my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

20140128-0213 官兵衛旅行 No.1 姫路編

2017-01-16 10:58:19 | 国内旅行2014
20140128-0213 官兵衛旅行 No.1 姫路編


縁あって、ここ数年、九州の長崎まで、何度か車で往復している。
とんぼ返りではもったいないので、道中、観光や百名山を登ったりした。

今回は、平成26年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の足跡と
その周辺を寄り道しながら往復した。

秀吉は知っていても、官兵衛はほとんど知らない私。
「黒田」というと九州の大名で、キリシタンだった?なんて
いい加減な記憶しかない。

「ドラマで歴史に興味を持って・・」は私のいつものパターン。
毎回ドラマの終わりに、「ゆかりの地」が紹介される。
映像と語りに、旅心をそそられて、聖地巡礼(笑)

早くまとめたいと思いながら3年近くの日々が過ぎてしまった今、(H28末)
写真を眺めては、「何だっけ?」と、パンフレットと首っ引きで思い出している。






20140129 姫路


朝、姫路城前の駐車場に到着。
レンタサイクルで回ることにした。





nhkの大河ドラマ館
もうオープンしていたが、ここは素通り。





姫路城はまだ平成の大修理中






明治時代の軍の建物を利用した姫路市立美術館
いつもの旅では巣通りするのだが、今回は入ってみた。
軍はいつも一番いい場所を占拠する。





お城の周りは、いい街路樹があって、冬だけどサイクリングが楽しい。


廣峯神社は山の上、自転車で登るのはきつかった。





ここからは歩き。





不用の瓦を芯にした土塀、土と竹でできた家の壁など、
まさに昔の人も歩いたと実感できる道筋。
目薬売りをしていたという、黒田家跡もある。





廣峯神社からは姫路市内が見渡せる。





境内には「軍師官兵衛」のポスターも。





この神輿は享保2年(1717)の作。木の馬、よくできてる。
今は行われない神事に使われたそうである。


さてお昼もとうに過ぎて、御着に急がなければ・・・
どこか思い出せない神社と播磨国分寺跡によって、
(国分寺跡というのはどこも原っぱに礎石だけが多く、面白くない)


御着城址には、御着城をイメージした姫路市東出張所(役所)があって、周辺に史跡が散らばっている。




御着城の跡には「小寺大名神」が祀られている。総石造りの「旧天川橋」は、
山陽道から移築保存。





黒田家廟所(官兵衛の祖父重隆と母明石氏の墓)

さあ、今日の聖地巡礼は終了




このお飾りの官兵衛の兜は、我が家で盃といっしょに並んでいます。




夕食は、官兵衛御膳と姫路名物のおでん。
姫路のおでんは生姜醤油で食べるのが伝統。
熱くて美味しかった。



20140130 姫路~赤穂、書写山圓教寺


今日は車で、昨日行けなかった「ゆかりの地」をめぐる。
パンフレットを頼りに、こんなチャンスでないと絶対に訪ねなさそうなところだ。






海の近くにある妻鹿城址





黒田職隆の廟所
天明3年(1783)発見された墓碑から職隆のものと推定され、
九州の黒田藩から役人が派遣され廟所が建立された。

「関西は史跡だらけだよ」と転勤になった友が言っていたが、
残したいと思う人の意思の力が強いと思った。
特に黒田家は先祖を大切にし、生き残ることに全力を注いだ一族だったと感じた。


「書寫山圓教寺」


小雨に煙る中、姫路城から秀吉軍が移ったという書寫山圓教寺に行った。
ここはロープウェイで行く。







すれ違ったロープウェイには官兵衛くんがうっすらと。





仁王門 なんとも古刹っぽい。




うぉー! 清水寺みたいに大きい!(摩仁殿)
こんな山の中に、驚きである。

















「3つのお堂」大きなお堂がコの字型に建っている。
あまり大きくて接近しているので、1枚の写真に収まらない。

古くは「西の比叡山」と称され、修行僧の道場として栄えたそうである。

この佇まい、なんか見たことある・・・・
やっぱり、なんと、「ラストサムライ」のロケに使われたそうである。

渡辺謙が登場する、あの館!

ずっと何処だろう、と思っていたが、やっぱりあったんだ!

ネットで調べれば、すぐわかることだろうが、
それで、行くのは面白くない。

遭遇するのが楽しい。
「呼ばれたんだ!」という不思議に感動する。

官兵衛ゆかりの地をたずねて、
「ラストサムライ」ゆかりの地に巡り合えたのは大収穫。

「ラストサムライ」は私の好きな映画の1つである。
奈良橋陽子さんが関わった、日米合作映画は、日本人の心が大切にされ、
見ていて、日本人に生まれて良かったと思わせてくれる。








1月の小雨に煙る「書寫山圓教寺」は訪れる人も少なく、
静謐で、悠久の時の流れを感じる、素敵な場所だった。



さて、今晩の宿は赤穂。