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12月18日(土)米誌TIMEの回顧

2010-12-18 11:11:05 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
12月18日(土)米誌TIMEの回顧

昨日のこの欄で今年の出来事を大雑把に振り返った。全世界に目配りしている米週刊誌TIMEも20日号で写真による1年の回顧をしている。編集者はどんなことを記憶し関心を示したのだろう。

まず第一に掲げられていた写真は瓦礫の中から必死に這い出そうとしている女性の姿である。説明には1月12日マグニチュード7の地震がハイチの首都ポルトープランスを襲い、10万人以上の死者を出したとある。

次は海を覆い尽くした原油の皮膜の写真。説明は6月7日メキシコ湾で掘削中の油井から原油が流れ出し海を汚染したとある。この事故で漁業にも大きな被害が出た。

第三はチリの鉱山で生き埋めになった33人の労働者のうち、8月23日に最初にビデオ映像が捕らえられ生存が確認されたフロレンシオ・アバロス(31歳)の顔。70日後に全員救助されたとある。

以上三つはいずれもアメリカにとっては庭先みたいなところで起きた事件だから大きな関心を持つのは当然である。

次いでTIME誌は目をアジアに転ずる。写真には水が溢れた道路を歩く一人の男が移っている。対向してくる自動車のヘッドランプの光で男が跳ね上げる水しぶきが光っている。8月1日パキスタンを襲ったモンスーンの雨による洪水の写真である。

アジアが出てきたから日本も話題になるのではないかと期待したが、結果は空振り。世界的視野で見れば日本には取り上げるに値する出来事はなかったことになる。何も米誌が相手にしてくれなくても構わないけれども、政治の混迷も経済の泥沼も普天間の移設問題も日本国内のローカルな問題で、世界の耳目を集める問題でなかったことは否めない。台頭著しい中国も、人騒がせな北朝鮮も取り上げられていないから、まあいいか