my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

20140203 官兵衛旅行 No.5 平戸

2019-10-24 23:32:23 | 国内旅行2014
20140203 官兵衛旅行 No.5 平戸

行きた~い!と思って行った平戸だが、
いつものごとく下調べもせず、観光案内所でもらった
ガイドマップを頼りに、できるだけ多くの観光スポットを回ったと、
持ち帰ったパンフレットや、写真が思い出させてくれる。



「寺院と教会の見える風景」
平戸の代表的な風景。わたしも1枚。

ガイドマップには
An island of history and romance
大航海時代の城下町
歴史とロマンの島。
とある。

なるほど平戸は、平戸島という島にあった。
九州の西の端の、島やら入り江やらが入り食っている
複雑な地形の場所にある。

日本史に出てくる有名な地名で、長崎の近くだと
漠然に思っていたが、確かめたことはなかった。

そんなこんなで、行ってみたかった。

写真を見ても、年月が経って、記憶は薄れ、
「そうだったけ・・・」と、
写真の時間を頼りに、まずは写真をアップすることにした。


20140202-03 平戸




平戸大橋。
唐津~平戸到着。この橋を渡って平戸に入ったのは覚えているが、
もう夕方17時近い。宿は向かいの海岸にあるサムソンホテル。



韓国資本のサムソンホテルと思ったが、どうもギリシャ神話の
サムソンとデリラのサムソンらしい。

ホテルからの朝の風景






手前のモニュメントは焼罪記念碑
船の前方は潮目?




平戸オランダ商館の後ろには富士山のような形の山がある。
やはり名前は、「小富士山216.9m」




平戸観光の拠点。平戸港交流広場




交流広場から平戸城が見える




平戸オランダ商館1639年築造倉庫(復元)
道路の脇は海岸になっているので、正面からの全景写真が撮れない。




オランダ塀



オランダ井戸



フランシスコ・ザビエル記念碑



三浦按針の墓








坂道を登りきると、平戸ザビエル祈念記念教会







曇り空で写真はパッとしないが、中は明るくステキ。




松浦(マツラ)資料博物館
明治26年に建てられた当主の私邸(鶴ケ峰邸)
昭和30年、松浦家39代ススム氏より寄贈、設立。




参勤交代の頃の絵?
東海道五十三次の保土ヶ谷を見つけた、わが故郷だ!
でも、この絵のメインは鎌倉かも。
博物館の敷地周辺は、鎌倉時代の平戸松浦氏の本拠地だそうだ。




鎧兜を身に着けて、嬉しそうな元少年。







殿様の私邸は、勿論、城が見えるよに作られている。




幸橋(さいわいばし、オランダ橋)を渡ってお城へ。






松浦家800年の居城、平戸城からは海が見下ろせる。






松浦(マツラ)? そうか!
NHKドラマ「妻はくノ一」(2013)の
マツラ(松浦)の殿様は、平戸の殿様だったんだ。
外様で平戸という西洋との繋がりのあった松浦家は幕府から警戒されていた。
それを知っていたら、もっとドラマが理解できたのにと思った。
平戸観光の一番の収穫は、これかも(笑)

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kunoichi/


さあ、そろそろ平戸ともお別れ。
帰りに田平天主堂に寄った。





1915年(大正4年)3年の歳月をかけて信者たちの手によって建設された
ロマネスク様式の教会。教会堂棟梁、鉄川与助の代表作。







教会の庭には十字架をのせたお墓がたくさん。
長崎のお墓は面白い。
文字は金色で、鮮やかな花が供えられている。
触ってみると、造花!
平戸の教会のお墓もやっぱり同じ。





平戸の思い出の写真をアップしてみたが、冬の曇り空でイマイチ。
「平戸検定」の本なんて買ってしまったから、ちゃんと読んでから、
もう一度、お天気のいい暖かい日に行ってみたい。

















20140202 官兵衛旅行 No.4 志賀島~唐津

2019-10-12 00:29:33 | 国内旅行2014
20140202-03 官兵衛旅行 No.4 志賀島~唐津


2008年末に長崎に住む叔母がなくなり、残された要介護の叔父を
訪ねて、九州を何往復かした。 いろいろなルートで九州入りし、
道中の観光地や登山を楽しんだ。

その叔父も2013年末に亡くなり、孫が大村にいるものの、
用事が減り、行く回数も減るのは予想できるので
今回の長崎行きは、官兵衛旅行と冠したものの、
行きたいと思っていて、まだ訪ねていない九州の地、
平戸に寄ることにした。

なぜ平戸?
それは単純、日本史の長崎と平戸が、
私の頭の中でごちゃごちゃになってるだけ。

今日は志賀島(福岡)から平戸をめざす。




20140202 志賀島(福岡市)



休暇村志賀島は、夏なら家族で賑わいそうな海水浴場が
目の前にある。






今は真冬。 冬の玄界灘はサーファーの季節?



