my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

白馬村サイクリングと青鬼集落(雨飾山~)

2013-08-13 16:23:17 | 日本の風景
20130711

白馬サイクリング 晴れ

定年生活の山行きには、お楽しみが加わった。なにしろ毎日が日曜日だから、せっかく遠くまで来たからには、観光もしなくちゃ、です。

今回は、雨飾山を下山してから、白馬ハイランドホテルに泊まって、翌日電動自転車を借りて、「白馬小径」という、自転車と徒歩で楽しむガイドマップを見ながら、白馬村をサイクリングした。



まず朝、元気なうちに、山腹(標高760m)にある青鬼集落へ。重要伝統的建造物保存地区になっている。




道端には花が咲き乱れ、遠くに北アルプス(唐松、五竜など)を望む、美しい農村風景。
石垣を伴った棚田で、「日本の棚田百選」に認定されている.





下から、青鬼地区を望む。


電車が来た!(JR大糸線)


大出吊り橋、塩の道、千国街道など走り回って、


お疲れ様、八方温泉の足湯につかりながら、お昼ご飯を食べました。
お天気に恵まれてよかった1


戸隠神社(~雨飾山)

2013-08-13 16:18:39 | 日本の風景
20130709

雨飾山登山の前泊地、雨飾荘に行く途中で、どこか観光をしようと思いついたのが、戸隠神社である。近年パワースポットとして注目されていて楽しみだ。

奥社の駐車場から鳥居をくぐり、木立がうっそうとした参道を歩く。参道の両側の窪みは自然にできた小川か、さらさらと流れる水音が心地よい。



ちょっと湿った冷んやりとした空気を身体に感じながら歩いていくと、見えてきました、シンボルの茅葺の赤い門、随神門である。カメラマンにも人気のスポットだ。




随神門をくぐるとまっすぐに伸びた、樹齢500年といわれる杉並木に圧倒される。しばらく歩いていく

と階段が見えてきて、登ると奥社だ。奥社はコンクリート造りで、趣がないのが残念だったが、豪雪と共存するにはしかたがないのかな。

社務所の下には登山道入り口という標識があって、険しい戸隠山、もうこの歳だと登ることはないかなと思いながら通り過ぎた。

随神門を出ると、戸隠森林植物園という看板があったので、歩いてみることにした。雪国の森林らしく水が豊かだ。雪解けの頃には、水芭蕉も楽しめる。



看板にあった花、キツネノボタンを見つけました。はじめまして


森林植物園を抜けて、鏡池まで歩いていくと… ウォー! 戸隠山が見えた!映ってる!きれい!








湖畔には「どんぐりハウス」というレストハウスがあって、テラスが気持ちよく、蕎麦粉ピザ?がなかなか美味だった。

ここには車で直接来れるので、お気に入りのスポットに登録。

戸隠神社、まさに猛暑の日常を忘れさせてくれる空間であった。

わたしの里山・棚田考 no.2  写真家ジョニー ハイマス氏(Johnny Hymas)

2012-12-06 10:58:13 | 日本の風景
私が里山や棚田に出会うのは、ほとんど登山がらみである。

夫と100名山に登るのを楽しみにしているのだが、住んでいるところが、鉄道が不便なところなので、ほとんどマイカーで出かける。だから私が綺麗だ!、綺麗だ!と感激している風景に出会えるのは、夫に感謝しなければならない。

松之山の棚田に出会ったのも、八海山に登りに行った時だった。車でちょっと走っては止めて撮った棚田の写真を、宿でチェックしていて、「この風景、知ってる」…

松之山の棚田(写真は星峠)の風景は遠く重なる山並みと針葉樹に特徴があると思う。



…そうだ! 捨てようとパラパラめくっていた(つい、めくってしまう)何かの冊子に載っていた写真が目に留まり、切り抜いて[my備忘メモ帳]に貼っていた,その風景だった。



やっぱりわたしは、こういう景色が好きなんだ、と確信。

帰ってから、地元の図書館でハイマス氏の写真集を借りてきた。借りた写真集の写真は40年ほど前から撮られた日本の日本らしい風景で、美しく郷愁をかきたてられる。彼の日本の風土、稲作文化に対する愛着は、写真からあふれ出ていて、わたしなどが語れる知識をはるかにはるかに超えている。ぜひ写真集を眺めてほしいし、素敵なホームページも見つけたので覗いてほしい。http://www.johnny-hymas.net/Homepage.html



