声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

猫のしっぽカエルの手

2018-11-25 05:54:54 | Diary
病気になると、ものの見方が変わるらしく、

ここ数日は、民放TVのCMが煩く感じる事が多い。


そんな時は、即、Eテレに切りかえる。


昨日は、偶然みた番組でベニシアさんが出ていた。

住まいの京都の古民家で、

年季の入った箪笥を自家製ワックス?で磨きながら、

今でも、それを作っている東北の箪笥職人を訪ねることを思いつくという設定…。


実際に岩手の箪笥職人を訪ね、
その手の込んだ芸術的な箪笥の製作過程を見る…

丁寧に作った箪笥の美しさと、

伝統を受け継ぐ若い職人たちの技術には、

ベニシアさんだけでなく、TVを観ているこちら側も魅了される。


その後、遠野を訪れ1組の夫婦の生活を紹介するのだが、

見ているうちに私は、

その夫婦の自然の中での暮らしぶりに甚く感動した。


古い着物を割いてひも状にし、
それを織ってジャケットを作る妻、

木の皮を乾燥させ短冊状に切り、
それを組み合わせて手作りのカゴを作る夫、


日々の食事の材料は、自分たちの山を散策しながら探す…

夫婦仲良く出かけた先には、大きな原木シイタケ…


それらを使って作る地元の素朴な“すいとん風”の郷土料理に、

ベニシアさんは舌鼓を打つ…

( 美味しそうだ… )


まさに、

「お金をかけず、日々を丁寧に暮らしている」のだ。


世の中には、

財力にものを言わせてベルサイユ宮殿を貸し切り結婚式を挙げる夫婦もいる…

何十億もの蓄財があっても足りず、
貪欲にガツガツと忙しく世界中を飛び回る人間と、

田舎で自然に囲まれて、ゆったりした時の流れの中で生きる人たちと、

どれ程の差があるのか…と考える。


少なくとも、遠野で暮らす夫婦の顔には、
人を裏切るような邪悪さは感じられない…


“生き方は顔に出る”

と、改めて思う…


退院したら、

あの遠野のご夫婦を見習って

心豊かに、日々を丁寧に暮らしたいものだ…。
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