しあわせのタネを蒔きました
きっと笑顔の花が咲くでしょう・・・たぶん・・・(⌒▽⌒)アハハ!
 



雨ですね
爺ヶ岳の紅葉の興奮も覚めやらぬ中
次の山行計画をねりねりタブレットとにらめっこ
だけどマラソンの練習もしないとなんだよね
山のことで頭がいっぱいで走ることを忘れているワタクシ
こんなんで完走できるのか!?

さて、この間の山行で種池山荘についたワタクシが
夕方のお散歩で出会ったのが写真の彼ら
爺ヶ岳から下ってきた彼の背負っているサッカーボールのような機械に見覚えがあった
富士山がGoogleのストリートビューで楽しむことができるというニュースで見たアレだ!
一緒に散歩にでた単独の女性に
アレじゃない!?Googleの……アレ!
名前が出てこないワタクシ

興奮するワタクシに彼らは苦笑いで種池山荘へ下っていった

この登山道ももしかしてストリートビュー?
でも、夕方の暗さからいったら撮影はしてなかったかも
もしストリートビューになるとしたらメインは鹿島槍なんだろうな
彼らは種池山荘で休憩して下山していった
写真は下山していく後ろ姿です
あの時間から下山して何時に下れるのかな

sそれにしてもストリートビューはどこまでいくのだろう
登山道はどれぐらい選ばれているのか
ってか、もうたくさん公開されてるのかな
利用してないから実は何も知らないのです
またどこかの登山道で会いたいですな


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パソコンをやめてネット環境はタブレットになったが
ひどく不便という感もないが、快適というわけでもなく
ブログからはどんどん遠ざかる今日この頃

そろそろ縦走登山をしたく色々計画をしたものの
全然登っていないと言う不安から
まずは、2泊で山に入ろうと考え南アルプスの訪問となった

出発を前日の深夜とすることで初日の行程をうんと短くした
これが大正解!!
1時間半の仮眠での登山はキツイ

しかし、誤算もあった
今まででもそうだったのだけど
夜、眠れないのだ❗

眠いのに、眠れない
誰かのイビキなんか全然気にならないのに眠れない
どこでも眠れる体質だと思ってたのに
一睡もできないということではないけど
寝た気がしないうちに朝になってしまう

そして、筋肉痛!!
これが2日目の夜に襲ってきた
布団に横になるにも
「あタタター」状態
3日目の行程を安全な範囲での短いものになってしまった

今後は、これを解消していかねばなりませんな

こんな山行になったけれど
やっぱ山の中は面白く、景色もスバラシイ

そして再来週に再び2泊で山行へ
気温が低いのが気になり、すでに降雪もあることから
縦走登山ではなくなる可能性もあるけど
チャンスがあれば頑張ってみたいものですわ


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先週も山のために連休を取った
晴れそうなエリアをピックアップして
どこに登れるかアンテナを張ったが
結局はどこも登れる感じではなかった
仕方なく妙義から軽井沢へドライブしたが
その帰り道台風の影響を受け暴風雨の中
なんとかその日のうちに帰ることができた
その豪雨でガラスコーティングは1日ではがれた

一週間過ぎれば紅葉も過ぎていく
しかし、なかなか休みの日に晴れないーー
今月ももう終わりじゃ・・・

さて、御嶽山から活用することになったダブルストック
これがかなり役立っている
というか、これがあったから登る事ができたのかも

今までT字ステッキでも十分だと感じてきていたが
ダブルに変えてみてこんなにも違うのか!と
とくに下山では大活躍
膝にかかる負担が腕に分散できる
メタボ登山にはたいへん重要である!(たぶん・・)

また、ストックをつくことで左右にぶれずに歩くことができる
これがワタクシの体にはとても優しい
おそらく大体の人はこのブレで体がどうこうするという事は起きないと思うが
ワタクシにはこれがちょっとやっかいな感じ
体が左右に揺れる・・それが続くのがワタクシにはつらいのだ

もちろんなくても揺らさずに歩けるのだろうが
あった方が左右均等にバランスをとれていい感じ~

なくても歩ける様になりたい
あれば岩場では邪魔になるし
そして荷物にもなるわけだから
使わなければ使わないに越したことはない
登山道や植物にも全然優しいわけだから
本当は使わないほうが良いに決まっている

しかし、エゴだと言われるかもしれないが
自分が登るためにはこの支えが必要だ

ただ・・・正しく使用できているか?

と言えば、アヤシイ・・・

この先低山ではステッキを使用し
長距離や長い下山路がある時はダブルでと使い分けて行こう




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さて、この山行のメインイベントに行きましょう~
写真を撮り撮り燕山荘に戻り
そのままサンルームへ
ここで毎年この時期に行われているのは

ケーキバイキング!

ケーキフェアといい
ワンドリンクにケーキが食べ放題!

しかし、行ってみると残念なことに
ケーキの種類が4つのみ・・・
以前のレポートをみるともう少しあったはずなのに・・

でも、ま、そんなに食べられるわけでもないのでいいか

まずはりんごとカスタードのケーキ

お次はベリーのケーキ

最後はチーズケーキ~
ドリンクは飲み放題ではありませんので紅茶を追加です

あま~い・・
口の中が甘い!!!
しょっぱいものが食べたくなるわ~
でも、夕食もあるのであんまり食べてはいけません

みっつがちょうど良い感じかな

幸せな気分にひたってから

・・・さて、何しようかな?

ひとりというのはこの時間がとても暇なのです
たいていは本棚から本を借りて読んでいる
このときも本棚からマンガをとって読んでみた
しばらく読書していたけど
なんだか頭痛がしてきたので今夜の寝床に戻ってみた

どうやら同宿は3人組みの女性のよう
すでに横になっていた
ワタクシもその横でコソコソと横になった

サブザックがいけなかったのか
酷くはないが軽い頭痛がしていた
ザックの位置が悪いと頭痛になってしまうのは
きっと背筋が鍛えられていないからだろう
ああ・・筋肉が欲しい~

夕食まで寝床でゴロゴロ~
お隣さんたちはベテランな雰囲気
起き出して会話している内容がそんな感じ
誰でも最初があって経験を積み重ねてできあがっていくもの
それでもなんだかうらやましい~

帰るときまで「賑やかにしてすみません」と言っていたけど
全然そんなことはなくて
むしろワタクシの方が暗い人間ではなかったか?と心配になってしまった

お隣が華やかな山ガールで良かった(*゜ー゜)(*。_。)(*゜ー゜)(*。_。)ウンウン

夕食は6時から
この時も頭痛はそのままで薬も効かない
おいしそうな食事を前にしているのに食欲がわかない・・・
がんばって食べたものの少し残してしまった
煮魚・・・食べたかった~~
今まで残したことなかったのにo(TヘTo) クゥ


部屋に戻って寝床の準備をして寝ようと思ったのだけど
全然眠くならない!!

こんなに早く寝床に入ってしまうこともないから余計かも
疲れているのに眠れない
・・・横になると頭がズキズキする
起き上がっていた方がラクなんだけど
起き上がっていてもすることがないし
外はガスガスで夜のお楽しみの星が見えない
やはりゴロゴロするしかない~

9時ごろにお隣さんは就寝したが
ワタクシは寝ては目が覚め
寝ては目が覚め・・・つか、寝てた?
意識がずっとある状態で
どこかで聞こえる物音を聞いて眠れないのを紛らわせてた

そんな状態でどれぐらいすぎた頃か
ふと聞こえてきた声にハッとした

「すごいよ~」
小声で発せられた「すごい」

これでもしや!?と頭の上にある窓の外を見上げた

キタ━━━━ヽ(・∀・` )ノ━━━━!!!!

ガスが晴れて星が見えていたのだ

すぐさま暑くて脱いでいた靴下を履き
ウィンドシェルを着こんで玄関へ向かった
外から戻ってくる人もいたので
皆、星を見に出ているらしい
サンダルを借りて外に出ると

∑(◎▽◎*)あああああああっ!!

今までに見たことがない星空が
(・・どう表していいのかわからないが)
自分を・・自分のいる山を包み込むように広がっていた

今まで天井にへばりついていたように見えた星が
天井だけでなく壁にも広がっていた
そういう風に星が見えていた
うっすらガスがかかったように見えるところがきっと天の川と呼ばれる部分だと思う
初めてみる天の川・・・(違っていたら残念だけど)
満天の星空といってもいいかも

下界には安曇野の夜景がかすんで見えていた


なんなのーなんなのーなんなのー???('▽'*)
こんな素晴らしい景色をもう見ちゃってもいいの?
つか、今まで何を見てきたのー?

やっぱ、

皆も来ればいいのにー!

この見てきた空を皆にも見て欲しい~
なのにワタクシのデジカメはこの感動を撮る事ができない

星空が見えなくなるまで見ていたいが
実はとっても寒い!!
ウィンドシェルじゃ寒くて長くは見ていられないのだった

ちなみに外に沢山人がいると思ったらそうでもなかった・・・
部屋に戻って時間をみたら午前1時を過ぎていた
寝てるか~・・・

ということで、再びワタクシも横になったが
やっぱり寝たり覚めたり・・・

そうして真っ白な朝がやってきた
真っ白なのでご来光も無し

5時45分から朝食
朝食は残さずおいしく食べられたー
今日は調子いいぞ!

