my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

大台ケ原山 (紀伊半島と四国の百名山 no.2)

2014-06-14 23:17:22 | 2014 百名山
5/15 大台ケ原山(東エリア) 日出ヶ岳~大蛇(だいじゃぐら)

大台ケ原は年400日雨が降るという。
屋久島は年366日と言っていたから、やはり日本一だ。



昨日着いたときは晴れていたが、18時ごろから朝まで
ザーザー降りになった。雨が降って当たり前と思っていれば、
がっかりすることはない。



宿は標高1570m、最高峰の日出ケ岳1690m、1時間ほどで着く。
外の様子を見ながらゆっくりスタート。

まずは苔探勝路から





日出ヶ岳山頂に着いた頃には晴れてきたが、厚い雲が立ち込めていて、海(熊野灘)は見えない。



牛石ヶ原の神武天皇像
伝説的な天皇が、この地を経て東へ向かったと言われている。
いつごろからあったのか、深田久弥も書いている。



シャクナゲには霧が似合う



大蛇では少々粘ったが、ガスは晴れなかった。

明日の方が天気が良くなるという予報だ。


5/16 大台ケ原(西エリア)


予報通り晴れました!



大台ケ原は山頂付近まで「大台ドライブウェイ」という
観光道路が通じていて、大きな駐車場がある。
東エリアは自由に入れるが、西エリアは、自然環境を守るため、
立ち入り人数を制限している。
土日祝日:50人、平日:30人
利用集中期 土日祝日:100人、平日:50人

日本で初の「利用調整区域」に指定され
事前に申し込みが必要で有料。
ビジターセンターで事前レクチャーを受けてから入る。


バイケイソウの群落
毒があって、鹿も食べないので、はびこって困るそうだ。


ミヤマシキミ
これも毒があって、はびこって…… と巡視員さんが苦笑いしていた


かぼちゃのような形をしたミズナラの巨木=徳利の木?


リョウブの黄色い新芽が鮮やか。
向いの山の白く見える岩場が、昨日行っ大蛇


大蛇から見た景色はポスターになって雄大だが……


「利用調整区域」に入るのは初めてだったので、
期待を膨らませ過ぎたせいもあるが、専門知識がない私には、
その価値が正確には分からない。
昭和30年代の伊勢湾台風で、亜高山性の針葉樹が大量に倒れたため、
森林の風景が変わってしまったそうだ。東日本大震災といい、
自然の脅威は凄まじい。
すぐそばにドライブウェイが通っているし、人間にできることは、
現状を守る努力を地道に続けることであろう。

私たちが入った日は、10人ぐらいしか会わず、
おかげで静かに自然を満喫できた。



13:00 西大台散策修了





こんなに晴れたら、もう一度日出ヶ岳まで行って海が見たい。





見えました! 尾鷲湾です

これで満足して、明日の大峰山に向かえます。





紀伊半島と四国の百名山へ no.1

2014-06-13 15:08:43 | 2014 百名山
20140515-24

2014年もまた夏山のシーズンが来た。
5年前、定年退職してから、本格的に登りだした百名山。
そろそろいくつ登ったか確認した方がいいと思うこの頃だ。

今回は紀伊半島の大台ケ原と大峰山、四国の剣山と石鎚山に
登る計画を夫が立ててくれた。不甲斐ないと思うが、
我が家は鉄道が不便な所で、車で登山口まで行くから、
夫に主導権を握られても致し方ない。
ブログに思い出を書くことが私の出番と思っている。

5/14 03:30 我が家を出発、一路大台ケ原へ



中央道、駒ヶ岳SAから見た木曽駒ヶ岳、右端が千畳敷?
ちょっとヨーロッパの山の景色みたい

針ICから一般道に入り、初めて通る街並みを眺めながら、
道路標識の地名の文字が万葉っぽくなってきて読めない。
お腹が空いたなー。ログハウスのレストランが目に入った。



