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12月26日(日)静かな朝

2010-12-26 11:31:46 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
12月26日(日)静かな朝

昨日終日降り続いた雪がやんで今朝は太陽がまぶしい。一面の雪が光を反射して部屋の隅々まで明るく照らしている。朝日に暖められた雪が木々の枝から次々落下して雪煙を上げ、屋根から滑り落ちる雪はズシンと重そうな音を響かせている。

積雪は7cmぐらいある。食べごろになったユキナもすっかり雪に覆われてしまった。この雪で小鳥が食べ物探しに苦労しているようだ。ヤマガラもスズメも餌場の近くで待っていた。不思議なことに今朝はカラスの鳴き声が聞こえない。いつもなら薄暗いうちからうるさいくらいなのに、どうしたのだろう。賢いカラスのことだから、雪が積もった朝は慌てても仕方がないとおとなしくしているのだろうか。

ネコは寒さが苦手のはずだが、野良ネコは自分で食べ物を探す以外にないから、今朝も早朝から歩き回った形跡がある。その証拠が幾筋もの足跡になって雪の上に残されていた。彼らにとっていつも生ゴミを捨てている穴は優先的な巡回先になっているようだ。

雪が積もった朝は静かである。ふわふわした雪が音を吸収するからだろう。風向きにもよるが幹線道路を走る車の音も今朝は聞こえない。日曜日で車が少ないせいかもしれない。

雪が降らなくてもむかしの町は静かだったなと思う。子どものころは仙台市の旧市街地に住んでいたが、自動車も市街電車もめったに通らないから機械的な騒音はほとんどなかった。それだけに納豆売りの声や豆腐売りのラッパの音が遠くまで聞こえた。

銭湯からの帰り道、凍てついた路面に当たる下駄の音が「カランコロン」とよく響いたのも周りが静かだったからだろう。濡れたタオルが家に帰り着くまでにカチカチに凍った。しんしんと冷えた冬の夜の思い出である。