と、言っても今日は下山だけ
縦走ではないのだ・・・
でも、いつか縦走したいなぁ

朝食を食べて歯を磨いて
準備を整えてしゅっぱーつ!
お隣さんに声をかけて出発します
お隣さんは前日に燕岳山頂まで行かなかったので
これから登ってから下山するとのこと

外は相変わらずガスガスの景色
天気は午前中は霧のち雨
午後には雨がやむ予報ではあったが
雨に変わる前に下山したい



ワタクシはわりと早めの出発だったようで
前を歩く人が見えない

昨日半歩ずつ進んできた道を
今度は写真を撮り撮り進む
ガスガスの先に見える雲海が素晴らしいのだ
なので景色を眺め眺め進むので
昨日と同じぐらい時間がかかった





下山はじめて少し下ったところで
男性4人組の人たちに追い越された
彼らも景色を撮りながら下っていた




浅間山方面?

合戦の頭の手前のピークで再び一緒になった

あれが八ヶ岳ですかね~
と平らな山がくっついている山塊を指して声をかけると

「さあ、わからないんですよ~。あっちが富士山ですかね」

言葉のイントネーションから関西方面の方たちのよう

ワタクシはその指す方向は浅間山方面だと思っていたので

んー富士山はたぶんあっちの方向・・・
と、指をさした先の雲の間から見覚えのあるシルエットが・・

あ、ほら見えてきましたよ!あれが富士山ですよ~

雲の切れ間から富士山が見えてきた


あー富士山だ。言われなかったらあっちが富士山だと思ってました。

富士山がわかると先ほどのが八ヶ岳で南アルプスがあれで・・・とわかってくる

南アルプス


八ヶ岳

この雲海の先に富士山がある
富士山の存在感はすごいなぁ

そこから少し下って合戦の頭
ここからは常念岳方面が見えている


頭が白っぽいのが常念かな?
そう思って写真を撮っていると
そこにいた男性に向こうの山はなんですか?と尋ねられた
ワタクシも詳しくはないので
「常念岳方面ですかね」と答えた
ガスが切れれば槍ヶ岳が見えるらしいのだけど・・・

やがて合戦小屋

結構時間をかけて下ってきてしまった
ここでガスがだいぶ出てきた・・
というか、下ってきたのでガスのエリアに突入したというのかな

ここでトイレを借りたら下り再開(7時55分)

富士見ベンチ(8時23分)

第三ベンチ(8時56分)

第二ベンチ(9時22分)

第一ベンチ(9時48分)

登山口(10時16分)


下に行くにしたがって雨が当たった
ただ樹林帯を歩いているので濡れるほどではなかった

第二ベンチで持ってきたパンを食べてエネルギー充填
ここで下山者が食事をしている図はなんだかおかしなものだった
パンを食べたらザックカバーをして歩き出した
あと少し!

そして登山口に近づくにつれて雨が体にあたった
登山口では完全に雨になっていた
ここでレインウエアを着ることもできたが駐車場まですぐだからとそのまま歩いた
・・・が思った以上に駐車場まであった
こんなに車道歩いたっけ?と・・

それでもびしょぬれにならずに車へ

そして、有明荘へ燕山荘でもらった割引券を出して割引料金で温泉へ
ここ洗い場が5個ぐらいしかなくて交代で使わなくてはならない
少し遅れたらなかなか番がまわってこないかも
露天風呂は広くてきもちい~
露天風呂は貸切で使えた

さっぱりしたらバスの時刻表を確認~

車で来てるのになぜにバスの時刻を確認するか?

それは・・・


狭いとこですれ違わなくてはならないからよ~

残念なことに時間的にバスはすでに山懐を過ぎてこちらへ向かっているところ
しかし到着までにはまだまだ時間があるので
到着してから出発するのは時間がもったいない
注意して進むしかないかな~

有明荘を出発して20分ぐらい下ったところで先のカーブを曲がってくるバスが見えた
おそらく向こうもワタクシを確認しているはず
なので広い場所で待機してバスを待った
広い場所でのすれ違いでよかった~

その後、安曇野を走って
久々の酷道143号を上田に抜けて東部湯の丸から高速へ

たいへん満足の山旅でございました



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燕岳はとても衝撃的だったのでこちらから先に記事にしてみようと思う
・・・記事にするほどの出来事があったわけではないけれど
山の大きさにこれほど驚かされるとは・・・・


去年の10月はじめに燕岳登山を計画した
しかし、荒天の女王の名に恥ずかしくなく台風がやってきた
そこで、西の伊吹山登山へと変更になった

今年こそ!登るぞ!

そう決めて連休を取った
1週間前から天気予報とにらめっこ
予報が変わるたびに別の天気の良い山域を調べた

予報で良かったのは南アルプスと中央アルプス付近だった
そこで、まだ踏み込んでいない南アルプスの仙丈ケ岳を候補にあげて
バスの時間や行程を調べた

すると・・・今年も荒天の女王の名にふさわしく台風ができた

∑( ̄[] ̄;)!なんでだよ!!

しかし、注意深く予報を確認すると
2日目には温帯低気圧にかわるという
前日まで悩んだ・・・
ひどく崩れるという予報でもなかったし、暴風でもなさそうだった
ただ、2日目の気温が低いというところが微妙に不安だった
1日目も2日目も雨のマークはあったが30パーセント程度だった
ならば歩けなくもないか

というわけで前日に宿の予約・・・
去年は電話で予約できたのに、今年はいつの間にかネット予約に変更されていた
それでも電話でなんとか予約できた

当日2時に起床し3時出発
関越道から上信越道、安曇野ICでおりて
コンビニで買い物をしてから中房温泉へ
この道がなかなか遠い

平日で駐車場がどれぐらい混みあっているのかわからないので
とりあえず第一駐車場まで踏み込んでみた
もちろんほぼ満杯だった
車をターンして引き返そうと思ったが
左側の一番手前にスペースがあるのがわかった
車止めもあったのでそのスペースも駐車してよいのだと判断し
そこへ車を入れた

駐車場の悪臭漂うトイレをお借りして
準備を整えて出発
第一駐車場から登山口までは車道を少し登らねばならない

登山口までには何組かの登山者に追い越された
人気のある山なのだなと思う

登山口で再びトイレを借りていよいよ燕岳を目指す
合戦尾根に踏み込んだ

この合戦尾根は北アルプスの中でも急登な方らしい
今まで標高差1000mをいくつか登ってきたが
ここは標高差1300mを6.5キロ(ほど)で登り上げなければならない
エスケープする場所がないためリタイアする場合は引き返すしかない

こんなこと沢山登っている人ならきっと考えないだろうけど
ワタクシのように初心者で弱脚ですぐに心折れる者には
引き返す地点は合戦小屋と考えていた

天気は雲も多いけど青空も見えている
雨が降るのか?急に冷え込んだりしないのか?
台風の影響は今後出てくるのか?
とにかく不安でいっぱいだった

その不安が緊張へとつながっていく

とにかく不安材料を目にすると、心臓がドキドキしてしまって
ムダに体力を使ってしまうのだ

今回の山行は自分のメンタルの弱さがすごく浮き彫りにされた

たとえ弱脚であってもメンタルの面で強さを発揮できれば
ゆっくりゆっくり足を前に出せばこんなにも苦労せずに登れたのではないかな
そういう意味でも来年もう一度チャレンジしてみたい

ちなみに・・これ今までもそういう感じだった
それにやっと気づけたのが今回の山行だったのだ
気づくの遅いよワタシ~~

さて、前に進もう

まずは第一ベンチ目指して~
地味にゆっくりを意識して一歩一歩を確実に

今まで登った山が自分の物差しになるが
この第一ベンチを計ればそれほど急でもない

ああ、こんな感じで長々と続くのか~( ̄-  ̄ )

そう誤解をしてしまうのは経験が浅いからだ
帰ってきてから冷静に考えると
スカイツリー2個分程度の高さを
わずか6.5キロ手前から天辺目指して歩くのだ
そりゃキツいだろ~~(≧▽≦;)アチャー

第一ベンチまでは1時間かかった
各ベンチごとに40~50分で歩けるのがベストらしい


ワタクシは相当のんびり歩いていた
しかし、スタミナを残すにはこれぐらいでないと持たない


青空も見えている

そして第二ベンチへは40分弱でたどりついた


確か第二ベンチを過ぎた先で道は平坦になりやや下り坂があった
このわずかな平坦地を歩けるのことにありがたみを感じた
しかし、その先第三ベンチからの急登を知っていればこの幸せは一瞬のものだ




第三ベンチも40分で着くことができた
第三ベンチは広く人数のいるパーティだと休憩にはちょうど良い場所かもしれない


この第三ベンチを過ぎると先ほど言ったように
道は常に急坂で
上へ上へと移動していくことになる


晴れているがたまにガスもやや流れきたりして
山頂の天候が気になったりする

ただ、このあたりを過ぎると紅葉している木があちこちにあって
そのキレイさに写真を撮りまくったりしてしまう

それにしても急だ・・
自分がこの先もこんな登りを続けられるのか心配になってくる
ガスが流れても不安だ
それだけで緊張し胸がドキドキしていた
その時は深呼吸をして自分に「焦るな、焦るな」と言い聞かせる

ムリなら下りればいいんだから
とりあえず足が上がるところまで登ろう

今回はワタクシは極力ゆっくり歩く事に重点をおいて
ゼーハーと息が乱れないように気を使った
心拍数も上がらないようにして(緊張でドキドキしてしまうことが多々あったが)
時間をかけて登ればいいように泊まりにした(燕岳は日帰り圏内の山です)

今までで一番遅い歩みであった
しかし、それをしてもこの急坂が続いたところで
心が軋み始めた

富士見ベンチへは50分かかった
登りはじめてから3時間が過ぎた



・・・こんなんで本当にたどり着くの?