奈良では、お食事処がパッとしない印象があったので、
Uターンして戻ってきた。
重厚なログハウスに和食のランチ。川沿いにテラスが張り出していて気持ちがいい。
生のめばちまぐろの厚切り、美味しかった!! 写真を撮り忘れて残念。
私たちと同じ年頃の夫婦がこだわりでやっているような感じで、
お客さんたちも常連といった雰囲気だった。

店を出て少し走ると、道の駅?足湯を見つけた。



この辺りは大宇陀。やっぱり万葉の里だった。近くに万葉公園(かぎろいの丘)、
阿騎野ー人麻呂公園というのがある。有名な歌は

ひむがしの 野にかぎろひの立つみえて 
  かえりみすれば 月かたぶきぬ -柿本人麻呂ー

さあ、川上村を抜けて、ここは水源地の村、林業の村、無垢一枚板で作る
家具工房を覗いたが、誰も出てこない…過疎だ!

16:00頃、大台ケ原の宿、「心、湯治館」到着

今日はここまで。明日は東大台、明後日は西大台を歩くので2泊する。
両日とも4,5時間のコースということで、少しのんびりだー。


かるがも真田の郷を訪ねる(my旅写ろんバージョン)

2014-06-04 00:49:27 | 旅行
20140425-26

「かるがも」というのは、元職場のハイキンググループの名前である。
このグループの信州上田旅行の道行きは、もう一つの私のブログ
「じゅーす あげいん」http://deuceagain.exblog.jp/にすでに書いた。
2つのブログなんて私の手に余るのだが、どう統合すべきか迷う。
とりあえず「my旅写ろん」は(フォト旅日記)「じゅーす あげいん」は(フォト日記)
という感じで続けていこうと思っている。

私の旅はほとんど夫の運転する車で目的地に着くか、ツアーで集合場所に行くぐらいである。
電車もバスもSuicaでスイスイ。

さて今回の上田行きは、自分で行かなければならない。とりあえず乗換案内で……
あら、中央線でなくて、長野新幹線!東京ではなくて大宮の方が便利?
さて、切符はどう買ったらいいの? インターネット予約?
結局は駅員さんに教えてもらいながら、発券機で買った。
いやー、恥ずかしい!

4/25 JR上田駅から上田電鉄別所線



別所温泉駅では桜吹雪のお出迎え。温泉駅にしてはモダンな駅舎。



信州の桜は遅いとはいえ、間に合った。ラッキー!





別所温泉の国宝。安楽寺、八角三重塔



色々な花が咲き乱れる山里の風景



ここでお茶してみたかったなー


4/26「真田三代歴史巡り」

目的地が信州上田と真田の郷に決まったのは、真田好きのメンバーがいたのと、
自称歴女の私が、あずまや高原ホテルの「真田三代歴史巡り」宿泊プランの
存在を知っていたからである。このプラン、温泉有り、食事は美味しい、
真田好きのホテル自前のガイドさんが送迎バスで案内してくれて、
みんな大喜びでした。

まずは真田家菩提寺長谷寺へ



一つの石から切り出したといわれる珍しいアーチ型の山門



枝垂れ桜が有名です



真田幸隆、昌幸の墓前にお参りをして、砥石城址へ





戦上手な真田の出城。上の方はよじ登るようだとたしなめられて、今回はあきらめたが、
次回は真田フリークの娘と行くぞ!櫓門の上には、「サマーウォーズ」とかの絵が。
知らないぞ、チェックチェック。


真田歴史館には、NHK時代劇「真田太平記」(1985年)で使われた真田父子の鎧が展示されていた。
幸村の草刈正雄さん、信幸の渡瀬恒彦さん、昌幸の丹波哲郎さん、ハマってたなー。
榎孝明さんも頑張ってた。あれ以来、娘と二人、真田フリークなのに、
29年も前だったなんて、ヤーダ!
なんか最近、真田が大河ドラマになるとか・・・噂を聞いた。楽しみ。


真田巡りのあとは上田市内を散策して帰路へ。



藩主館跡の表門が県立上田高校の正門。地元愛が育つのは当然



桜につつまれた上田城址を後に、秋には女子だけで真田の隠れ湯、
角間温泉に行こうと話が盛り上がった。

お天気も花も宿も仲間も、満点のいい旅でした。