my旅写ろん

おもに旅の写真を眺めながら想いを語るサロンです。
ほとんど自分のための記録ですが、旅心がそそわれたら嬉しいです。

no.2 堺~岸和田~高野山

2013-02-17 03:07:11 | 備忘録2012紀伊半島の旅
2012.02.03

長崎からの帰りだったので、夜、リーガロイヤル堺にチェックイン。一泊5000円!信じられなかったが正夢。私はデフレ大歓迎なんだけど…。

翌朝、レンタサイクルで観光スタート。堺市は自転車の街という顔も持っていて、コミュニティサイクルが充実している。商人の町というので、なんとなく東京の下町のようなごちゃごちゃした街をイメージしていたが、道路が広い!広くて整然とした街というのが印象だ。自転車で半日廻っただけだから何とも言えないが。

堺と聞くと、頭に浮かぶのは、商人の街、自由都市堺、鉄砲、千利休、与謝野晶子、などなど。日本史には必ず出てくる有名な所である。でも訪ねるのは初めて。土地勘のない関東人の私にとって、あの仁徳天皇陵も堺にあるのは驚きだった。商人の街どころか古墳時代から歴史の中心舞台だったのだ。



観光マップの主だったところをひとまわり。
市役所21階の展望ロビーでは、ボランティアガイドの女性が、竹内街道の説明をしてくれたが、とにかく予備知識が乏しくて…ごめんなさい。
旧堺港の景色は、何処のリゾートといった感じで、21世紀の堺を象徴しているようだ。中央の建物がリーガロイヤルホテル。

堺という地名は、摂津、河内、泉国の境だったところからきているそうである。
大和川の左岸地域ということであるが、この大和川、今さら地図を見てみると、斑鳩、奈良に通じていて、歴史的にかなり重要な役割を果たしてきたような気がする。

岸和田
H23年 朝の連続テレビ小説「カーネーション」の舞台で注目度アップ。ここまできたら寄らなきゃ損損。まずは「洋裁コシノ」を見つけに。



大急ぎの旅で、日本庭園が見られる趣のあるお食事処、「がんこ岸和田五風荘」のランチタイムには間に合わず、昼飯抜き。勇壮な「だんじり祭り」はテレビのニュースなどで見知っていたが、立派なお城があってビックリ。私は城のある町が好きである。

高野山に行く途中、「貝塚」という地名を見つけた。そうだ、あの日紡貝塚はここにあったのか… これもコシノファミリーを育む下地だったに違いないと、ひとり納得。

堺、岸和田は、関東でいえば、川崎、横浜、といったところか。大阪、東京のベッドタウンとしての役割は似ている。横浜生まれの私が、川崎や東京のことに詳しくないのだから、まして近畿のことを知らなくても不思議ではない。でも、歩けば、そこらじゅう歴史の足跡だらけというのは面白い。もっと下調べをして、ゆっくり歩きたいと思った。