声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ドーベルマンの件

2022-05-20 14:59:02 | 報道 ニュース ワイドショー
いやはや…呆れた。

ドーベルマンの飼い方が悪いからって、勝手に連れ出すのはダメでしょ?

これだけ世間を騒がせてしまって、
ウソをつき通せなくなったのかな?

先週金曜日に、

獣医師の野村潤一郎さんの《ドーベルマンは飼主に忠実で本来、人に対しても攻撃的な犬ではない》

との記事を読んだばかりだけど、

逃げたのではなく、
盗まれたと言うのなら辻褄が合うわけだ。

しかし、
盗んだのが動物愛護団体のスタッフだったなんて…、

いくら可哀想だからって…
盗みはダメでしょ。

飼い方に関して、劣悪な環境だと言うのはあくまでも主観であって、

必ずしも、犬達にとっては劣悪かどうかはわからないこと。

79才という飼主の年齢から考えてみても
家の中での多頭飼いは無理がある。

狭い庭で繋いで飼うというのは、
やむを得ない事だったのかもしれない。

多くの動物愛護団体では大型犬の室内飼いが当たり前だが、

もし私の父が健在だったら、
Halの里親にはなれなかったかも…と思っている。

私の実家では永年、ポインターやセッターなどの大型の猟犬を飼っていたが、
彼らは皆んな家の外に造った大きな犬小屋で飼われていた。

昭和3年生まれの父には犬を家の中で飼うと言う概念はないのだ。

それでも犬達は父を慕い懐いていた。

子供の頃の私は父に叱られると、ふてくされて犬小屋に入って犬たちと一緒に寝たものだ。

ミッチーもマックもロッキーも皆んな優しかったが、
いざ山に入ると父の片腕となり大活躍する猟犬だった。

夫の実家も、永らく雑種の中型犬を飼っていたらしいが、やはり外犬だった。

昭和1桁生まれの義父母にも室内で犬を飼う概念はなかったのだ。

当時は、それが普通だった。

いつ頃から犬を室内で飼うようになったのだろう。

空前のペットブームで
家族の一員としての存在が当たり前のようになっている昨今、

人間の思い込みで犬たち家に閉じ込めてしまっているケースもあるのではないかな?

今回の事件は、
『自分達の思う飼い方ではないから犬が可哀想だ』
という思い込みがエスカレートした結果だと思う。

ペットへの愛情のかけ方は、人それぞれそれで、
飼い方も必ずしも室内飼いがベストだとは言えない場合だってあるだろう。

動物愛護の精神は大事だが、

例えば保護犬の場合、
そのハードルの高さによって引き取りたくても無理というケースが出てくる。

《室内飼い》が条件である事で諦めざるを得ないのだ。

《室内飼い》が条件でなければ、里親のハードルは低くなるし、
殺処分を逃れる犬も増えていくのではなかろうか。

いずれにせよ今回の事件のようなエスカレートした保護活動はいただけない。

もう少し柔軟な対応はできないものか…な。

(~_~;)








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