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聖竜の姫巫女・第Ⅲ部

2012-01-07 | 創作ノート
※使用させていただいているイラストは、幻想素材サイトFirst Moon様のものです。利用規約を守らず転載or再配布したりされないよう、よろしくお願い致します。


「聖竜の姫巫女」の第Ⅲ部、一通り書き上がりました♪(^^)

 ええとまあ、今回はですね……全体に、割と淡々としているかなあと思ったり

 もし最後まで読んでいただけたとすれば、「あ~、そっか。これからそういう方向に話が流れていくんだなあ☆」みたいな全体像はわかると思うんですけど、今回の第Ⅲ部で自分的に重要だったのは、最後の一行だったり(^^;)

 なんにしてもはじまりは、大神官エルヤサフとユージェニー女王、レグナ大公の密談&ルークの「その時ルシアス神殿で何が起こったか」的回想といったところでしょうか。

 まあ、次章からはミュシアとセンルとシンクノアが主人公の章になるわけですけど……ようやくここで三人が旅の目的地としていた、カーディル王立図書館が出てきます。

 な、長かったですね……べつにここまで引っ張らなくてもっていう感じなんですけど(笑)、でも最終的にこの書き方で間違ってないというか、このシリーズはコツコツ☆エピソードを積み重ねていって、どこかでそれを回収するってことの繰り返しなんじゃないかなっていう気がします(^^;)

 現在、「ゲド戦記」を再読中で、自分の魂にあまりにぴったりくるあまり、すごく興奮してるんですけど――それと同時に、「指輪物語」は飛ばし読みしたり斜め読みしたりしたにしても、とにかく読んでおいて良かったなあって思いました♪

 というか、「指輪物語」って、あの淡々さが凄いって自分的に思うんですよね(^^;)

 構成のほうは完璧だし、文章のほうは過不足なくきちっと「目の前にその世界があるかのように」奥行き深く語られていて……そのかわり、それがゆえに読んでいるうちに眠くなるというのか、あまり一息に読み進められない困難さがあると言ったらいいのか……もちろん、わたしが「ゲド戦記」を読んでいて、自分の魂にぴったりくると感じるみたいに、「指輪物語」がぴったり肌にあう方は、一気呵成に読まれるとは聞いています

 でも、わたしの場合はなかなか読み進められなくて、あちこちいっぱい飛ばしたり斜め読みしたりして、大体の重要な内容を掴んだといった感じなので――一度返却した本を、再び図書館から借りてこなくちゃな~と思っていたり(^^;)

 そんでもって、「ゲド戦記」を今再読していて、すごく魂に響く名言が多いなあって再確認しました♪


 >>彼女が今知り始めていたのは、自由の重さだった。自由は、それを担おうとする者にとって、実に重い荷物である。勝手のわからない大きな荷物である。それは、決して気楽なものではない。自由は与えられるものではなくて、選択すべきものであり、しかもその選択は、かならずしも容易なものではないのだ。
 坂道をのぼった先に光があることはわかっていても、重い荷を負った旅人は、ついにその坂道をのぼり切れずに終わるかもしれない。

 (「ゲド戦記Ⅱ~こわれた腕輪~」、アーシュラ・K・ル=グウィン著、清水真砂子さん訳/岩波書店より)


 わたしが去年の年末に言ってた、「魂の暗黒を抜ける」って、実はこのことだったりするんですよね(^^;)

 まあ、わたしがリアルで持ってる問題もそうなんですけど、ミュシアたちが聖竜の秘宝を探すっていうのも、「最後はきっとうまくゆくよ☆」っていう希望をとりあえずは持って、先に進んでいくしかないわけですけど――その重荷に耐え切れずに途中で膝をつき、倒れることになったらどうするのかっていう……その辛い期間っていうのが「魂の暗黒を抜ける時間」であり、どうにかそこを切り抜けたら幸せになれるのだとしても、そこに行き着くまでが死ぬほど長く感じられるとでも言ったらいいのか

 わたし個人に関しては、短期目標を掲げて、そこを越えたら少し楽になるかなとか、そういうレベルの話ではあるんですけど(^^;)、まあそこを越えてほっと一息着いても、また何か別の問題がやってくるという、人生はその繰り返しというのか、なんというのか(苦笑)

 なんにしても、ただの偶然ではあるとはいえ、今年は辰年なので……たぶん今年は年中ずっと、時間があれば「聖竜~」の続きを書くという一年になるかもしれません

 それでもシリーズ全部完結するか限りなくあやしーんですけど、これもまたコツコツ☆文章を積み上げていくしかないんじゃないかな~という気がしたり(^^;)

 まあ、一応これが今年最初の記事なので(年始の挨拶とかないブログですみませんm(_ _)m)、竜についてわたしが思うことを最後に少し。。。

 天空の島の美姫の第Ⅰ章に、「聖竜ルシアス、おまえはわたしの夢、わたしの愛、そしてわたしのすべて」っていうような文章があると思うんですけど――竜という存在は、わたしにとってはそういうものなんですよね

 竜が夢であるとしたら、夢を見たり、夢が叶ったり、夢が現実に実現したりすることよりも、「竜そのものになる」っていうことのほうが、実は一番重要だと思っていて。

 少しわかりにくいと思うので、竜が愛であるとしたら、誰かに愛し愛されるというより、そうした関係も含めて「愛そのものになれている」ことが一番大切というか。

 魂の暗黒を抜けなきゃならない時には、この部分をじっと見つめつつ、地道に目の前のことを一つ一つやっていくしかないと思うんですよね(^^;)

 意味不wwとか思われると思うんですけど、とにかくわたしにとって2012年はそういう始まり方でした

 ではでは、次回はもう少し明るく楽しい(?)記事に出来ると思うので、なんにしても今年もよろしくです

 それではまた~!!

  



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