声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ターミナル

2017-03-30 08:54:15 | 映画・ドラマ


もし、

海外旅行に出た直後に、母国で戦争が起きて帰れなくなったとしたら…

しかも、空港に到着したものの入国審査で許可が下りず、

そのまま、ずっと足止めされたとしたら…

どうするかな??


…そんな主人公の思いを共有しながら観ました。



つい最近、

『今日、ホームレスになった』

という本を読んだばかりの私は、


( 空港は、けっこう快適かもしれない…)

…と思います。





寒さや暑さを考えれば、

空港は、水も飲めるしトイレにも行けるし

ロビーにはソファもあるし…

人間ウォッチングには、事欠かないし…


食べ物さえあれば、一ヶ月くらい平気かな…。
(自衛官時代の野営より、マシ…)

なので、空港で暮らすこと自体は

公園などの屋外より、ずっと安全で快適ではないかと思います。


映画の主旨は、

そこで暮らしていけるか否か…などという事ではなく、

主人公の純朴な性格や人への思いやり…

それに対して、

最初はバカにしていた空港の管理者や、空港で働くスタッフたちの優しさや人情です。


映画ではJFK空港でしたが

この映画の元になったと言われているイラン人男性が暮らしていたのは、

シャルル・ド・ゴール空港…

原作の通りだとストーリーが成り立ちませんね。

JAZZが好きだった亡き父親の願いを叶えるため…、

という孝行息子のお話しですもの…

どうしてもNYでないといけないのです。


エンドロールには、

キーワードの“サイン"になぞらえて

主演のトム・ハンクス
キャサリン・ゼタ・ジョーンズらの自筆サインが流れます。

にくい演出です。


そして、本物のJAZZプレイヤーたちも出演しています。

ベニー・ゴルソン本人も登場し

『Killer Joe』を演奏する場面で

トム・ハンクスの眼に込み上げてくる涙が光るシーンには、

観る側もウルウルします。


なので、☆4つ。


しみずゆみ
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 総理の言葉 | トップ | 新年度スタート🌸 »
最新の画像もっと見る