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このところ、寝る前にYouTubeの音楽を聴くのが習慣化している。
目を閉じて音楽だけ聞いていると、いつのまにか寝入ってしまう。
ところが昨夜は、
いきなりのCMに安眠妨害されてしまった。
見れば、
《年金◯万円のシニアのひとり暮らし貯金通帳公開》
などと言うWebページに飛んでしまっていた…
昼間みていたページの関連のようだ。
シニアの間で年金の少なさをネタにしたYouTubeが流行っている。
中には80代の女性が日々の暮らしをyoutubeに投稿しているものもある。
昨夜の《年金◯万円の貯金通帳公開》編なんて再生回数30万回…
驚くべき数字ではないか!
私もYouTubeをやっているが一番バズったのは愛犬が遊んでいる動画で6万3千回、
それ以外はせいぜい100回程度だ。
いつも見てくれるのは親戚と知人友人、
犬に興味のない人は見ないし、
素人の作った動画なんて余程の事がない限り、見ないのが普通だ。
そもそも投稿の目的が違うのだ。
私の場合は、単なる自己満足であり趣味の1つに過ぎないが、
YouTubeで収益化するのには、そのために相当な時間を費やさないといけない。
スマホに最初から付いていたオマケのアプリで、
半日もかけずにテキトーに作っている動画とはワケが違うのだ。
YouTuberの皆さまのは、
カット割りもネタ探しも凝りに凝って作られている。
だいたい10分を超える動画が多いのは、
途中でCMが入ることを想定して作っているからだとか。
そのCMがYouTuberとしての収益になるのだそうで、
それなりに時間をかけて作るだけのメリットがあるわけだ。
ところが、
最近、そのユーチューバーさんたちの動画を見ていて、ふと思うことがある。
こんな事まで公開して大丈夫なのかな?
と。
もしや、コレは真実ではなくて再生回数を稼ぐための演出では?
と感じる部分も多いのだ。
人間誰しも、いきなり注目されるようになると、
別人のように変わってしまうことがある。
メディアの世界では当たり前だし、もともと承認欲求の強い人ほど変わるものだ。
それは、決して悪いことではない。
問題は、注目されるようになるとサービス精神からか、
どんどん自身のプライバシーを公開しはじめ、
顔出しなしの匿名とは言え、歩き方のクセなどから、
個人を特定される危険性があるのではないか?
と言うことだ。
なぜなら、
個人を特定したくて調べる人はたくさんいるから…
有名人ならともかくとして、
一般人が何十万回もの再生回数を稼ぐことは、それなりの危険性をはらんでいる。
それゆえに、最初のうちは事実のみを伝えていたものが、
再生回が増えてCMスポンサーが付き、
収益を得るようになると、
内容もだんだんとエスカレートしていき、より面白くしようと思い始める…
そして、事実とは違う内容を加えてしまう。
それによって投稿動画は虚実混淆となる。
人気動画には、そんな脚色を加えたものも多く存在するのだ。
脚色もアリだと思って楽しむことにしよう。