久しぶりに500頁の長編を読みました。
毎晩、寝る前に少しずつ読むつもりが、
途中から展開が気になって昨夜は一気に350頁を読み、
先ほど、残りを丁寧に読み終えました。
同時に、浮かんだのは
晩秋から冬にかけての軽井沢の街並みでした。
今日は、皇后さまの81歳のお誕生日だとか…
天皇皇后両陛下の出会いの場として有名になったテニスコートから
室生犀星の旧居へ向かう道沿いにあった
ダルマストーブのある「きゅうかる」という名の喫茶室。
窓から見えたのは、何年も前から住む人のいなくなった朽ち果てた廃屋…。
シンシンというストーブの上のケットルから上がる蒸気の音だけが室内に響き渡り、
女主人が入れてくれたコーヒーをすすり、静かに流れる時間を味わう…
手製の焼き物のカップは2つとして同じものがなく、
独特の歪さが個性を放つ…見るからに手作り感満載のギャラリーの棚には、
幾つも並べられた手製のカップの形と色が
殺風景な室内の一画を賑やかに彩り、
額縁のような窓枠から見える廃屋が、まるで大きな“絵”のように見えた不思議な空間によく似合っていて
それが気に入り、何度も訪れたけれど、
いつ頃からだったか、
喫茶室は閉店してしまい、
もう二度と、あの静寂の時間を得る事が叶わなくなってしまいました。
この「モンローが死んだ日」には
私の知っている“軽井沢”が描かれています。
この物語に出てくる心の拠り所を求める大人の男女に相応しい場所も…
もしかしたら、あるかもしれない…
急に行ってみたくなりました、軽井沢に…
毎晩、寝る前に少しずつ読むつもりが、
途中から展開が気になって昨夜は一気に350頁を読み、
先ほど、残りを丁寧に読み終えました。
同時に、浮かんだのは
晩秋から冬にかけての軽井沢の街並みでした。
今日は、皇后さまの81歳のお誕生日だとか…
天皇皇后両陛下の出会いの場として有名になったテニスコートから
室生犀星の旧居へ向かう道沿いにあった
ダルマストーブのある「きゅうかる」という名の喫茶室。
窓から見えたのは、何年も前から住む人のいなくなった朽ち果てた廃屋…。
シンシンというストーブの上のケットルから上がる蒸気の音だけが室内に響き渡り、
女主人が入れてくれたコーヒーをすすり、静かに流れる時間を味わう…
手製の焼き物のカップは2つとして同じものがなく、
独特の歪さが個性を放つ…見るからに手作り感満載のギャラリーの棚には、
幾つも並べられた手製のカップの形と色が
殺風景な室内の一画を賑やかに彩り、
額縁のような窓枠から見える廃屋が、まるで大きな“絵”のように見えた不思議な空間によく似合っていて
それが気に入り、何度も訪れたけれど、
いつ頃からだったか、
喫茶室は閉店してしまい、
もう二度と、あの静寂の時間を得る事が叶わなくなってしまいました。
この「モンローが死んだ日」には
私の知っている“軽井沢”が描かれています。
この物語に出てくる心の拠り所を求める大人の男女に相応しい場所も…
もしかしたら、あるかもしれない…
急に行ってみたくなりました、軽井沢に…