ライフ&キャリアの制作現場

くらし、仕事、生き方のリセット、リメイク、リスタートのヒントになるような、なるべく本音でリアルな話にしたいと思います。

125.同級生だけの同窓会

2020-01-19 17:22:11 | 時代 世の中 人生いろいろ
今年の正月、高校の同窓会に参加した。地元の同級生有志が幹事となって、4年に一度全体で開催している。私は、十数年前地元に帰ってから参加している。おそらく、4回目の参加になる。サラリーマン時代にも参加したことがあったかもしれないが、あまり記憶にない。

 参加人数は、この4回は概ね百十名前後。同期の約四分の一程度だ。ホテルの会場には懐かしい顔もあれば、全く記憶にない顔も多々ある。面影を残しているものもいれば、名前と顔が一致しない者もいる。私は、高校時代あまり目立つ生徒ではなかったが、中学からの同級生には「変わってないな」と言われる。中には当時のあだ名で呼んでくれる者もいる。

 この4回で回を重ねるごとに変わったと感じる事がある。一つは、同窓会での居心地が落ち着いてきたこと。もう一つは、名刺交換の数が減ったことである。

 十数年前、四十代だった頃は、男性も女性も、多くの同級生が働き盛り。企業や役所の中で、要職を務めている者もいた。その後、十数年経って、皆等しく五十代後半。役職を降りたり、出向や転籍した者、中には孫のいる者もいる。もちろん、まだまだ現役同様に活躍している者もいる。

 そんな中で、段々と落ち着いて来たのは、十数年前に会社を辞めた頃と比べ、自分に自信がついて来たからだろうか。同級生という他人と自分を比べて、優越感を感じたり劣等感を感じたりせず、それぞれの家族や大切なものや生き方があると考えると、肩肘張らずに自然体で居られるからだろうか。

 ライフキャリアは、人それぞれ、自分らしく続けたい。五十代後半ともなると、人生が顔に表れるとも言われる。参加している同級生は、概ね良い顔を見せているように感じた。あと四分の三の同級生はどんな人生を歩んでいるのだろうか。消息の分かっている中で、全員で物故者に黙祷をささげながら、参加できることはありがたいという思いが込み上げてきた。

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