声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ささやかな楽しみ

2019-09-13 07:11:57 | Diary
昨日は3ヶ月に一度の定期健診の日。


先月の蕁麻疹騒ぎ以来なので、

血液検査で何か出たらイヤだなぁ…と思いながら、

ちらっと不安が掠めたが、

結果は異常なし。



早めに行って13:30に採血してもらい

担当科で待つ。


2時過ぎの予約だったのが、3時を過ぎてしまい、

主治医の診察が終わったのが、午後4:30。


次回は術後一年の検査をするとのことで

看護師から説明を受けるのを待つ時間も含めて

結局3時間近く病院にいたことになる。


先月の蕁麻疹の際の皮膚科では予約なしで4時間、

今回は、予約していて3時間…

診察は、たいてい5分以内で終わる。


患者は“待つのが仕事”だ…と、つくづく思う。


待ち時間を充実させるために文庫本を持参したり

採血室に置かれていた小冊子にあったジグソーパズルを解いたり

いろいろやってはみるが、

待合の時間を充実させるのは、なかなか難しい。

そもそも、集中して何かができる環境ではないのだ。


“楽しみ”を期待すること自体が間違っているのかもしれないが、


実は、

この通院にも、最近、ささやかな楽しみができた。


産まれて一か月くらいの赤ちゃんを抱っこした若い夫婦と“背中合わせ”になる事があるのだ。

生後1ヶ月の健診だろうか?

向かい側が、産婦人科の受付なのだ。


「先月の今頃なんだよねぇ…」

と感慨深そうな若い母親の声が聞こえてきた。

隣で赤ん坊を抱っこした若い父親が頷く。

慣れてないのか、その抱き方は見るからにぎこちない。

父親の腕の中で、小さな赤ん坊の手足が動いているのが見える…

柔らかな髪の毛に覆われた小さな頭が動く…



深刻な病を抱えた患者の多い外科外来と

赤ん坊を抱えた若い夫婦が訪れる産婦人科外来とが

待合室で背中合わせに座る構造になっていることに気づいたのは、

術後に通院するようになってからだ。


意図的に、そうしたのかな?


偶然にしても、

産まれたばかりの小さな命を近くで見るのは、

本当に良いものだ。

だって、

彼らは希望の光なのだから。


今夜は中秋の名月のはずだけど…

今朝は曇り。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする