などが当時の面影を残しています。

すぐ近くには大胡神社、そしてかつての城主であった牧野氏の墓所のある養林寺という桃山時代から続く寺もあって、
普段何気なく訪れていた私にとって
新たな発見ばかりでした。

以前から、この地域に無形文化財の
太々神楽という伝統芸能がある事は
2001年の国民文化祭の時に一度だけ観て知っていましたが、

ここ十数年は、あまり話題に上る事がなく、不思議に思っていたところ、
その原因がわかりました。

どうやら、後継者の問題があるようです。

お神楽を舞うのは「農家の長男」という決まり事があるのだとか…。

農家に長男がいなくなった…と研究会の方々はタメ息をつきながら話してくれましたが、

それなら決まり事を変えればいいじゃないか、どうせなら「女人禁制」なども撤廃して…と思ったりもしますが
それには、様々な問題があるようです。
地元の方々が昔から大切に受け継いできた慣習を無視する事になるからです。

伝統を守る…という事の難しさを改めて知った思いがします。(~_~;)

立派な大胡神社境内の神楽殿には内部が外から見えないように真新しい板が打ち付けられていましたが、

今は舞われる頻度も少なって、まさに存続の危機にある事を、象徴しているかのような佇まいでした。

太々神楽の紹介

http://www2.gunmabunkazigyodan.or.jp/cgi-bin/item.php?id=67



こちらは、
法然上人からの御返書を読む大胡太郎実秀




清水由美 




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上州弁かるた | トップ | 忙しい…は言えない »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
粕川町の月田のささら (松村安雄)
2013-05-04 22:19:13
大胡町の太々神楽の話題を拝見しました。隣の「粕川町」にも 「月田のささら」 という獅子舞があります。
もう取材済でしょうか? かなりの歴史ものみたいですよ。
  http://www2.myg.or.jp/wordp/?p=424
  
返信する
Re:粕川町の月田のささら (yumi)
2013-05-06 00:44:14
随分前になりますが、「国民文化祭ぐんま」
で、伝統芸能を取り上げて披露していたような…。
返信する