my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

鳥海山縦走の旅2014

2015-10-29 15:53:26 | 2014百名山
20140819-27 朝日岳~月山~鳥海山~蔵王~吾妻山~磐梯山


H26年8月22日~24日、鳥海山荘が主催する2泊3日の「鳥海山縦走登山」に申し込んだ。
夫が鳥海山登山のために探していた宿で見つけたイベントである。


遠く、山形と秋田の県境にある鳥海山に出かけるのだから、ついでに周辺の山にも
登りたいと、往きに朝日~月山、帰りに蔵王~吾妻山~磐梯山を訪ねることにした。


8/19に埼玉を出発。朝日岳登山口の古寺温泉朝陽館に泊まる。





20140820-21 朝日岳


8/20 朝6時ごろまで雨が降ったりや止んだり。
5,6人のグループが合羽を着て登って行った。
天気の悪い時は、中止にしたがる私だが、今日の宿が山小屋なのと、
近隣に行きたいところがないので、私たちも出発。

ガスで眺望のない中、足元の花を眺めながら登る。
黙々と登って、ふと振り返ったら、霧の合間に小朝日が顔を出したが、朝日岳は見えない。






この道の先の霧の中に大朝日小屋が見えているのだが・・・
東北の山小屋なので寝袋で自炊。
山小屋はきれいで、小屋内で調理ができるよう、ステンレス板が用意されている。
私たちのほかに、単独の人と、4人グループが泊まった。

翌朝も雲の中。そそくさと下山して月山そばを食べた。



山菜のたっぷり入ったアツアツの汁にそばを入れて食べる。雪国らしい。


20140822 月山

晴れ、でも雷注意報が出ている。



今日はリフトで山頂往復



草原に覆われた月山はとても気持ちがいい。



夏の日差しを浴びて残雪から湯気が立ち上る。



頂上(1984m)の月山神社



神様のお使いは「うさぎ」



外国人らしい二人。なぜか絵になる。
頂上周辺は見晴らしがよく、ゆっくりしたくなるが・・・


さあ、下山して鳥海山荘へ




20140823 鳥海山縦走







この夏の大気不安定はどこまでもつきまとう。昨日18時頃から雷が鳴り出し、
夜中雨がザーザー降った。
朝5:00出発だが雨、雲の動きで9時ごろには回復ということで、ホテルから遠い下山予定の
鉾立から登ることに変更になった。移動で1時間ばかり稼げる勘定だ。



登山口近くの広場から、ハクサンシャジンの向こう、鳥海山はあるはずだ。




予報通り雲が切れてきて、下界が垣間見られる。風が強い地域なのか風力発電がみえる。




標高が上がるにつれガスってくる。晴れていれば素晴らしい景色だろう。




この方が鳥海山荘の社長さん。約20名のパーティのしんがりを務めてくれている。
ナナカマドの実が赤くきれいだと写真を撮っている。何度も登ってられるだろうが、
山の景色は一期一会。鳥海山をこよなく愛しておられる。




大物忌神社、御室小屋到着。 昼食!
正面に見えているピークは新山ではありません。




ガスがはれ、急に壁が目の前に迫る。外輪山だそうだ。




あれが新山?瓦礫の山だ。溶岩ドームだそうである。
リュックを置いて、ついて行く。



えっ?こんな狭いところ下りるの?
結構な落差だ!久々に緊張!スリル満点!



溶岩ドームの頂上へ



空が怖いくらいに青く澄んでいる。




素晴らしい景色だ! 溶岩が固まると、こんな風になるんだ。
ということは、蓼科山の頂上の石畳?も溶岩ドーム?
一つ一つの石はけっこう大きい。人が小さい。
黄色いヤッケをきた同行の社員の人が、私たちの写真を撮ってくれている。




新山を抜けるのは大変だ。



きゃっ、真っ暗!




やっと溶岩ドームから抜け出せた。
いよいよ下り。鳥海山らしい景色が続く。





いよいよゴールは近くなった。
雪渓の中で余韻を楽しむ。



今日たどったポイント。




鉾立登山口→賽の河原→御浜小屋→御田ヶ原→七五三掛→大物忌神社・御室→
新山(2236m)→七高山(2229.2m)→薊坂→河原宿小屋→八丁坂→滝ノ小屋(湯の台)
朝7時から日没まで、12時間? よく歩きました。
ベテランガイドの柴田肇さんとホテル関係3人が引率してくれた今回の縦走、
温泉有り、弁当、宴会付き、そして私のような写真好きにも、たっぷり時間をくれた、
至れり尽くせりの山歩きでした。

今回は鳥海湖が見られなかったし、天候によってもいろいろコースを選んでくれるみたいなので、
また来年も参加したいと思いました。みなさん、また歩きましょうね!


