人生の幕引きの仕方には決して共感できないけれど…
魅力的な人だったに違いない。
今日で生誕115年らしい…
亡くなったのが、39歳の誕生日直前だから
かれこれ、死後76年?
この作家の『死』の記事は、新聞にもデカデカと載ったらしいが、
私が知っているのは、その死の数日前だったか…大宮の知人宅を訪ねた際、
電柱の影で静かに佇んでいる作家を目撃したという人の話だ。
確かあれは、
今から十数年前に隣県のボランティアガイドさんから聞いた話だ…
薄暗い電灯の下で、何か思いに耽っているようだった…と。
その時の情景は、私にとって想像でしかないのに、
なぜかとてもリアルなものとして脳裏に焼き付いた。
久々に『桜桃』を読んでみた…
15分程度もあれば読める短編だ。
著作権は切れているが、やはり朗読するには抵抗がある…
放送禁止用語や差別用語も出てくるし、
人前で読むには引いてしまうような表現もある…
中学時代に読み始めた時は、
よく理解できずにいたが、この歳になって読むと非常に味わい深い…
さてと…
私の【涙の谷】は…
どの辺りだったかな?