my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

no.4 霧の里 高原 (中辺路)

2013-04-09 00:21:48 | 備忘録2012紀伊半島の旅
20120206

道中雨。夕方、宿「霧の郷 たかはら」に到着。
入口の感じとは違って、部屋は白木のインテリアが可愛く居心地がいい。荷をほどき、一息ついて外を眺めると、
「あっ、雲がきれてる。山並みが見える」あわてて外に出ると、
目の前は墨絵の世界!





「これが霧の高原か!」
宿の人も外に出てきて、いっしょに刻々と変わる目の前の幻想的な風景を眺める。
たった1泊の滞在でこの有名な景色にお目にかかれたのは、実にラッキー。宿の人もそう言ってた。

霧あり霧なし、どっちがいい?



食事は地元の家庭的なお料理。作ってくれたおばちゃんと話をしながら食べた。
「熊野古道を歩くのは冬がいいですよ」
「えっ どうして?」
「温かくなると、虫がいるし、木から蛭が降ってくる」
「上から蛭! ひゃー!」

照明を落とした食堂には、ラテンギターの曲が流れていて、いい雰囲気である。
でも「なぜ?」

スペインの聖地、サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す「サンチャゴ巡礼路」と姉妹提携をしているそうだ。
ともに世界遺産(熊野古道 平成16年7月1日登録)
壁にはホタテ貝(聖ヤコブのシンボル)が飾られている。
「あー、映画で見たことがある。”サンジャックへの道”(2007)」



いい映画だったなー。あちらはトレッキングスタイル。私も歩いてみたいと思ったが、1500キロ!

「霧の郷たかはら」は日本とヨーロッパ、古代と現代が同居する不思議な宿。
若き支配人?はミュージシャンだそうだ。
また訪ねたい宿の1つである。
http://kirinosato-takahara.com/index.html