鳥海山で見つけた花たち



強い風と湿気のせい? 濡れそぼった感じの鳥海アザミです



イワイチョウ



雪渓のそばに、まだ咲いていたヒナザクラ



エチゴキジムシロ



イワカガミ



アオノツガザクラ



イワギキョウ



イワブクロ
鳥海山が南限?



可愛いウサギギク



20140824 蔵王山 - 真壁仁の碑

坊平スキー場のペンションから刈田岳と熊野岳を周遊する。
夫が考えてくれたコース。いつもながら予備知識なしでついて行く。



ペンションからの景色

蔵王というと、温泉やスキー場が有名で、観光地というイメージだが、
百名山である。歩いてみると登山スタイルのハイカーがたくさんいた。








木道が整備されたお花畑もあるし、トレッキングコースいろいろある。




お花畑で見かけたアサギマダラ



真壁仁の詩碑


ペンション近くの登山口の公園?にあった碑の詩が心に残った。
残ったというより、グサッと来た。
なぜここに、この詩碑があるのか、わからないが、




~峠は決定をしいるところだ

風景はそこで綴じあっているが
ひとつをうしなうことなしに
別個の風景にはいっていけない

大きな喪失に耐えてのみ
あたらしい世界がひらける

峠にたったとき

すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくる道はたのしい  

真壁 仁 ~


なんだか「わらしべ長者」の話に似ているが、
決定を、先延ばし、断捨離のできない私には、苦言だ。

気になるので、ネットで調べたら・・・
詳しくは、こちらでどうぞ。

http://blogs.yahoo.co.jp/jm55mk17/39818769.html


20140825 高湯温泉泊


20140826 雨のため、吾妻山登山は中止

福島市にある古関裕而記念館を訪ねる


幼いころからNHKラジオで耳なじんでいる曲から、
「君の名は」「長崎の鐘」「東京オリンピックマーチ」
など、作品は5000曲以上にのぼる。
なかでも、早稲田/慶応の応援歌、阪神/巨人の応援歌といった
ライバルチーム双方の作品を送り出しているのが、面白い。

そこでお土産に買ったのが
「風景の調べ」というスケッチ集

作曲だけでなく絵も描くのである。もう天才!!



絵を画くことと、曲を作ることは似ている点が多い…(古関裕而スケッチ集より)



故郷の山は安達太良山? (古関裕而スケッチ集より)


 
(古関裕而スケッチ集より)



スケッチとともにメモが書かれている。
今でいえばブログといった感じかな(笑)

今年は没後25年だそうである


そしてこの記念館で、この「ばんだい高原国際音楽祭2014」の
ポスターを見つけたのである。



わが街で演奏してくれた、ギタリストの松尾俊介さんの顔を見つけて嬉しくなった。


今日は磐梯山の麓のペンションに泊まり、明日磐梯山に登る予定なのだ。



20140827 磐梯山


天気がイマイチである。



蕎麦の花がきれいだった。



麓近くになって、ようやく見えた猪苗代湖。


雨ではなかったが、ガスっていて頂上では何も見えなかった。
でも、昨日見つけた「ばんだい高原国際音楽祭」が10/11-13に開かれる。
なんとオカリナを吹けば音楽祭に出させてくれるという。
初めての人でも、県外の人でも!

こうなったら10月なら、紅葉? 秋晴れ?
磐梯山再挑戦と、音楽祭出場をめざして、また来ようと決めた。



20141010-12  「ばんだい高原国際音楽祭」




その10/10の磐梯山登山は曇り、ちょっと紅葉。




11,12日の音楽祭はピーカンの晴れ。
音楽祭の会場「学びいな」のある公園から、磐梯山を望む。




善久(Zenkyu)と「猪苗代オカリナ隊」on ステージ。
初対面の人たちと、たった1回あわせただけで本番。でも感動!


その時の様子は、福島放送で放映され、You-tubeで見ることができる。

下のURLをクリックしてみて


http://www.youtube.com/watch?v=VtxKkXvd4uk





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