富士山など見えないベンチで考えこんだ

上の方面はガスがたまってるけど山頂まで無事に登ることができるの?

しかし、数分後皆が向かう合戦小屋方面へ足を動かすことに

ここから少し行った所で下山してきた山の先輩姉さんたちと言葉を交わす

こんにちわ~

こんにちはがんばって~

ありがとうございます。でもなんだか先が見えなくて着きそうもないです~。

あら、皆この辺りではそう思うわよ
でも合戦小屋まで行けば急でなくなるから大丈夫よ

「皆同じように苦しんだんだから」そんな単純な言葉がうれしかった
苦しいのは自分だけじゃなくて、登れないと思っていることだけが自分なのだ
なんと自分はメンタルに弱いのだ

なんだかうれしくもあり、自分の弱さが悲しくもあり
複雑な気持ちになった

気をつけてがんばってねー

涙が出そうだった
もっと強くありたい・・・

しかし、どんなに励まされても傾斜はゆるまない!!


標高が上がってきたことがまわりの景色でわかる


真っ赤な実をつけたナナカマドが目立つ


ああ、京都のような紅葉の小道ですな

そして、やっとこさ発見する
合戦小屋まで10分表示

もちろんワタクシには

まだ10分も!?

である


まだ10分も?と思いながら来年はあの稜線を歩いてみたいと思う



とにもかくにも合戦小屋へは富士見ベンチから50分
登山口から4時間経過してた・・・

ベンチに座り込みはじめてザックを下ろした
景色は紅葉した木々が見えるだけ
あとは白い・・青空が見えてはいるが
本当に見える景色はどんななのだろう?

ここで、おにぎりを食べトイレに行った
体力的にはそうとうしんどい

15分ほど休んでから山頂を目指すことにした
風が強いということもなく、雨が降りそうな感じもなかった
しかし、足がもう疲れてまともに歩けない

どうするか?

ここから燕山荘まではコースタイムで1時間10分
ゆっくりの人で1時間半ぐらい?
それをさらにゆっくり歩けば?2時間か?

じゃあ・・・ワタクシは一歩前に足を出すのではなく

半歩 ずつ前に足を出そう

ワタクシが歩き切るためにできることは
体力をあまり使わずに半歩ずつ前に進むこと
戻るのではなく前に進むことにした

半歩ずつにしたからといってラクになるわけではない
けれど止まって休み休み進むよりは
止まらず半歩ずつ前に進む方が良い気がした

確かにここから傾斜は緩み
紅葉が素晴らしく感じる
枯れ枯れしているものもあったけど

少し歩いたところで後ろから人が来ているのに気づいた
半歩歩きなのでどこかで追い越してもらおうと
何度か立ち止まってどこまで迫ってきているか振り返るのだけど
どういうわけだか
ワタクシが立ち止まると向こうも立ち止まって追いついてこようとしない

なぜだ!?

ダーっと追いついてガーっと追い越してくれればいいのに~
ノロノロしていては悪いと気になってしょうがない

そんなこんなで合戦の頭・・・


そこにいた年配の団体さんに
山頂方面は向こうですかね?とガスで真っ白な方面を指して聞いた

そうだね~その上のピークを過ぎれば燕山荘が見えるよ



ほほう、もうすぐ燕山荘が見えるのか
それが見えれば終わりまでの距離がわかる!

そのままワタクシは前にジリジリ進むことにした


この付近の紅葉加減がステキだった

しかし、ここからが長い!
噂のピークにたどり着いたが真っ白で山荘のさの字も見えない
だから、あとどれぐらいなのかさっぱりわからない


もう見えるのではないか?
そこの登りが終われば着くのではないか

いや、その角を曲がればもう入り口なんじゃないか

とにかく、何度も何度も期待しガッカリし
それを繰り返すうちに

・・・燕山荘なんてないんじゃないの?マボロシじゃない?

なんとマボロシに向かって進むことの愚かなことよ!

ああ、そうだ自分は愚かなことしかしてこない

何やってんだ自分!!

だんだん腹が立ってくる

何もかも悪天候を引き寄せる自分が悪いんだー!!ムキーー!!Σ(`Θ´)=3

途中で後からきた男性4人組みに道を譲る
スタスタ進む彼らはあっという間に見えなくなった

そこか!そこがゴールか!

しかし、その先にも登山道は続いていた・・・


ううう・・・スミマセン・・もう黙って歩きます

なぜだか反省したところで
登山道を直している人たちが現れた

開けた登山道に山荘の石垣

着いた・・・着いたんだ・・

最後の階段をあがると


え・・・∑(・o・;)


まさかまさかの絶景!
ワタクシたちが登って来た合戦尾根方面はガスが出ていたけど
反対側は晴れて視界が開けていたのだ


あ~山だぁ~~~
思わず声が上がる



とにかくビックリしたのだ

先ほど追い越された男性たちも写真を撮っていて
振り返って笑顔になった
きっとワタクシと同じ思いだったのだろう
お互い山頂の景色に期待していなかっただけにビックリしたことを話した

そして、後続からくる登山者も同様の反応をした
それが面白くてうれしい・・・

自分が自分の足で登り上げたそんながんばった事実なんかより
この景色は数倍も衝撃的で魅力的で言葉に表せない感動があった

皆も来ればいいのに!!!

そう叫びたい

ワタクシも感動をおさめようと写真を撮ったが
ぜんぜん収まりきらない~~

だれかワタクシに変わってこの感動をカメラに収めてくれー
そう思った









しばらく写真を撮ったが
第一の目的を思い出した
そうだ、ケーキを食べにきたんだ

その前に山頂に行かねば!
燕山荘でチェックインし荷物を置いてサブザックを持って
燕岳の山頂を目指した
燕山荘より1キロほどで往復1時間程度の距離だ

帰ってくればケーキが待っている
景色は最高だ!
走り出したい気持ちを抑えて
シャカシャカ歩き出して行く

ε=ε=ε=(ノ^∇^)ノわー!


おかしくないですか?

おかしいですよね?

さっきまで半歩しか足が出せなかったはずなのに

ストックも持たずにスタスタスタ~と歩いてるんですよ?

なんでだ?メンタルで歩けなくなってた?
それとも重いザックからの解放の反動?

実はこれと同じことが御嶽山でも起こってた

どういうことなのだ?
いまだに自分と言う人間がわかりません・・・



山頂までは近いようで遠い
奇岩を見ながら白い砂の上を歩いていく
まさか晴れると思っていなかったのでサングラスは持ってこなかったが
そうとう紫外線が目に入ったと思われる
シミになる・・・


槍ヶ岳もたまに雲から顔を出す




40分程度で山頂へたどり着いた
山頂付近はどこを登ったらよいかわからない状態
山頂では二組の登山者がそれぞれ写真の撮りあいをしていた
ワタクシも「撮りましょうか」と言われて撮ってもらう
山頂のプレートは取り外せるので皆首からかけて写真を撮ってた
こういうプレートっていいねぇ~
でも混みあってたらなかなか番がまわってこないかも


北燕岳方面


そうして写真を撮っていると
「ブロッケンが見える」と言う声が
一緒にいた夫婦とともに崖側に身を乗り出すと
濃いガスが上がってくるとうっすら見えてきた
肉眼だと良く見えるがカメラになるとさっぱり
それでも皆で撮りまくる


そんなんして山頂を楽しんだ後は
ケーキだ!!

ケーキ目指して山小屋へ下っていく
それでも景色が素晴らしすぎて少しあるいては眺める
それの繰り返し


近いようで遠く見える燕山荘


めがね岩


大天井までの稜線


黄色がみごとな紅葉


有名なイルカ岩

すげいなぁ!

山の斜面にたたずむ岩になってみたい
この真ん中にある岩のように

そしてそこからの眺めをずっと見ていたい
本当に晴れた時はどんな景色が見られるのだろうか・・・







・・・つづく




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この記事は7月の記録です

登山とは・・・


己との戦い

しかし、ここ最近自分に敗退するばかりなり
心と体のバランスが悪すぎる
心は山頂を目指しても、体はそんなところへ行きたいと思わないのだ
よくもそんな体で山を目指しているものじゃ
こんなワタクシと同じ人はおるのだろうか?

