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聖竜の姫巫女・第Ⅲ部-2-

2012-01-09 | 創作ノート
※使用させていただいているイラストは、幻想素材サイトFirst Moon様のものです。利用規約を守らず転載or再配布したりされないよう、よろしくお願い致します。


 第2章、カーディル王立図書館を更新しました♪(^^)

 まあ、ここからはミュシアたちのターンということになります。今回の章の中で、<聖竜の秘宝>は過去に三度使われているらしい……ということが明らかになっていたり。

 聖ルシアス歴1189年に聖都が滅んだという年号が第Ⅰ部の終章に出てきてるので、何か矛盾を感じられるかもしれないんですけど(^^;)、これは<聖竜の秘宝>が使われるたびごとに年号が0に戻って新しくされる、ということなんですよね。

 辺境の国々については、とりあえず名前が出てくる程度ではあるんですけど、聖五王国とそうした国々の違いっていうのは、聖ルシアス王国とそれを囲む四王国だけは、これまで何があっても約四千年以上もの間滅びることがなかったっていうことだったり。

 長い歴史の中で色々あったにしても、<聖竜の秘宝>と姫巫女だけは途絶えることなく、その姫巫女が「聖竜の末裔」として認めた者だけがルシアス王国の女王や王になり続けてきた、というか。

 あと、これはかなりどーでもいいことなんですけど、第Ⅱ部の第Ⅲ章、白蛇女王の館で、ヤスミンカちゃんちは石造りってことになってます。んで、今回の第Ⅰ章でわたし、石造り=耐火性があるって書きました。なので、この部分に矛盾を感じる方がいらっしゃるかもしれないんですけど……ヤスミンカちゃんはもともと、木造の豪華なお家に住んでたんですよね。んで、そこが燃えてしまって、木造家屋は火事に弱くて駄目ね☆ってことになり――次に石造りの家を領主さまはお建てになったっていうことなんです。そして、この石造りの館の石を積み上げた時に、火事で亡くなられた方の霊がそこに囚われてしまったっていう設定なんですよね。

 まあ、かなりどーでもいい&そんなことは本編のほうで説明しろって話ですみません(^^;)一応、突っ込まれた時のためのことを考えて、先に書いておこうかなって思ったもんですから

 さて、お話を第Ⅲ部の第Ⅱ章に戻すことにして……センルは果たして、変態ロリコン魔導士なのかどうかについて(笑)


(※プライヴァシーを配慮して、音声は変えてあります☆)

 旅の仲間のSさん:「いや、ある特定の年齢の女子にしか萌えないとか、彼のはそゆんじゃないんスよ。
             なんつーのかなあ、自分の手のひらにちっちゃいリスが乗ってるのを見て、頭を撫でたり体をさすったりしたくなるっていう、そーゆー感じなんじゃないっスか。
             でもそれをMちゃんがどう思ってるかってのは、正確には俺もわかんないっスね。
             あの人時々、無神経にMちゃんの体を触ったりしてるからな~♪」


 王都カーディルの商人K:「ええ、もちろん覚えてますよ。すごい美形の蒼の魔導士と、十六歳くらいの女の子のことですよね?
                 毛皮のコートを買ってやるとか、他にも色々あれなんかどーだとか、これなんかどーだとか、すすめていらっしゃいましたっけね。
                 なんかもうほとんど、愛人に物を買ってるのと大して変わりないようにしか見えませんでした、ハイ☆」
        
 某町の酒場の主人:「酒場に神官さまが出入りするのはどーかって言われましてもね。
              俺の店はまあ、昼間は普通に食事をだして、夜には酒をだすって感じの店なもんで……やたら美形の蒼の魔導士と連れの神官さまのことですか?ええ、よく覚えてますよ。
              たまたま真っ昼間から酔ってる客がいましてね。そいつが神官さまのことを女と間違えて、口説きだしたんですわ。そしたら蒼の魔導士先生が青筋立てて怒りだして――「こっちへ来い!」とか言って、マントの中に神官さまをすっぽり包むと、そのまま店から出ていかれたんでさ。
              まあ、あれで相手が神官さまでさえなかったら、今流行りのほれ、BL☆とかいう関係だったんじゃねえですか?(笑)」


 ――いやあ、センル先生、結構色んな人に色んな場面を目撃されてるんですね♪(^^)


