令和4年から自主企画・開催している演芸会。一回目は、新春1月開催予定を4月に延期して「陽春ちょい自慢大会」。2回目は、昨年1月に予定通り「新春ちょい自慢大会」として開催。そして、今年は、1回目2回目の出演者の芸が「ちょいではなくてまじ」だったという観覧者の声を反映して、「立春まじ自慢大会」として、立春の日に開催した。
これまで披露された芸は、落語、紙切り、粘土細工、インクアート、津軽三味線、書、など。他の仕事をしながら趣味としてやっている人、それで起業を目指している人、好きなことを仕事にして展開しつつある人など。皆、知人や知人の紹介から快く出演してくれた身近な人達。
企画した当初は、世間の過剰な自主規制の雰囲気を和らげるような楽しめる場づくりができればとの思いだったが、思っていた以上に参加してくれた皆さんの評判が良くて、2回目3回目につながった。ちょっとだけお金をかけて舞台設営もした。
出演者の皆さんも、自分の芸を披露する機会がなかなかなくてうずうずしていたのだろう。数か月前から仕事の合間に練習したという会社員、「100回の練習より1回の本番がありがたい!」と言ってくれたペア、作品を披露して製作を体験させてくれたリタイア世代の方、企画の主旨に共感して大サービスしてくれたプロ(はだし)の方など。普段の顔と違った一面や芸の意外性もあって、皆楽しませてくれた。手づくりの場には、和やかな時間が流れた。
出演者の技と熱意は観覧者の感動と刺激と癒しにもなったと、終わった時の皆さんの表情や声から感じられた。やはり、同じ空間でリアルタイムで顔を合わせて表現する方が伝わるものは大きい。
好きこそ物の上手なれ。それを続けることが、その人の印象が人の中に残ったり、交友関係が広がるきっかけになったり、あるいは本人の心の糧になったりすれば、「芸は身を助ける」ことになっているのかもしれない。
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