今回の編笠山は八ヶ岳の南に位置し
おそらく・・・

おそらく~

編笠山&権現岳というセット商品ではないかと思われ

レポでもこのセットが多く見られる
もちろんワタクシも持っている教科書を見ると
このセットになっているが・・・コース的には上級者と書かれていて
自分には敷居が高いように感じていた

しかし、よくよく読んでみれば
三ツ頭から権現岳を経て青年小屋→編笠山を通って下山
しかも日帰り!
確かに健脚でないと辛そうなコース
自信がないなら山小屋で1泊をとなっている

もちろん1泊しよう
しかし、権現岳の岩場を下るより
その部分を登りにした方が危険度は少ないのではないか

レポでも編笠山から権現岳のコースは多い

さて、いつものように出発数日前のブレブレタイム

登る山を限定できずに心が揺れ動く期間を経て

2日前に青年小屋へ予約を入れた

準備は万端
今回は歩きながら水が飲めるハイドレーションシステムに水をつめ
凍らせたアクエリアスのハンディパックをパスファインダーに入れ
トレイルミックスやエネルギーチャージのなんだかわからんものも持って
御在所岳の二の舞にはならないよう気を使った

ちなみに青年小屋の予約をした時に言われた言葉は

アブが出てますので対策をしてきてくださいね

(・・。)ん?アブってハエだよね?
刺されて痒いのはブヨ?
いや、アブも痒いんだったような?

ここで例のネットが活躍するか!?
ちなみにこの情報でハッカ油をプラスしようと買いに行ってみた


前日夜9時に横になったものの
興奮してなかなか寝付けない
遠足の前の緊張というのか、こういうときどうしたら寝られるのだろう
早めに布団に入ったので3時起きでもかろうじて寝た感はあった

4時半に出発し圏央道、中央道小淵沢ICへ
下りてすぐの道の駅でトイレをすませ観音平へ向かった(ちなみにまた道を間違えた・・)

駐車場はすでにたくさんの車がとめてあり
ワタクシの軽がとめるスキマもなかった
・・・というか、ハンパなスキマばかりでそんなムダなスペースがなければ
あと数台はとめられたろうに
路上には5,6台の車が路駐している

ワタクシは駐車場のど真ん中に車を横にして止めようとも思ったが
誰もそうしていないのはここで転回する車があるということか?
タクシーとか・・・

暗黙のルールが見出せなかったので
いい具合にあいていた駐車場すぐの路上スペースへ車をつけた

すると後から来た車がワタクシが止めようとした形で車を駐車場の真ん中へ止めた
やはりそれであっていたのか!

ま、なんでも車が止められりゃいいのさ
車を止めて一息
気がつくと車にアブが群がっているではないか

これか!

∑(゜∇゜|||)はぁうっ!

その光景を見て外に出られるだろうか
車の中で準備をしながら様子を見ていると
準備を整えて歩き出していく登山者がいた
特に飛んでいるアブを気にしている様子も無い
・・・刺されることもないものなのか・・・

あとは靴を履くだけにして車の外へ出ようと車を開ける・・・

ブンッ!ブゥンッ!

待ってましたとばかりに寄ってくる

)゜0゜( ヒィィ

車の扉を開け閉めしてるあいだに2,3匹が車の中へ
しかし、これといって刺されるわけではなかったので
駐車場の簡易トイレで用を足して
8時15分スタート!!



しかし、歩き出してからもアブの嫌な音は耳元で続く
ハッカ油はもちろん効かない
むしろハッカ油をかけた瞬間に寄ってくる始末
なんなんだこやつらは!!( ̄Θ ̄;) ムゥー

少し歩いたところで
チクッ!と、腕に痛みが走った

イタッ!ヾ(≧□≦*)ノ

見るとアブが止まって刺している
やっぱ刺すんだーーーー!
すぐに追い払って薬を塗った

が、立ち止まっているとすぐに虻に囲まれてしまう
囲まれると言うことは刺されやすくなるということ

とにかく動いていなければならない
虻が群れで襲ってくれば早足で通り過ぎなければならない
これが登山においてどんなにつらいことか!!!

特にワタクシにはこれがどんなに困難なことであったか

ひとりで登っているのに

自分のペースで歩くことはできない

誰のペースか?

アブのペースだ!

追い払っても一瞬で戻ってくる
この日ワタクシはステッキをつかず
振り回して歩くことになってしまった
(ダブルを持ってこなかったことは幸いだった)

ワタクシのステッキはバトントラワーのバトンのごとく華麗に円を描いてアブを追い払い
孫悟空の如意棒のごとくアブを打ちつけた(命中しないことがほとんど)

それでもなお肩と首に攻撃を受けた
(この日何箇所か刺されたがとくに痒いということも腫れることもなかった・・・)

前を行く男性2人組みの登山者のひとりがネットを被っている
やはりネットなのか!!

ワタクシもザックから取り出したいが
とにかく立ち止まれない!
動いていなければどんな目にあうのか、考えるだけおそろしい!

50分で雲海展望台へついた
富士山が遠くに見える
しかし、のんびり景色を眺める余裕もない

アブのせいだ!



写真に写るアブがわかりますか?


ここで若者グループと言葉を交わす

話題は「アブ」オンリー
山ガールスタイルの女性はタイツの上からも刺されるようだ
ワタクシはタイツの上にトレッキングズボンを履いているので
下は無事だった
皆「ああいう格好がいいんだよ」と言われたが
アブにおいても「オシャレはがまん!」ではなかろうか?
んなことないかー

チラリと富士山を見たら再び
ステッキを振り回して登り始める

この日は平日だったせいか登山者の姿もそれほど多くなく
会話もなかった

アブと戦い戦い進みやがて押手川の分岐
雲海展望台から50分ほど
珍しくコースタイムどおりに歩けている
理由はアブのせいである

が、自分のペースより早く歩いているということは
疲労のピークも早くやってくる
ここで相当疲れていたワタクシ

ネットを被った先ほどの2人組が休憩をしていたのでワタクシも立ち止まって少しだけ話をした
しかし、やはりアブがすごいので先へ進むことにした

ここでワタクシは直前にネットで見たレポートを思い出していた
その方はここから直接青年小屋方面へ向かい(編笠山を巻いて進むコース)
青年小屋にザックをデポして身軽で編笠山へ登るというものだった

今の疲労加減からしてその選択が自分には一番であろう
と、青年小屋という標識の方へ踏み出した

このコースは案内板も少なく
若干心もとない感じで
赤いテープを目印に進んでいく

登山者も少なく下りてくる人はいても登って行く人はいない
小屋泊まり以外の人は使わないコースかな?

しかし、アブはこちらのコースでも容赦なく襲ってくる
再び富士山の見える展望台があった
写真をゆっくり撮りたいのにそれもできない



このあたりで体に異変が
足が重く、動悸がおさまらない、めまいまでとはいかないがふらつく
この少し前にエネルギーチャージのゲル状のなんかを食べて
トレイルミックスをつまみつまみ上がってきた
ということは、空腹によるものでなく熱中症か?

ここからいきなりスローペースに
ゆっくりゆっくり足を前にだす
しかし、とうとう足が止まってしまう
幸いにしてアブの少ないエリアだった
ここで初めてザックを下ろした

実は・・・ハイドレーションのチューブが短すぎて首をグイっとねじらないと届かず
思うように水分が取れていなかったのだ
↑これが大きな敗因か!?

今回も御在所岳と同じようにフラフラに
ここで考える
下山するか登るか
止まった地点はおそらく普通なら残り30分で青年小屋につける地点
下山には2時間はかかる
しかもこのアブをはらいつつの下山になる

・・・・・

・・・・・

御在所岳は頂上で休んだら直った

ということは登って青年小屋で休めば元気になるかもしれない
御在所岳のときと違ってめまいは起きていないし
休んでいるうちに動悸もおさまった
とにかく小屋泊まりなのだからノロノロ進んだって
午後早い時間に着ける

自分を励まし足を前に出した

少し歩いたところで前方から視線を感じた

・・・何かいる?

ギクリとした
何かがこちらを伺っている
よくよく見てもなんだか良くわからないが岩の上に動物がいる
まん丸の耳をこちらに向け細長い胴体
猫ぐらいの大きさか

しばらく見つめあったが
向こうが斜面を下っていった

形からイタチだと思うけど・・・

そこから時間をかけてノロノロいくと
青年小屋まで20分と書かれた標識が

Σ(´□`;)まだ20分もあるのーーー!?