休暇村近くの沖津宮


福岡市というよりは、きっと大宰府の玄関口に位置する志賀島には、
教科書に出てくる蒙古襲来とか金印とかの遺跡があり、
古くから中国との交通の要衝だったのだろう。
万葉集にも20首以上も歌われ、漁民や防人の暮らしがしのばれる。






















志賀海神社





志賀海神社からの眺望






さらば福岡



20130202 唐津





懐かしの「虹の松原」、唐津だ。
前回はここをサイクリングした。




唐津のシンボル、高島のある玄界灘。




勿論、唐津城に行った。
何と、石垣修復中で重機で支えられてるが、中には入れる。
またお城から海が見たい。




そう、この景色
なんとものどかで、時間を忘れてしまう。









さらば唐津城!良く晴れた写真だ。


さあ、平戸に向けて出発。



************


旅の良し悪しは、お天気で決まるといっても過言ではないが、
それプラス前回の唐津の思い出がよかった。

長崎の孫が生まれたころだから、13年ぐらい前の夏なるか、
「青春18きっぷ」で福岡空港へ行く途中で寄った。
九州の電車はモダンで明るくてビックリ!
小城で下車し、街を散策。
小城羊羹を食べたり、ソフトテニス発祥の地だと知った。
次は唐津で下し、レンタサイクルで散策。
海辺のホテルのランチでは、お刺身がガラスの鉢に盛られてゴージャスなこと!
しかも安い!

お天気と安くて美味しい食事とお城の景色の3拍子揃って、
唐津はまた行きたい町のリストに入った。

今回は車だったけど、またお天気で、お城に行けて満足。



***************





























20140131 官兵衛旅行 No.2 赤穂~小倉

2017-03-23 22:37:00 | 国内旅行2014
20140131

官兵衛旅行 No.2 赤穂~小倉


姫路に降りたついでに、赤穂浪士の故郷、赤穂にも寄ることにした。

赤穂というと、私の中では、塩田が広がる砂浜のイメージなのだが、
寄り道の私たちには、時間もないので、9:00 まず、赤穂城址へ。



大石邸跡?




大石神社の参道には四十七義士の石像が並んでいる。




赤穂城址入口
近代城郭史上非常に珍しい変形輪郭式の海浜平城
と書いてあったが・・・




中に入ると、だだっ広い!
まだ建設途上?







コンクリートの広場が桟橋のようになっているのは、浸水が予測されるため?

周りは工業地帯なのか、工場の煙突が見えたり、
まさに、非常に珍しい城址と感じた(笑)




博物館とか見るものがありそうだけど、いつものごとくパス。




高速から見えた山の斜面の切込みは?
赤穂の「赤」?
朝っぱらの1時間余りだったけど、寄ったよ、赤穂。



15:30 小倉到着


赤穂~小倉、やっぱり遠いんだ。
城のある町では、まず城へ。

15:45 小倉城。 急がなくっちゃ。




小倉城は、関ケ原合戦の功労で入国した細川忠興(夫人は細川ガラシャ)が、
1602年本格的に築城。1632年細川氏が熊本に転封後、譜代の小笠原氏が入国。
将軍家光から九州諸大名監視という特命を受けていた。

天守閣は「唐造りの天守」と呼ばれ、四階と五階の間にひさしがなく、
五階が四階より大きくなっているのが特徴だそうだ。




展示はなかなか凝っていて、今まで見た城の中でも一番面白い感じ。
またゆっくり見てみたいと思った。
なにしろ時間がないので、大急ぎで隣の、「小倉城庭園」に行く。




愛称、小笠原会館、城主小笠原氏の下屋敷(御遊所)跡に復元した、
江戸時代の典型的な大名庭園と書院で、今は文化施設。

小笠原家は徳川の有力な大名で、また全国の小笠原一族の総領家。
「小笠原礼法」の宗家として知られる旗本の小笠原家もその一族。

この会館では、礼法の「思いやりの心」「もてなしの心」という
日本の伝統的な生活文化を紹介し、体験できるようになっている。

周辺はカラフルの近代的な建物(リバーウォーク北九州)やビルが立ち並んでいるが、
ここだけは、江戸時代にタイムスリップしたような、長閑な空間だった。




お城が、ちゃんと見えるように建てられている。




ガマが昔っぽい。




17:00 閉館。雨戸に夕陽、やっぱり長閑。




堀に映る小倉城。
光がないので暗いけど、野面積みの石垣だ。


さようなら、小倉。



今日の宿は、かんぽの宿北九州












20140128-0213 官兵衛旅行 No.1 姫路編

2017-01-16 10:58:19 | 国内旅行2014
20140128-0213 官兵衛旅行 No.1 姫路編


縁あって、ここ数年、九州の長崎まで、何度か車で往復している。
とんぼ返りではもったいないので、道中、観光や百名山を登ったりした。

今回は、平成26年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の足跡と
その周辺を寄り道しながら往復した。

