「手負いの獣」の作中に、氷の女王というか、アンデルセンの＜雪の女王＞のことがちらっと書いてあったと思います。
で、わたし随分長いこと、雪の女王はカイという男の子のことが気に入ったというか、自分でも寂しいという気持ちがあってカイのことをさらったんだと思ってました（もっとも彼女は＜雪の女王＞ですから、寂しいという感情がこの世にあるとさえわからないという意味において、寂しいということなんですけど . . . 本文を読む
【彼女】ギュスターヴ＝アドルフ・モッサ
※＜手負いの獣＞について、重要なネタバレがあります。本篇をお読みでない方は、閲覧をご遠慮くださいm(_ _)m
――女と猫は、呼ばない時にやってくる。
というのは、確かボードレールの言葉だったと思うんですけど、作中の例の女性はそういう存在だったのだと思います
まあ、諏訪先生に関しては、「こんな女性、本当にいるのか？」と思われるかも、なんです . . . 本文を読む
【地上の子】ジョン・コリア
さて、今回でようやく最終回です♪（＾＾）
と、同時に早速言い訳事項が……いえ、拘置所内の描写に関してなんですけど、実は１００％間違っています
いえ、これはあくまで第一稿目の原稿といいますか、わたし実のところ前の話のカルテット。を書くまで、拘置所と刑務所の違いすら知らなかったというヒトです（＾＾；）
なので、最初に↓みたいに書いておいて、あとから調べて最 . . . 本文を読む
【共同発明】ルネ・マグリット
せっかく物語が真面目（？）なのに、こういうトップ絵使うのよせｗｗっていう気もするんですけど、マグリット好きだからべつにいいんだ！！（笑）
んで、物語の兼ねあいから、これ書こうかどうしようかなって思ったんですけど……同僚の看護師さんからお金を借りたままドロン☆しちゃった看護師さんが実際にいて（＾＾；）
どうも話によると、看護師免許も持っているかどうかあやし . . . 本文を読む
【波】ウィリアム・アドルフ・ブグロー
今回のトップ絵は、ブグローの【波】ですが、これは次回のトップ絵の前振りみたいなもんだと思ってください（笑）
ところで今回は、ヒヤリハット事例＆失敗談に続いて、実際の医療ミスについて書いてみようかな、なんて（＾＾；）
いえ、物語の中のこの部分は実は実話が元になっています。もちろん、それも病院内におけるちょっとした噂（？）みたいなものなので、真実につ . . . 本文を読む
【リリス】ジョン・コリア
さて、今回は前回も言ってた失敗談について、です（＾＾；）
その患者さんは男性で７０歳近い年齢のＵさんという方でした。体に麻痺があって、あとは痴呆の症状も進んでいたんじゃなかったかなと記憶してます。
で、Ｕさんの奥さんはほとんど毎日病院にやって来られるという方で、朝・昼・夜と、時に来られないことがあっても、旦那さんの食事介助などをしてくださるという方でした。
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【ボレアス】ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
さて、今回はわたしの失敗談とヒヤリハット体験（笑）についてです（＾＾；）
もう随分昔のことなのに、よく色々覚えてるなと自分でも感心したんですけど、今回の小説は医療ネタ☆ということで、それに関連したこととして、芋蔓式に色々思いだしたのかもしれません。
んで、わたしの中の一番のヒヤリハット体験は（ちなみにこのヒヤリハット体験って言葉を聞く . . . 本文を読む
【ダナエ】グスタフ・クリムト
そういえば前回書き忘れてたんですけど、前回の１９と今回の２０、それと次回の２１とは、もともとは一繋がりの章なんですよね（＾＾；）でも２回に分けても入り切らなかったので、３回に分けることになったという……前文を削除すれば入る時にはそうするんですけど、どう考えてもキリのいいところで終わらなかったので、こんな形になりました
ええと、前回の前文では医療のマニュアル化 . . . 本文を読む
【裸の真実】グスタフ・クリムト
この間、ネットでちらほら色々検索していたら、入院していてこんな目にあった、術後の看護師さんの対応が冷淡だった……といったような記事に遭遇したんですけど、妙に気持ちがわかるなあと思ってしまいました（＾＾；）
もちろん、忙しいだろうに、なんて細かいところまで気のつく優しい看護師さんなんだろう――っていう看護師さんがいる一方で、こっちは手術して大変なのに、この突 . . . 本文を読む
【医の女神ヒュギエイア】グスタフ・クリムト
前回も書いたとおり、術後管理の書き方はこれでいいんだかどうだかな～と思います（＾＾；）
それはそれとして、↓を書いてて思ったんですけど、そういえばわたし、機械浴って経験したことないなあとふと思いました。
いえ、病院には一応機械浴室って呼ばれる場所があって、そこで寝たきりの方の体を洗ったりっていう経験はあるものの、リフト（機械）で患者さんを移 . . . 本文を読む