きっと普通の状態なら
あと20分?とか、もう20分?
そう思えるに違いない

ただ、ここから傾斜もゆるみ歩きやすいところを選んで進むことができた
そして本当に20分ほどで青年小屋へたどり着いた

(TwT。)着いた・・今回も厳しかった・・・

時間は11時半
よかった・・・

小屋へ入って受付をする
「先にどこかへでかけられますか?」
と聞かれたので(あまりに早い到着であったからか)
少し休んでから行動したいと伝えるとすぐに部屋へ案内してくれた

「もしかしたら、女性ふたりが後から相部屋になるかもしれません」
と、言われたが結局誰も来なくて個室になった
さすが平日~

マウンテンビュー

部屋でホッと一息つき
談話室でお弁当を食べようと移動した
お茶が飲みたかったのでペットボトルのお茶を買おうと廊下に出たところで
歩荷してきた男性が荷物をおろすところであった
そのそばで男性が不自然な格好で手に何かを持って近寄ってきた
シロウトのワタクシは歩荷してきた男性が誰なのかよくわかっていなかった
不自然な格好をしていた男性の手にはカメラがあった
どうやら取材らしい
(荷物を背負っていた男性は青年小屋のオーナー竹内敬一さんでした)

なんの取材なんだろう~?
と思いながら談話室でひとり編笠山を見上げながらおにぎりを食べた

昼食を取って元気が出たら
編笠山へ登ってみることに
風が出てきていたのでウィンドブレーカーを持ち
パスファインダーにドリンクを入れて出発
こんなことならサブザックを持ってくればよかったー

青年小屋から編笠山山頂へは
大きなゴロゴロ岩を登らなければならない

ゴロゴロ岩についた赤いペンキを見ながら登る
このペンキを外すととたんに登りづらい
次の一歩に迷うと赤いペンキから外れていることに気づいた

ゴロゴロ岩が終わって振り返る
権現岳が間近に見える
あれが明日目指す山かぁ~

・・・・
険しい?

ゴロ岩ゾーンを抜けると樹林ゾーンに突入
樹林と言っても登山道が低いから低木なのかな

青年小屋からすぐ目の前に見えた山頂はなかなか遠い
少し標高を上げたところで振り返ると赤岳が見えた

おおおお~

やっと山を登って来たという実感が

ここで午前中に押手川で話した虫除けネットを被ってた男性2人組みと再び会った

ワタクシが巻き道から青年小屋へ着いたことを話すと
帰りはそのほうから下山すると言うことだった
お互いアブ情報を交換しあった
山頂は風があるためにアブはそれほどでもなかったということだった

2人組みと別れ地味な道を進んだ
やがて平坦な道になり木々が途切れ山頂へ到達した



わー!!



これが八ヶ岳というものか!!
目の前の権現岳の後ろに赤岳が
その横に・・・なんだ・・・阿弥陀岳かな
ま、なんだかわからんが八ヶ岳の山が並んで見える


ギボシのアップ


権現岳山頂付近



遠くには蓼科山の平たい山頂が見えていた


視界が広く開けた側には
富士山はもちろん南アルプス、諏訪湖、きっと奥は中央アルプス
北は曇ってて見えませんでした


南アルプス


富士山方面

ワタクシの登山史上2番目に天気が良い山頂ではなかったかと思う(たぶん・・?)
景色が白くないなんて!!
まわりがハッキリクッキリしているなんて!

感動~

ちなみに貸切なんですよ!

山の景色ってこう見えるんだ!

ただただそこに立ち尽くし
そこでずっと景色を眺めていたかった

いままで見てきた真っ白な山頂分ここで眺めを取り返したかった

心ゆくまで眺めを堪能し
登る予定だった権現岳の斜面を見て
今日の自分が明日あの山を登るのはリスクが大きい
そう、心を納得させた
もっと力をつけねば・・・
(ちうか「痩せろ」かな)

ガッカリしたような、ホッとしたような
それでも、山にいることの充実感に浸って編笠山から青年小屋へ下った

下ってもすることがないので
水場まで歩いてみることに
徒歩で5分程度の水場
5分って結構歩くなぁ

少しぬかるんだ道を進む
かわいい花たちをめでながら

少し歩いたところで再び(いや、三度かな)ネットを利用していた男性2人と会った
冷たくておいしい水をお持ち帰りするそうだ
気をつけて!と声をかけて別れた

やがて水場についた
山の上の方から流れてくる水
胃腸の弱いワタクシはたとえそのお水がおいしくても
ガブガブと飲むわけにはかない
少しすくいとって飲んだ

あぁ~うまい!



飲むのはひとくち
残念なことに手ぶらできちゃったので
持ち帰りはできない
冷たい水に手を浸して水を味わう

明日、水が足りないようだったら汲みにこよう

そうして水場を離れた



 
  
 

プラプラ小屋へ戻り
談話室の本を読み漁って夕食まで時間をつぶした

ちなみにボルダリングの壁があって
それにつかまって遊んでいたら
シューズありますよ~とスタッフさんが教えてくれて
シューズを履いて登ったが全然課題どおりには上れなかった
体が重い~~~~

宿泊者もだいぶ増えてきて
ワタクシも自分の部屋に戻り
自分の荷物の整理をして夕食の時を待った
↑それだけすることがなかった

5時半少し前に編笠山から下ってくる団体が見えた

え?今頃?

夕食を知らせにきたスタッフさんに尋ねると
今夜の宿泊者とのこと
食堂に入ると自分のテーブルを案内された
テーブルについて食事を始めると先ほどの団体さんが入ってきた
荷物を置いて先に食事を・・ということみたい

ワタクシのテーブルはご夫婦が2組と単独の男性一人の組み合わせだった
他は女性だけのグループが一組
どなたもワタクシの先輩がたであった



最後の団体さんは関西のツアーのようで
その中にやっと若い女性がいたものの
こんなおばさんのワタクシでさえまだまだ若いようなのだ
おそらく平日はこんな感じなのだろう

やはり、テーブルごとに話が盛り上がり
ワタクシのいたテーブルは見知らぬ者同士なのでよけいかもしれない

おいしい食事と山の話
どこへ行っても初心者であるワタクシには
皆さんの山行話が楽しくて、そして参考になる
ついつい長話しをして他のグループよりも長くテーブルを占領していた



食事が終わって解散後に
談話室で関西から来られた同席のご夫婦と山の話を続けた
このとき7時を過ぎていたが
外はまだ真っ暗とまではいかず
ワタクシは早く星を眺めたく窓の外を眺めた
すると編笠山の方からゴロゴロ岩を下ってくる若い登山者がいた

またもや
え?今頃?
と、驚いた
ヘッデンもつけずに薄暗い中を慎重に下ってきている
もちろん山小屋泊だと思っていたが彼女が小屋に入った気配はなかった
テント泊だったのか・・?
時間からすれば3時ぐらいから登り始めての到着ではないかと思われ
慣れればそんなこともしてしまうのか?と思った
この連休を目一杯使った縦走なのかな~

話は戻り
関西のご夫婦の馴れ初めも登山だったようで
オススメの山を教えていただいた
特に天の川を見たことが無いというと
この山がオススメと言われたところは
ワタクシもマークしていたところで
星空がオススメだとは思いも寄らなかっただけに
これは行かねばと秋に計画中~


談話室で山話しを続けていると
オーナーの竹内さんが来て
食堂でギターで弾き語りをしてくれるというので
他のお客さんにも声をかけて食堂に集まった
人の多い山小屋ってこんな感じなのかな~

竹内さんの渋い歌声を聞きながら
今までに無い居心地のよい感覚に浸った

ここは山の上なのに
孤独に登って来たのに
こんなに多く(そうでもないかー)の人がいて
同じ様に音楽を聴いて山の話をして
でも、明日には分かれてしまう

それはソロツーではなかった感覚

・・・うーん、うまく言えないなー

ひとりだけど、ひとりでも全然かまわないんだけど
そうじゃなくてもいいんだな~

ああ、ソロで走ってるときはビジネスホテルに泊まってるから
誰とも話さないそんな夜を過ごしている
それが普通だったからだなー

竹内さんが「もういいよね?もういいよね?」
と言うのを
「まだまだ!まだまだ」
と言って
9時過ぎまでお願いしてしまいました


沢山歌ってもらって
竹内さんの恋ばな(?)も聞きまして
思い出深い一夜になりました

ちなみに星空は薄くてハッキリしなかった
けれども、今までみた星空で一番近く見えたような気がした

部屋に戻り布団に入って眠りについた

1時半頃大きな物音で目が覚めた
誰かがトイレにでも行ったのだろうか
その後も誰かがドアを開け閉めする音に熟睡は妨げられた

翌日4時に起床
ご来光でも見られるかと期待したが
どうやらこの場所からは太陽が相当昇らないと見えないらしい
それでやや朝日照らされる富士山をしっかり堪能



5時半に朝食
朝食後にまたまたお話してお互いの行き先を聞きあった
単独行の男性と関西から来られたご夫婦は権現岳をまわると
もう一組のご夫婦は編笠山から富士見高原へ戻ると
ワタクシも調子は良かったものの天気がイマイチだったので
このまま編笠山を登って観音平へ下ることにした

団体さんが出発する頃には雨がパラつきだし
レインウエアを着るか迷った
ワタクシたちより先に出た方たちはほぼレインウエアを着ていたと思う

6時半を過ぎて準備を終えたワタクシたちも
一組一組と歩き出した

「また、どこかの山の上で!」
そう、言葉を交わして

歩いていればいつかあえるかもしれないな

再びゴロゴロ岩を登り編笠山頂上を目指した

この時間でもすれ違う登山者いることにおどろく
何時に出発しているのだろうか

山頂は昨日の眺めとは違ってっ雲が多い
風も強く帽子を飛ばされないようにあご紐を締めた


権現岳は雲の中




南アルプス方面を眺め
今、師匠はあの雲の下の北岳を登っているのだな・・
ワタクシはこの編笠山が精一杯のようだ
いつになったらそんな山に行けるのだろうか・・・

一息ついてから下山開始!
昨日あんなにいたアブがほとんどいない
それだけ風が吹いているということなのかな

こちらは結構急な斜面
こちら側から登らなくて良かったと改めて思った





連休初日というのもあってか登ってくる人の多いこと多いこと!