秀吉は知っていても、官兵衛はほとんど知らない私。
「黒田」というと九州の大名で、キリシタンだった?なんて
いい加減な記憶しかない。

「ドラマで歴史に興味を持って・・」は私のいつものパターン。
毎回ドラマの終わりに、「ゆかりの地」が紹介される。
映像と語りに、旅心をそそられて、聖地巡礼(笑)

早くまとめたいと思いながら3年近くの日々が過ぎてしまった今、(H28末)
写真を眺めては、「何だっけ?」と、パンフレットと首っ引きで思い出している。






20140129 姫路


朝、姫路城前の駐車場に到着。
レンタサイクルで回ることにした。





nhkの大河ドラマ館
もうオープンしていたが、ここは素通り。





姫路城はまだ平成の大修理中






明治時代の軍の建物を利用した姫路市立美術館
いつもの旅では巣通りするのだが、今回は入ってみた。
軍はいつも一番いい場所を占拠する。





お城の周りは、いい街路樹があって、冬だけどサイクリングが楽しい。


廣峯神社は山の上、自転車で登るのはきつかった。





ここからは歩き。





不用の瓦を芯にした土塀、土と竹でできた家の壁など、
まさに昔の人も歩いたと実感できる道筋。
目薬売りをしていたという、黒田家跡もある。





廣峯神社からは姫路市内が見渡せる。





境内には「軍師官兵衛」のポスターも。





この神輿は享保2年(1717)の作。木の馬、よくできてる。
今は行われない神事に使われたそうである。


さてお昼もとうに過ぎて、御着に急がなければ・・・
どこか思い出せない神社と播磨国分寺跡によって、
(国分寺跡というのはどこも原っぱに礎石だけが多く、面白くない)


御着城址には、御着城をイメージした姫路市東出張所(役所)があって、周辺に史跡が散らばっている。




御着城の跡には「小寺大名神」が祀られている。総石造りの「旧天川橋」は、
山陽道から移築保存。





黒田家廟所(官兵衛の祖父重隆と母明石氏の墓)

さあ、今日の聖地巡礼は終了




このお飾りの官兵衛の兜は、我が家で盃といっしょに並んでいます。




夕食は、官兵衛御膳と姫路名物のおでん。
姫路のおでんは生姜醤油で食べるのが伝統。
熱くて美味しかった。



20140130 姫路~赤穂、書写山圓教寺


今日は車で、昨日行けなかった「ゆかりの地」をめぐる。
パンフレットを頼りに、こんなチャンスでないと絶対に訪ねなさそうなところだ。






海の近くにある妻鹿城址





黒田職隆の廟所
天明3年(1783)発見された墓碑から職隆のものと推定され、
九州の黒田藩から役人が派遣され廟所が建立された。

「関西は史跡だらけだよ」と転勤になった友が言っていたが、
残したいと思う人の意思の力が強いと思った。
特に黒田家は先祖を大切にし、生き残ることに全力を注いだ一族だったと感じた。


「書寫山圓教寺」


小雨に煙る中、姫路城から秀吉軍が移ったという書寫山圓教寺に行った。
ここはロープウェイで行く。







すれ違ったロープウェイには官兵衛くんがうっすらと。





仁王門 なんとも古刹っぽい。




うぉー! 清水寺みたいに大きい!(摩仁殿)
こんな山の中に、驚きである。

















「3つのお堂」大きなお堂がコの字型に建っている。
あまり大きくて接近しているので、1枚の写真に収まらない。

古くは「西の比叡山」と称され、修行僧の道場として栄えたそうである。

この佇まい、なんか見たことある・・・・
やっぱり、なんと、「ラストサムライ」のロケに使われたそうである。

渡辺謙が登場する、あの館!

ずっと何処だろう、と思っていたが、やっぱりあったんだ!

ネットで調べれば、すぐわかることだろうが、
それで、行くのは面白くない。

遭遇するのが楽しい。
「呼ばれたんだ!」という不思議に感動する。

官兵衛ゆかりの地をたずねて、
「ラストサムライ」ゆかりの地に巡り合えたのは大収穫。

「ラストサムライ」は私の好きな映画の1つである。
奈良橋陽子さんが関わった、日米合作映画は、日本人の心が大切にされ、
見ていて、日本人に生まれて良かったと思わせてくれる。








1月の小雨に煙る「書寫山圓教寺」は訪れる人も少なく、
静謐で、悠久の時の流れを感じる、素敵な場所だった。



さて、今晩の宿は赤穂。