声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

イクメンの証明

2016-02-20 13:23:09 | Diary
ここ数日は、旅行の余韻に浸っている暇も無く…相変わらず落ち着きのない日々を過ごしております。

私のような仕事をしていると、休んだ分は当然働いて取り戻さなければなりません。

そんなわけで、この数日、県外出張で家を留守にしておりました。


昨夜も東京駅を19時前発の新幹線に飛び乗ったのですが、

その車内で、一組の気になる親子を見つけました。

ウィークエンドの新幹線は、平日と違いファミリーも多くて、人間ウォッチングのネタ満載です。


昨夜は、私のすぐ左斜め後ろの座席に

2、3歳くらいの男の子を連れたビジネスマン風の30代半ばの男性が座っていました。


お弁当を二つ、前のテーブルに置いて、これから夕飯なのでしょう、

男の子が、なにやら父親にしきりに話しかけていました。

2、3歳にしては、しっかりした話し方だったので、つい振り向いて

( どんな子かしら?)と見ていると、

とても賢そうな、やや大柄で目のくりっとした男児でした。

「パパ、アシャマ(あさま)まもなく…ハッシャだってよ」

「はやいねぇ、アシャマは…」

お弁当を食べ始めてからは、

父親の膝の上に座って、食べさせてもらいながら、

「うめぼしぃ、オイシイ?」

「コレ、フチ(蕗)オイチイよ、パパ、たべる?」

可愛らしい声で父親と会話しているのが聞こえてきます。

父親も静かな声で、毎回それに丁寧に答えている様子でした。

会話が成り立っていて、つい微笑んでしまいました。

こう言う時の私は、

(この親子、どういう事情で新幹線に乗っているのかな?)

と様々なシチュエーションを想像します。

①母親が里帰り出産していて、弟か妹が生まれたので、これから会いに行く。

②父子家庭で、週末に長野に住む父方の祖父母に会いに行く。


雰囲気と会話の内容から①ではなく②の可能性が大だと思ったのは、

男児の口から「ママ」という言葉が出てこない代わりに

「◯◯◯のオジーチャン」
「◯◯◯のオバーチャン」

という言葉が何度か出て来たことからです。

お話が上手なのは、相手になってくれる「人」がそばにいるからでしょう…

もしかしたら、

パパがいつも真剣に男児の話相手になっているからかもしれませんね。

一生懸命に子育てしているのは、

膝の上の我が子に、お弁当のご飯を上手に箸で運んでやり、

そのご飯の塊を、毎回パックンと嬉しそうに食べている男児の表情からも窺えます。


思わず、

( ガンバレ!イクメン‼︎ )

…と、

心の中でyellを送る私なのでありました。


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