足元を見て歩いてしまうワタクシ
登ってくる登山者のシューズに目が行ってしまう

何人かに1人は真新しいシューズ
こうして初めて山にやってきて、ウキウキして登っている雰囲気

1日違えば・・・



アブに猛攻撃を受ける恐ろしい登山になるのだよ!


と、言ってやりたいが

「靴紐ほどけてますよ~」

と、ちょっと先輩面するだけにとどめた

足も軽くゆっくり歩き、沢山の人と挨拶を交わし
山頂の情報を聞かれたり
そんなこんなで観音平までのんびり下ることができた


観音平の駐車場は昨日よりももっとギュウギュウで
観光バスが止まっていたのには驚いた
あの狭いスペースでどうやって方向転換するのだろうか?
そしてそのバスに乗ってきた人は登山者なのか?観光客なのか?
ナゾだ・・・

駐車場を出るときにも何台もの車やタクシーが上がってきた
駐車場に止められなかった車が路上にとまっている
その列があまりに長いので休日の登山とは駐車場争奪戦からはじまるのだな
そう思って登山は平日に限る!とつくづく思ったであった







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今年も小さくステップアップすべく
山装備を付け足しに神保町へ行ってみた
(ま、セールのハガキが届いたからなんだけどね)

本日の神保町の登山用品店はものすごく混雑していた
いつもは涼しい店内も熱気で少々暑い
中も外も暑い!!ワタクシはその暑さで買うものを見誤っていたかもしれない
・・・本当に必要なのか?
疑問の残るお買い物であった

まず写真中央のシナノのトレッキングストック

いままでT字のシングルステッキを使っていたがそれで全然間に合っている・・・と思っているけど
周りがあまりにもダブルなので

もしや・・・

ダブルの方がもっとラクチン?

もっと長く歩きたいワタクシの第二の足として活用してみたく導入
4足歩行・・・
もしや・・もっと増やしたらますますラクチン?


そして、チェックのキャップ

つばのある帽子を夏はかぶっている
ちなみに冬はニット帽
このつばのある帽子はどうもワタクシの耳にあわない

別にロバのような耳が生えているわけではなく
つばの部分が周りの音を聞こえにくくしているように感じて
あまり長くかぶりたくない
難聴とまではいかないが、耳鳴り持ちとしては人より音を聞き分けづらいと思うのだ

そこでキャップならどうだろうか?と前々から狙っていた
これは安かったので買ってみた


花柄のザックカバー

ザックカバーを持っていなかったのか!?と、言われそうだが
持っていた
15~20ℓのサイズのカバーを

ちなみにワタクシのザックは35ℓと45ℓ

それでどうしていたかと言うと
「どうもしてない」としか言えない

と言うのもどういうわけかそのサイズにどちらのザックもスッポリとおさまっていたのだ

グレゴリーのインヨはギュウギュウに入れなければとてもコンパクト
20ℓサイズのカバーをかけるとぴったりと収まる
3月の地図読み講座の時に受講生の女性に言われたことが

ザックカバーとザックがピッタリしていますね
うらやましいです。私のはブカブカであわないんですよね~

と。
ザックとカバーのℓサイズが一緒だとブカブカしてしまうのではないだろうか?
ブカブカだとよくないのか?ピッタリだと良いものなんだろうか?
ナゾは残る
今回買ったカバーはあきらかに大きすぎる気もする
しかし、今後ザックがギュウギュウになることがあるかもしれない!(ないかもしれないけど)
そのときはこのカバーが活躍するであろう・・たぶん・・きっと


プラティパス ハイドレーションシステム


歩きながら水が飲みたい!!

この一言である
今まで、ザックの中にいれるか
ザックのサイドポケットに水筒を入れておくか
このどちらかだった

ザックを下ろすのが面倒
サイドポケットは水筒が落ちやすく、落とすと汚れるのだ

・・・以上


オレンジ色のはサブザックです

去年の塔ノ岳から丹沢山の往復
サブザックで歩けば体力の消耗を防げたのではないか
なんとなく・・・


これから重要になるヘッドネット

これは・・・本当に必要??
でもあったらもしかして快適なんじゃないかとムダにも思ってしまった
耳元でうなる虫の音におびえずにすむのではないか

しかし、ビジュアル的にはちょっと・・・
だいたい、これ売られているの良く見かけるけど
かぶっている人は一度も見たこと無い!!
まず、その第一弾にワタクシがなってみよう

・・・勇気があれば!

残りは帽子につける汗取りパッド
帽子が塩塩にならない策である

どれも必要であるようでないような・・・
ま、快適に登るのならあってもよいシロモノだね!






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いよいよ梅雨本番な天気かと思えば
台風なんぞやってくる
来月に予定している山行はどうしたもんやら・・・

そして今回も前週から相当天気にもてあそばれた
天気によっては山を変えるつもりでいた
それは二転三転する天気予報によって
何度も地図とネットをにらむことになった

あまりにも山をコロコロ変更したために
はじめに登ろうと思っていた山がどれだったか忘れてしまった
前々日あたりで雲取山へ行こうと思っていたが
天気予報が変わり御在所岳へ変更・・するところで
どちらも降水確率が上昇
登る日付自体を変更せねばならないことに
日付を変更すれば山小屋には泊まれそうにない
前日には御在所岳も雲取山も諦めようと思い
栃木にある山へ照準を合わせ検索・・・

しかし・・・再び降水確率が変わる

ええい!めんどくせー。とにかく行っちまえ!!

と、御在所岳の元にある温泉宿を直前でポチとした
あまりに直前で予約したため、本当に予約できたか微妙に心配になった
でもま、できてなかったらそんときはそんときでどこか探せばいいか~

なぜに、めんどくせーなら地元に近いところにしないのか?

それは

遠くに行きたかったー
ただそれだけなのだ

ちなみに「日本海とか見てから行きたいかな~」
となぜか無理やり進路は日本海方面へ

そういうわけで700キロも走って三重県の湯の山温泉へたどり着いたのだった
・・これって真っ直ぐ行けば何キロぐらいだったんだろうか?
道中ものすごく楽しかったーーー
つか、バカやってる時ってなんでも楽しいのかもしれない

宿泊先はホテルウェルネス鈴鹿路
シンプルな古いホテルです
ほぼ貸切な温泉にゆっくり入って旅の疲れを癒しました・・・(と言っても、巻き爪プレートがあるのでいつもより短め)

しかし、そこは40代!メタボ!
それぐらいで癒されるわけもなく
疲労は解消された雰囲気ではなかった

まず、朝食がスイスイ入っていかない
朝食バイキングだと必ずおかわりをするこのワタクシが
ご飯軽く1杯食べるのがやっと
それでもおかずはしっかり食べたし大丈夫!と
ホテルを後にした

今回は山の環境を詳しく調べていなかった
なので駐車場は登山者にオススメだという蒼滝駐車場へとめた
そこからロープウェイ乗り場まで200段の階段を登り、かるく車道を歩くことになる

さて、ロープウェイの乗り場までやってきたが
イマイチ登山道がわからない
ガイドでは車道を歩いて中登山道口へいくのだけど
できれば車道歩きは避けたい
裏登山道から中登山道行くのがよさそうなのだが・・・


結局、売店で地図を買い
それに従い無難な車道歩きを選んだ
ロープウェイ駅から車道まで一度下り
川沿いの静かな車道をあるくこと


50分!

林道歩き1時間とか普通にあるのに
たかが車道歩きのこの50分が相当堪えてしまった

中登山道に着いた時にはひと登りしてきたように疲れていた
しかし本番はここから!!


はじめは鈴鹿スカイラインの料金所跡にできた駐車場を利用しようと思っていた
そこを利用すればこの車道歩き50分が短縮される
しかし、この駐車場が整備中で使用できないと下のほうに看板があった
それで50分も汗だくになって歩いてきたのに!

着いてみれば確かに整備中で利用はできない

しかし、その路肩にはたくさんの車がとまっているではないですか!!
ワタクシが歩いてきた車道方面も
登山口に近いところに駐車スペースのような場所がいくつかあり
数台の車がとめられ、登山者が準備をしているではないですかーーー

∑(`□´/)/ ナニィィイイイ!!

