声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

結党!老人党

2017-06-25 09:43:56 | 映画・ドラマ



脇役で有名な笹野高史さん主演のドラマ。


ストーリーはわかりやすく

職業差別、女性蔑視など社会風刺的な要素や

腐敗政治に対するアンチテーゼも盛り込んではいますが、

そこは軽めで、

あくまでもコメディとして楽しめるような内容です。


たった一人の辻立ちから、

支持者が集まり始め、結党へと進むシーンまでは

スピードが速すぎて少し端折りすぎの感もありますが、


政党の作り方や、

選挙の戦い方、

特に、政治の素人が

“何のために政治家を目指すのか”

延いては、

国会議員の資質とは何か…

などを観るものに考えさせ、

これから政治家を目指す人にはタメになりそうな
ドラマです。



定年退職後にやる事がなくて

家でボーッと過ごしていた主人公が

世直しのために

一念発起して、

国政選挙に挑もうとする…


そこで、

自分がなぜ議員になりたいのかを

自問自答しながらノートにコツコツと記し

街頭演説の台本も、消しゴムと鉛筆でセッセと書き綴る…


そんな生真面目で不器用な主人公の姿に共感して、

老後のために貯めた二千万もの大金を迷いもなく差し出す妻、

応援する息子と元嫁、

バラバラだった家族が一致団結する…

その姿には、清々しさを感じます。


超高齢社会を逆手にとって

“高齢者は失うものがない、だから何だってできる…”

その潔さにも好感が持てます。


順調と思えた選挙運動もラストに近づくと、
色々なアクシデントに巻き込まれますが、

ここも端折りすぎて、少し物足りなさを感じました。



それにしても

最後に、ちょっとだけ出てくる芦田愛菜ちゃん…

このドラマの時は、2、3歳くらい?

セリフはたったひとことですが、

それが、とても可愛いらしい…。


議員の資質云々が取り沙汰される昨今ですが、

このドラマのように

私利私欲に走らず、

思いやりがあって

確固たる志しを持った人に

出ていただきたいものだと

観終わった後で、つくづく思います。


都議選も、スタートしましたね。


しみずゆみ 🍀























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