 センル:「うるさいっ!!大体なんだ、最初の<旅の仲間のS>とかいう、白々しい名称は……大体私は不必要にミュシアの体に触ったことなどないぞ

 シンクノア:「え~っ。本当にそうですかね、センル先生?実際ミュシアちゃんの顔が赤いだけで熱があるんじゃないかって額に手を当てたりとか、手に掠り傷がついてるとかいって、なめて治したりとか、俺に言わせれば変態以外の何ものでもないっスよ☆」

 センル:「あ、あれは……あいつが人の傷は治してやるのに、自分のことは粗末にするから、その……だから治してやったっていう、それだけだ!!」

 シンクノア:「そうかな~。しかもそのなめ方っていうのが、なんかやらしーんだよな、あんた。ひとなめひとなめ、丁寧に丁寧に……もうとっくに治ってんじゃねーの?って俺が思っても、まだあの子の手を握ってたり」

 センル:「人を色魔のように言うのはよせ大体貴様は、少し言い方が大袈裟なんだ、そもそも」

 シンクノア:「そうっスかね~。つーか、第三者の俺なんかより、それでミュシアがどー思ってんのかっていうのが大切なんじゃねーの?商人のKさんが言ってたみたいに、俺もあの子も金っていう点じゃあ、あんたの世話になってるからな。俺はともかくとして、あの子は少しくらいなら変なことされても仕方ないと思って、我慢してるのかも……」

 センル:「そこまで言うか。だったら、ミュシア本人に本当のところを聞いてみたほうがいいのだろうな、この場合。
      おい、ミュシア、こっちに来い!!」

 ミュシア:「は、はいっ!!」

 センル:「シンクノアがわたしのことを、変態でロリコンの色魔だと主張しているが、おまえはどう思う?」

 ミュシア:「えっ!?どうしてそんなこと……(ドキドキ)」

 センル:「この間、私がおまえの手の傷を治してやったことがあったろう?その仕種がいかにも変態くさく見えたそうだ。
      それでおまえは、どう思う?」

 ミュシア:「そんな、そんなことはないと思い……ます……」(何故かだんだん小声☆)

 センル:「ほら、今の言葉を聞いたか、シンクノア。本人がそう言ってるんだから、まず間違いない」

 シンクノア:「やれやれ。だからあんたはわかってないっていうんだ、センル先生。
        この子みたいに気の優しい子が、本人を目の前にして変態だなんて、そんな本当ことを言えるはずがねーだろ」

 センル:「……ミュシア、もしかして本当にそうなのか?」(疑り深い眼差し☆)

 ミュシア:「えっと、その……すみませんっ!!もうこれ以上は勘弁してくださいっ!!(//_//)」(ダッシュで逃げる☆

 センル:「……………(このわたしが、変態……)」(Lたんにあらず☆笑)

 シンクノア:「(ははは。バッカだな~、センル。恋する乙女心ってのが、まったくわかってねーでやんの。
         ついでに、わざわざそれを教えてやるほど、俺もお人好しじゃねーしな☆)」

 ミュシア:「(どうしよう。もしセンルさんがシンクノアの言うとおり変態さんなんだとしても……そんなセンルさんが好きだなんて、とても言えないっ!!(//_//))」


 ――まったくなんなんでしょーね、この人たちっていう感じですが(笑)、今回の第Ⅲ部は大体そんな構成となっております(すごい低次元

 あと、どうでもいいっちゃどうでもいいことなんですけど……第Ⅱ章にも出てきたとおり、身長が一番高いのはセンル、センルより頭半個分くらい低いのがシンクノア、んで、ミュシアはこのふたりのうち、どっちの肩にも頭が届いてないっていう設定です(^^;)

 いえ、ミュシアの背が低いっていうより、このふたりが高すぎなんですけど、この子はまだ成長期なので、このあともちょっと背丈のほうは伸びる予定だったり。

 まあ、センルにしてみたら、そんな小柄でちょっと力を入れたら折れちゃいそーな感じの子が、自分のことを「センルさん、センルさん」って慕ってくれるのが可愛いという、彼にとってミュシアっていうのはそーゆー子なんだと思います(笑)

 そんでもってこれがちょっとずつ恋愛になってく感じかなって思うんですけど……センルもミュシアもすごくその方面に疎い人たちなので、とりあえずシンクノアがイライラするくらい、なかなか関係のほうは進展しないかな~なんて(^^;)

 なんにしても次回は、<第Ⅲ章 円卓の魔導士>です♪

 それではまた~!!





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