声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

お姫さまスター

2018-05-20 05:27:07 | 最近の話題
ロイヤルウェディングの中継後

明日は早起きしなきゃならないから
もう寝よう…と思っていたら、またもや訃報が
飛び込んできた。


“朝丘雪路さんが、4月27日にアルツハイマーで亡くなっていた”


星由里子さんに続いて朝丘雪路さんも…。

一瞬、あの色っぽい目元が浮かんだ。

同時に、

朝丘雪路さんと言えば、日本画家の伊東深水を父親に持つお嬢様で、

子供の頃から“蝶よ花よ”と育てられ

実家には、いつも“ばあや”がいて、箸より重いものを持った事がない

ホンモノの“お嬢様”だったことを思い出した。


結婚式の打掛も、伊東深水の絵で彩られ
それは当然、世界に1つしかない芸術作品だったし、

何より、お嬢様だという事はTV出演の際のおおらかな発言でも明らかで

それを証明するエピソードは、数限りなく

あのオシドリ夫婦と呼ばれた夫の津川雅彦さんの話からも想像できる。


あれは、津川氏がオーナーを務めていた
“こどもの城”が経営難に陥った時のTVでのインタビューでの事だ。


「ある日、ごめん…自宅を抵当に入れたんだ、とユキエに言ったらね、彼女“ふうん”と言っただけだったんだ…」

そう言って津川氏は、TVカメラの前で言葉を詰まらせ涙を拭った。


すごく太っ腹な、ステキな奥さんなんだなぁ…
美談だなぁ…と驚いたが

その直後で、


もしや、今のは

“抵当に入る”という意味が、根っからのお嬢様の朝丘雪路さんには、わからなかったのでは?

と、思ったことを憶えている。


話題に事欠かない芸能界でも、インパクトの強い存在だった。

あの誘拐事件で注目されたご長女が、もう44歳とは…。


女優、司会者、歌手としてもマルチの活躍で

不思議なのは“お嬢様”ぶりが嫌味でないところ。

ホンモノのお嬢様には、

生れながらの品格が備わっているためか、
何を言っても嫌味に受け取られないものだ。


♩雨がやんだらお別れなのね♫

と歌う時のハスキーボイスも魅力的で、

大輪の薔薇のように華やかで素敵な人だった…。



ビブレバカンスが咲きました。







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