地元の人は知っているんですね・・・チッ・・

さて、気を取り直して登山道を進みましょう

入ってすぐに急登です
よじ登るように進む箇所がいくつか出てくる






少し登ったところで体の異変を感じた

どうしてこんなに汗が出るのだろう

どうしてこんなに動悸が激しいのだろう


このような症状を過去に経験していた

白馬乗鞍岳と平標山に登った時だ
どちらも前夜に出発し車中泊で睡眠時間が十分でなかった

しかし、今回はちゃんと睡眠は取っているはずなのに
昨日の疲れがひびいているのか・・

心臓の鼓動が早く
確かにいつもすぐに息が上がってドクドクいってしまうが
少し休むかペースを落とせばそれも収まっていた

今回は違う
それでも、まだペースをゆっくりゆっくりにすれば大丈夫だ!
そう信じて先に進んでいった

今までにないスローな足運びで前進することにし
おそらくまわりもびっくりなぐらい牛歩で進む

途中でタンクトップに短パンという
まるでランニングに出かけたついでに山へ登ってしまったような
スタイルのおじいさんが休憩していた
違和感を覚えるそのスタイルにちょっとビビリながらも
スローペースそのままで横を通り過ぎると

ゆっくりゆっくりね
と、声をかけてもらった

苦笑いしながら
そうですね、ゆっくり登りますとだけ答えて先に進んだ

ロープウェイの下をくぐり少し進んだ広いスペースで自分も休憩することに


後ろから数グループが迫っていたので
追い越してもらうにもちょうどよかった

動悸が治まらないことに不安を覚えながらも休んでいると
先ほどのおじいさんがダブルストックで登って来た
歳相応というペースで、でもしっかりとした足取りで登ってくる
追い越し際にワタクシをジーっと眺めて

色が白いですね~

( ̄Д ̄;;

よく言われるけど
それは肌を出している時に限ってだったし
山の中で言われるとは思ってなかった

が、後にこの言葉の意味が痛いほどにわかる

少し休んだら再び歩く



樹林帯を抜けると大きな岩があらわれた
おばれ岩




お隣の鎌ヶ岳か?



ペース上がらずにそのままノロノロあるいて
地蔵岩に


この岩は見え始めはただの岩の集まりだけれど
少し進んでから岩を別の方向からみると
こんな風に見えるのだ


ワタクシはこの岩を見るためにここへ来たのだ
雑誌で初めて見たときはどうなってるのー??と驚き
なにか細工でもあるのじゃないかと思ったけど
二つの岩の上にサイコロ型の岩がバランスをとって乗っている
ただそれだけ
すごいな・・・

見たかった岩を見られても
この山はまだ終わりじゃない
というか半分残っている

感動も半分でやっぱりノロノロと前に進む

ヒーまだまだ先じゃない

やがてキレット


この崖を下る
せっかく登ったのに標高を下げるのかと思うとツライ
もうここから見える山頂まではとにかく急でしかない
どうやってあそこまで歩けるのだろう?
(登山道って良くできてるな)

ここでステッキをしまい気を引き締める

いったいどこを下ればいいんだ!とちょっとビビリモードに入るけど
上からみえる岩についた○印を追えば難なく下れる

鎖もかかっているけど最後にちょっと借りるぐらい

ワタクシはしりもちをつきながら下りました


無事キレットを過ぎると
先ほどのおじいさんが登山道の真ん中でおにぎりを食べている

その横を通りながら
お腹減ったな~と思った

ここで、ガマンせず自分も昼食をとっていたら・・

ノロノロと山頂を目指すワタクシ

こんなハシゴが出てきたり


山頂はまだまだ先だと思わされたり


これ使ってる人いる?的なハシゴもあったり


やっぱり急だ!
どこまでもどこまでも急だ!





この辺りで体力は限界に近い
でも、それに自分では気づけなかった

写真を撮って立ち上がったときに突然めまいが起きた

あれ?立ちくらみ?

それは一瞬だったので
ちょっと疲れてきたのだな・・ぐらいに思った

そして再びハシゴと鎖のついたエリアを通過し
見晴らしの良い岩の上で写真を撮り
くるりと体の向きを変えたときに
さらに激しいめまいが

かろうじて倒れることは避け座り込んだが
立ち上がることはできなかった

ヤバイ!!

o(@.@)oアワワワ

いったい自分に何が起こっているのだろう
座りながら考えた

お腹が空きすぎているための貧血なのか
それとも熱射病によるものなのか?

まったくわからない

お腹が空きすぎているためだとすれば
食べればなんとかなるかもしれない
が、まったく食欲がない
気持ちが悪くて水分しか受け付けてくれない

しかし食べねばと行動食を水で流し込む
グミを食べる

岩に座ったまま
いろいろな思いが巡る
自分はここで動けなくなったらどうなるのだろうか
・・・・・

((-ω-。)(。-ω-))フルフル


とにかく立ち上がれるまで様子を見よう
時間はまだある



冷えピタをザックから出して胸に貼った
おでこに貼っても汗で取れてしまうだろうから

クールダウンすれば良くなるかも

景色を背にして岩に体育座りしているワタクシ
一見普通に見えるが考えれば不自然だ・・

山頂まであとどれぐらいなんだろう?

座り込んだまま目の前を行く人たちに挨拶だけはしてみる
その中で下ってきた同年代ぐらいの女性に思い切って聞いた

山頂までもう少しですかね?

え、山頂?ん~もうちょっとあるかな・・・
もうひとふんばり!ぐらいですよ


「そうですか、ありがとうございます」
と、冷静に言ったものの

!?工エエェ(゜〇゜ ;)ェエエ工!?と内心穏やかではない

なぜなら時間的にはもう少しというところまできていると思っていたから

30分ほど休んだだろうか?
少し落ち着いたような気もするので立ち上がってみた
めまいはない

今のうちだ!!

できるだけ頭を動かさないように
再びゆっくり歩き始めた
のぼりは変わらないが
先ほどまでの登りとは違う

ゆっくりゆっくり、それでも立ち止まらずに
立ち止まったら最後再び歩けなくなるのではないかという不安があった

少し行くと分岐があった
山頂へ行く方と山上駅(ロープウェイの駅)へ行くほう
迷うことなく山上駅へ足を向けた
しかし、この分岐からも山上駅はなかなか見えてこない

時間にして数分だったと思うけど
ワタクシには長い道のりだった
この辺りからベンチでは登山者が昼食をとったりしていた

うらやましい!

ワタクシも笑顔で山頂へ向かいたかったーー

ヨロヨロと山上駅へたどり着いた
とにかく冷たいものが飲みたい食べたいーー
自販機で冷たいジュースを買いゴクゴク飲んだ
そしてトイレへ向かい用を足して手を洗った時

( ̄□ ̄;)ギョッ

鏡の中の顔は真っ白!!
貧血だ!

∑(・o・;) アッもしや?
あのダブルステッキのおじいさんが「色が白いね」と言ったのはこのことか?
すでにあの時点で青白い顔をしていたのかも

再び行動食を食べたらなんだかスッキリしてきた

御在所岳の山頂はこのロープウェイ駅から少し下って
登り返した所にある

行ってみるか!
せっかくきたのだし
疲れたらリフトに乗ればいいしー
(ロープウェイ駅より山頂までリフトがあるのだ)

帰りはロープウェイに乗るから
あと少しだけ歩こう

ここからはロープウェイで上がってきた観光客もプラスされてくる
それでも平日なのでそれほど多くは無い

リフトを二度ほどくぐり
冬はスキー場のゲレンデの上を歩いて行く


すぐに山頂へついた


やっとついた!!
長かった!

生きててよかった!!



でも真っ白だ!!

琵琶湖も伊吹山も見えない
ま、それはいつもの光景さ・・


少し休んでから再びロープウェイ駅へ戻る


登山の格好で普通の観光客に混じってロープウェイに乗るのはちょっと恥ずかしい
と、思ったけど
意外にも登山者の利用があるみたいだった

ロープウェイゴンドラはすいているせいか一組ずつのせてくれたので
ひとりで広々とゴンドラを占拠できた



歩いて下山できなかったけど
お金をかけてもこのゴンドラにのった価値はありありだった!

先ほど苦労してきた道がよくわかる

あんな斜面を登って来たのか!


キレットって結構ガケガケしてるな!


ロープウェイ直下の道は誰が使うのだろう?

てか、高っっ!!


ホントに見所満載でキョロキョロしまくり
12分間の空の旅はあっという間
ゴンドラを下りて下界に到着~


フ~ヤレヤレ~って思っていると
ランニングに短パンのあのおじいさんがいた!

どうやってここまで帰ってきたのだろうか?
ワタクシはおじいさんに途中で抜かされていない
抜かされたとすれば山頂へ行っている間に先にロープウェイに乗られたのか
はたまたキレットから引き返したとか?
どちらなんだろう~
不思議だな

ロープウェイ乗り場から蒼滝駐車場まで朝来た道を戻る
200段という階段が本当に200段あるのか数えながら下ってみることに

イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、ナナ、ハチ・・・

軽快に下っていると
右側の目の前の斜面がカサカサ言うので目を向けると

シュルシュルシュルシュル~~~~

Σ(~D~ノ)ノ ヒャアァァァァ~

誰もいない山中にワタクシの声が響く

右側の斜面から細い蛇がワタクシのすぐ右横から左側へ横断していった
まったく油断してしていたから
蛇だ!というより生きているものがすぐそばにいたという驚き

驚いたが悪そうな感じもしなかったので
持っていたステッキで戻ってこないように蛇の去った後をバンバンとたたいておいた

駐車場に戻り熱々の車に荷物を放り込んだら
昨晩お世話になったウェルネス鈴鹿路で日帰り温泉~

ひとりの年配の方が入っているだけで
ほぼ貸切~平日万歳!

