かなたんの更年期を楽しむブログ♪

ただいま 更年期真っ最中のアラフィフ女デス
自分のこだわり・思うコトなど
独断と偏見で言いたい放題綴ってマス 

夏休みの宿題

2018年08月27日 17時29分37秒 | 思い出話

う~さ~ぎ追いし~♬

でおなじみの「ふるさと」なんて歌がありますが

母方の遠縁?だか知り合いだか よく分かりませんが

そんな感じの関係の方が作詞したそうで

母は大変な音痴でしたが 生前よく歌っていました

母の十八番は長野県歌とこの「ふるさと」

そしてなぜか「ハクション大魔王」・・・

よくこの鼻歌を歌いながら野菜の皮むきをしてました

それから 母は

有り得ないほど絵が下手でした(-_-;)

子供のころ、何度お願いしても

絶対に絵を描いてくれませんでしたが

1度だけ当時赤ちゃんだった初孫のために

こっそり紙切れに絵を描いてあげた事があったのです

それを姉が見つけて爆笑しているので

「何?」とのぞき込んだら

この世のものとは思えない 

動物なんだか人間なんだか よくわからない

不思議な生き物がヨレヨレの描線で描かれていました

あんまりスゴイので これは家宝に取っておかなくては!

と思った矢先

ワタシ達の爆笑を聞きつけた母に気づかれ

ものすごい剣幕で

「返しなさいィッ!!」と突進され

家じゅうグルグル

それはもう

ちびくろサンボとトラの追いかけっこさながらに

ワタクシ逃げ回りましたが

己を忘れる勢いで追いかける母に奪い返され

その場で 証拠隠滅とばかりに

ビリビリに破かれてしまいました

ワタシは・・というと

実のところ 絵は得意です

得意なんですが・・・

学校の先生と相性が悪いので

中学も高校も美術のお点は とても悪いです

小学5、6年の時の担任は

ワタシの絵の才能をものすごく評価してくれました

「お前は本当に絵が上手いな!」と

ワタシの後ろでワタシが描く姿をじっと観察してくれるほど

大絶賛してくれました

自分でも・・

かなり上手いと思っていたんですけど

中学の美術の先生には

「この色合いはナンなの?真面目に描きなさい」

とため息をつかれたりしたものです・・

ワタシの娘はワタシの母似で

絵心がまるでなく

破滅的にヘタでして

それは もう・・ どこをどう見たら

こんな絵になるの? と聞きたくなるくらい

遠近感覚も 物の位置関係もまるでヘン・・

神奈川県は主要5教科だけではなく

実技4教科の評価も高校受験には欠かせないので

絵がヘタなだけで高校のランクを下げなきゃいけないのも

ちょっと気の毒だなぁ・・と思い

中3の夏休みの美術の宿題はワタシが描いてあげました

三浦あたりののどかな道路の四つ角風景を描いただけですが

これが美術の先生に大絶賛されてしまい

それから学校での美術は 授業中に下書きを描くフリをして

家に持ち帰ってワタシが描く・・

という大変苦しい状況に追い込まれる事となってしまい

おおいに困りました

しかも

一度 先生が

「この生徒は絵が上手い!」とイメージづいてしまうと

例え娘が半分以上自力で描いて

有り得ない色合いの作品に仕上がっても

そのまま最高評価で返ってくるという

なんとも不思議な現象まで起こるのでした

息子は どちらかというと絵が得手な方でしたが

「お姉ちゃんだけズルい!」と言ってきたので

中2夏休みの宿題の絵を描いてあげました

娘の美術とは違う先生だったのですが

これまた大絶賛!!

伊豆の白浜の海を描いたんですが

担当しているクラス全部に

この絵を掲げて

「みなさん!!どうやったら 

こんな海の色と空の色になると思いますかッッ!!」

と力説しまくっていたそうです

さすがに

「かあちゃん・・やりすぎ・・マジでヤバい・・・」

と、息子も焦っておりました・・・(-_-;)

ワタシの中高の美術のお点は とても悪かったのに

なんなんでしょう この違い・・・( 一一)

絶対 先生たちは 

ワタシを

色眼鏡で見ていたに違いない

子供の宿題を親がやってあげるのは

いけないことです

でも・・・

このように何十年もかかって

自分自身の

本当の評価を得る事が

出来たことにワタシは

大満足致しました

かといって

別に絵がちょっと上手いから

それでお金をもらえるわけでもないし

まさしく

「それがナニ?」

今のワタシの生活に何の得にもなりゃしないのでした・・・