my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

百名山と城めぐり

2014-10-07 00:51:34 | 2014百名山+観光

今、NHKBSで「百名山ひと筆書き踏破」という番組を放映している。
私たち夫婦も、できるだけ効率的に百名山に登りたいと思っている。


私たちは冒険家ではないし、冬山はやらない。
また、転勤族ではなかったので、生まれ育った所と、
結婚してから住んだ今の場所しか知らないから、
百名山登山にひっかけて、近隣の観光をするのが楽しみである。

寄り道の場所の決め手は「城」。

お城はその地方のシンボルであり、歴史が詰まっている。
一等地にあって見晴らしがいい。まずそこに登って市街を眺める。
今気が付いたが、なんか百名山めぐりと城めぐりは似ている(笑)

さて、御嶽山と恵那山の周辺の観光は?

国宝「犬山城」がある!
そして「大垣城」に「岐阜城」…、
秀吉の出世城、「墨俣城」にも寄った。

周辺の旅日記は追い追い書いていくことにして、
ここでは、岐阜、美濃という天下取りの舞台となった
城の写真を載せたい。

20140720 

恵那山、富士見台高原の宿泊地「萬学荘」の次は大垣泊

大垣城





大垣城、きれいな城である。
知らなかったが、関ヶ原の戦いで、西軍石田三成の本隊が最初に
入った城だそうだ。しかし9/14に関ヶ原に移動、15日に負けた。
どうも石田三成という武将?は好きなタイプではない。

寛永12年(1635)尼崎戸田氏が入封、治水に力を入れ、明治の
版籍奉還まで235年戸田氏大垣藩の太平の世が続いた。


墨俣(すのまた)一夜城(歴史資料館)





秀吉の出世城である。秀吉得意の一夜城(砦)だからこんな立派な
はずはないが、ご当地自慢? 天下統一の展示が分かりやすく、
面白かった。

墨俣城からの眺め





墨俣は木曽川本流(現境川)と長良川の合流点にある。
長良川の向こうに遠く岐阜城(稲葉山城)がある金華山が見える。
望遠で引き寄せると、頂上に城らしきものが。


岐阜城



金華山は高い。下から見上げると城は豆粒のようだ。
肉眼では見えないが、コンデジの望遠もたいしたもんだ。

山頂にはロープウェイで登って行く。今は夜景のデートスポット。

さすがに眺めがいい。



眼下に長良川、山並みの低くなっているところが関ヶ原



長良川上流の眺め



美濃を制する者は天下を制す。
信長はどんな気持ちでこの風景を眺めたのだろう。


20140721 国宝犬山城



木の床や階段に歴史を感じる。
ここも信長、秀吉、家康ゆかりの城。
関ヶ原の前哨戦で東軍が占拠。
元和3年(1617)家康の重臣成瀬正成が拝領。
以後幕末まで、成瀬家が城主を務める。

成瀬さんという人と結婚した後輩がいたが、
もしかしてプリンスだったの?



木曽川に睨みを利かす小高い丘に建てられた犬山城。
1階部分がやけに広い、珍しい形の城だと思った。


今回の城めぐりはこれでおしまい。
「国盗り物語」読むべしであるなー。

御嶽山噴火から1週間

2014-10-03 10:29:48 | 日記2013
戦後最悪の火山災害ということになった今回の噴火。



20140929 毎日新聞より

日を追って映し出される映像は、灰に覆われた死の世界だ。



下山できなかった人は、結局みな死んでしまった。
身元が確認された人は今日で47人。
まだ連絡の取れない人が残されているという。

生死の分け目は運不運?

紅葉のシーズンの土日、子ども連れの家族や職場の仲間たちの
絶好の行楽日和のお昼時が災害を大きくした?

これが夜中だったら、「御岳山が噴火しました」
というニュースで終わったかもしれない。

結局、犠牲になった人たちは火口付近にいた人たちだ。
火山性微動が観測された時点で、火口周辺立ち入り禁止に
するべきだったと思う。
結果論だと言われても、記録しておきたい。

その方が観光地としても面目躍如であったろう。
こんな災害が起きたら全国の火山観光地も影響を受ける。
これをきっかけに、制度が整備されるだろうが.

犠牲者が出なければ対策を怠る行政に憤りをおぼえる。


















御嶽山噴火

2014-10-03 10:19:27 | 日記2013
20140927 11:52 御嶽山噴火!!





(上の写真を一部拡大)


えっ!でも、まさか!とは思はない。
他人ごとではない。私は7/17-18に御岳山に登ったばかりだ。

今回噴火した地獄谷を覗いてきた。硫黄色をした谷が生々しかった。
硫黄の臭いがプンプンした。この火山は生きていると思った。
昭和54年に噴火したと聞いて、たった35年前のことじゃんと思った。



八丁ダルミ、剣ヶ峰を望む。左側から噴火した

多くの人が被災した何もよけるもののない広い八丁ダルミの登山道も歩いた。
不気味な色をした二ノ池も泊った二ノ池荘本館も灰に埋もれていた。

自分がその場にいたら、逃げ切れただろうか? 身につまされる。
視界が真っ黒になったという。灰だけでなく石も降ってきたという。
それも熱い。あやふやだが、普賢岳の火砕流は800℃だったど記憶している。



岩陰にひっそりと咲いていた小さな花たちも灰に埋もれてしまったの
のだろうか?

気象庁や、火山噴火予知予知連絡会の記者会見には腹が立った。
冷静でお説ごもっとも。彼らにとっては、たかが水蒸気爆発かもしれないが、
短時間に50センチも熱い灰が積もり、人命を奪う危険があることを、
知らせないのは納得がいかない。

噴火の予知は不可能としても、火山性微動=火山に変化が起きていることを、
関係者や登山者に周知することは当然のことと思う。

情報があれば、対処の仕方も変わってくる。
そこからは個人の責任の範囲になるだろうが、
日本人はそんなにバカではない。