わたしも、このブログで美しいと思った写真を載せて、その風景がいつまでも残ってくれるのを、微力ながら思うのである。


わたしの里山・棚田考 no.1 西会津の棚田

2012-11-30 00:34:15 | 日本の風景
わたしが里山や棚田に惹かれるようになったのは、そう古い話ではない。

「田んぼが美しい」と思ったのは、1996年、宮沢賢治生誕100年の花巻を訪ねた時のことだから、もう40代も半ば。初夏の日を浴びて、そよそよと輝くやわらかな緑の田んぼが目に焼き付いている。芝生なんかより綺麗!と思った。寝ころべないけどね(笑う)

 それから15年、昨年2011年、東日本大震災の後、西会津の鏡山に登山に行ったとき、山奥のまたその奥の登山口に行く狭い山間に、きれいに田んぼが作られているのに驚いた。厳しい自然の地で、ただでさえ農作業はきついのに、人家から離れたこんな山奥まで、田んぼを整備している農家の人々に敬服してしまった。先祖代々の苦労の土地を守る。この人たちが日本を守ってきたのだと、ひしひしと感じた。日本人の勤勉さの源であり、日本の原風景だと思った。

それ以来、山里の棚田を見ると愛おしくなるのである。

2011.6.13

鏡山頂上から見る飯豊山の雄姿
その姿は圧倒的で、神々しかった。






いつも感心することだが、農家は綺麗である。草は刈り取られ、季節の花がさいている。
トタンの大きな屋根には違和感を感じたが、萱ぶきの屋根にかぶせたそうである。維持が大変なのであろう。



西会津の棚田の風景

白水阿弥陀堂(国宝・いわき)

2012-11-22 08:13:33 | 日本の風景
2012.11.19

11月10日の毎日新聞に載っていた、お堂のライトアップ。
中尊寺の金色堂?と思ったら、いわきの白水阿弥陀堂と書いてあった。
20日までライトアップというのが頭に残っていて、駆け込みで19日、夫を誘ってみた。
福島県のいわきなら、日帰りでGO!

前日の18日、日曜日はピーカン、でもこの日は曇り時々雨。
しかたがない。退職者は、わざわざ土日には出かけないものなのだ。

さて、小名浜港で海鮮丼を食べたりして、16時頃到着。
しまった! もっと早く来ればよかった。光が足りない!!
とはいえ、スマホは大したもの。肉眼以上に光を集めて赤い紅葉をキャッチ。




ひっそりとした佇まい、素敵です。






蓮の季節も よさそうです。

ライトアップの17:30までお堂の池のまわりをウロウロ。
「今日はいいよー。風がなくて」
と三脚を担いだ男性が 何度となく言っている。
何言ってるんだろう? 気合を入れてるのかな?

17:30 ライトアップ 開門
必死で池に映った紅葉を撮る。だめだ!



やっと分かりました!
風がなく、葉も微動だにしない夜は、絶好の夜景撮影日和なのだ!

私は、写真のことなど全く分かってなかった。
今度は、三脚を使って、○○秒間露出、に挑戦しよう。

家に帰って、ネットで白水阿弥陀堂の写真を検索。
あー 素晴らしい! 同じ時間と場所で…
「がまさん(gamasan)」の写真 綺麗!!

ちなみに白水阿弥陀堂、奥州平泉の藤原清衡の娘が亡夫の冥福を祈って、この阿弥陀堂を創立。
白水は故郷平泉の泉を分字して名付けたとのこと。やはり平泉に縁がありました。

東日本大震災に耐えたお堂とはいえ、屋根は葺き替えられ、本尊阿弥陀如来は奈良で修復されやっと戻ってきたとのこと。
ライトアップは、地元の人の復興を願う熱い思いが込められている。

また訪ねてみたいスポットになりました。








松之山の棚田

2012-11-04 00:05:45 | 日本の風景
2012.10.28~29
紅葉の八海山登山と松之山温泉泊を計画した。

生憎の小雨交じりの曇天で登山はあきらめ、松之山温泉の周辺をドライブした。
相変わらず予備知識もなく行き当たりばったりの行動なのだが、素晴らしい景観に遭遇した。






まさに日本の美しさ!
自然に調和した棚田の風景!
私はこの景色が好き!
この景色の中をずっと歩いていたい!





都会生まれの私は田んぼのことはほとんど知らないで育ったが、きっと私の中に稲作民族のDNAが伝わっているのだろう。
里山の風景や棚田の風景にわけもなく郷愁をかきたてられるのである。







今日はこんな天気だけど、晴れた日や、春夏秋冬、一日中眺めていたい。
また行こう! こんどはもっとゆっくりと。