しかし、のんびり浸かっていることもできません
ここから埼玉まで帰らねばならないのですから

ああ、旅の終わりはいつも寂しい~
残念だー残念だーと言いながら四日市ICから高速へ~~

ブラブラ&仮眠取りながら半額になる深夜に高速をおりて
午前1時過ぎに自宅へ到着

不思議と中部方面から帰る時はいつも夕焼けがキレイなんだよね
あのあたりってそう見える仕組みなのかな?
 浜松SAの展望台より


ちなみに下りがロープウェイだったせいか
筋肉痛はほぼ起こらず
下りでいかに筋肉が使われているかということがわかった




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絶不調のフチからなんとか這い上がってきたワタクシ
この不調によってイロイロ落とすものがあったな・・・

もうひと月も歩いていないので
体力もすっかり元通りな予感
そんな不安を抱えていてもチャレンジは続くワタクシの山歩きよ~

今回の山は以前から登ってみようと思いつつも
ちょっと足が向かなかった石裂山(おざくさん)
高さは879mの低山
足が向かなかったのは鎖場とハシゴがあること
まだ岩場の歩行が苦手なワタクシがこのようなところを歩いて良いのか?と疑問に思っていたから
しかし、レポで知る限りでは
「鎖を使うほどではなかった」
「慎重に歩けば難しいところではない」
そういった意見が多かったので思い切って足を踏み入れてみたのでございます
ただ、レポートの写真を見るととても気軽に登れるようには思えなかった

ま、百聞は一見にしかず的な~

怖いと感じたら戻ればいいし~
↑撤退することが気軽になってしまっているダルダルなワタクシなのだ

そんな感じでフラフラと栃木県鹿沼へ向けて車を走らせた
順調に走り進み今度こそ迷わず登山口へたどり着けると思っていた
が・・・

あまりに順調すぎる
何かおかしい気がする・・

ワタクシの半野生化した本能が動いた

車を路肩に寄せて地図を開いた

ぬおおおおっ!!!

やっぱり間違っていた!

石裂山の登山口は県道240号線の石裂山加蘇神社

しかし、ワタクシが今走っているのは
県道246号線で、向かっている神社は賀蘇山神社だ!

地図でみると登り口のある道の山を挟んだ逆側を走っていることになる



戻れ!今すぐ!

せっかく時間より早く着きそうだったのに・・・
246号線を戻り337号から177号そして240号へ

ま、いつものことですがこのミステイクで
すばらしい道に出合いました

この県道177号線広いし(一部狭いとこもある)
開発中なのか古い道も残っていて
これがものすごく面白い!
作りかけのトンネルもあってトンネルまでは砂利なので入らなかったけど
それでもよければ入れるのかな(通行止めの看板がなかった)

これ、ツーリングで走ったらさぞ気持ちよいだろうなーと思うが
たぶんそれはワタクシだけかもしれない

ワクワクしながら走り
予定時刻よりやや早い時間に加蘇神社の社務所へ着いた
ここでトイレを済ませたら再び車に乗って
奥の神社の駐車場へ

駐車場には3台車が止まっていた
少なくとも3人は山へ入っている可能性がある



支度を整え、神社の写真を撮っていると後から一台車が入ってきた
これでますます心強い!(←何が?)

実はザックを小さいものに変えてきた事で熊鈴を忘れたのだ
熊の情報は確認しなかったが「熊注意」の看板が下の民家の方にまで貼ってあったので
とても心配になっていたのだった・・・


賑わいのある登山道はちょっとどうかと思うけど
逆に人の気配もない登山道は恐ろしいのだヨ

神社の脇から登山道が始まる
ゆっくりとゆるやかな道を登る

沢の向こう側からは怪しい声が聞こえていた
何の動物なのか?
近寄ってみるが動物の姿が見えない
沢を上がっていくうちにその声が増えていく
カエル?
カエルってこんな声?

ボーボー鳴いたりケロケロ鳴いたりはよくあるけど
あまり聞いたことがないような鳴き声だった
グルルル・・・・

何度か橋を渡り、涼しげな滝を見ることもできる





この渡渉を過ぎるといよいよ山の中へ入っていく感じになる

左側にはネットが張ってあって
ところどころに開いた穴をみるとなにか獣の通り道なのかとも思う
(落石が開けたのかもしれないけど・・・)



やがて月山との分岐
周回コースとなっている石裂山
一方通行ではないがポピュラーな時計回りに~
これは急な鎖場が下りでなく登りになるのでより安全に登りたい人はこちらへ~

足元がゴロゴロし、後ろから誰も来ない
本当にこっちであっているのかな?
なんて思いながらトボトボ歩いていると
何か横に気配を感じた

(*゜ロ゜)ハッ!!


千本桂だ!
これがこのコースのシンボルの桂の木か!
本当に自然に立っているので気づかずに横を通り過ぎるところであった!
皆さんの写真では存在感アリアリだったのに・・・

ま、間違ってはいないな
沢沿いの道はなぜだかあやふやな感じがしてしまうのは初心者ゆえだろうか?
道標がペラペラなのでこの辺では見失わないように!





うまく撮れなかったけど面白い形の花を発見
花の向きが斜面に向いているので、斜面側にケータイを差し込んで写すのでピントがどうもあわないのだ
ケータイでなくいいデジカメが欲しいな・・
普段使っているデジカメはホコリが相当入ってしまっているのか
起動すると怪しい動きになることがある
防塵のデジカメでないと壊れるなぁ~じきに・・



ここは鎖は必要ないかな
それほど急ではなかった
下りの人が補助で使うぐらいでしょう~


確かここにも東屋があったような・・
中ノ宮?何かあったけかな?
なんだか登ることばかりに集中しすぎて
こういう何かの跡には無関心だったかも


いよいよメインの行者帰シの岩

ここを登られた方の写真をみると結構急に見え
レポで語られる「そうでもない」と
「鎖を使うほどではない」というものがとても信じられなく思っていましたが

おそらくワタクシの写真がこの岩をそうでもない
と、思わせてくれるででょう

ここを通過するコツは
下を覗き込まない!
岩が結構寝ているので、下を覗き込まなければ
自分の足が地面についているのがわかって高さを感じない・・・かも

鎖を頼るな!
鎖をつかみたくなるのだけど
鎖っ鎖~って思ってると登るルートが見えなくなる
↑見えなくなったワタクシ・・・

ここで初めて他の登山者が後ろからきた

岩を一段登ったところにスペースがあるので
そこでその登山者に先に行ってもらった

自分がこの岩でビビッているのを悟られないように
景色を眺めているフリをしているワタクシなのだ・・
(「  ̄ー ̄) フーいい眺めだね~
↑眺めなどなにもない・・・


二段目の岩~


登りきると奥の宮へ行く階段が


途中まで登ったけどなんか興味なくて下りてきてしまった

そのまま先へ・・・


こんな橋もでてきます



ワタクシは行者帰シの岩よりもここのゾーンのほうが怖かった
高さも感じるし
転げたらタイヘンだ!!というような狭さ
足がビビッてたのも確か・・・だめなワタクシ・・・il||li _| ̄|○ il||l



危険な山だからこんなに整備されているのかも


このあたりは分岐もしっかりした標識があるので向かう方向も迷わずいけます


地道に高さを稼いでいる


山頂~~~ではないのだ!
あまり展望もない

じゃ、先へ急ごう

で、道は?


そう!
剣ノ峰と言うからには?

下ってもらいやす!!


下り口・・・
コツははじめの一歩に注意!
前向きで踏み出すのか
後ろ向きで踏み出すのか


長い長いハシゴは慎重に
つなぎ目では足の置き場に注意
ハシゴにしがみつかないで
上半身を離して足元を確認しながら下ろう~

ちなみにワタクシはいつもの「イチニ、イチニ、ミギヒダリ、ミギヒダリ」掛け声かけてくだりました
リズムに乗ると下りやすい??

下ったからには登ってもらいやす

そして、東があるからには西もありやす


西からはあとちょっと
その前に展望台へ



西剣の峰の先から石裂山が見える
これを見るからに
いつものごとく下って登るのだな・・・・

東剣ノ峰と同じく西も階段を使って下りる
写真を撮っていなかったがこちらは落石で壊れているところもあるけれど
東よりは下りやすい


鞍部・・・
いよいよ石裂山へ


ちうか急でしょ!!
下からみるとどこを歩くんだ?的な岩場
九十九折れて登って行く


そしてやっと目的の山頂へ~
・・・山頂での展望がちょっとしかないので早々に次へ


やや下ってから再びの急登
低山ながらも登り応えのある急さ加減でござった


おとなりの月山(がっさん)
ここで一組のグループに出合いました
話しなかったのですが
ベテランな感じがしていまして
話の中にワタクシの地元の病院が出てきたので
相当近くにお住まい方たちであろうと思う
奇遇ですなぁ~


登山道の危険箇所はあんなに整備されているのに
なぜか倒壊したままのほこらが・・・
こちらも展望はちょびっとです





下り口はこちら



鎖必要なさそうだけど
下りではつかむと安定して下りられる



この鎖場は鎖使わずに下りようとしたら
足の置き場が見つからず
結局鎖を使って下りた

先が見えていれば岩場もどこに足をかけるか考えて下れるけど
見えていないところでは適当に下ると
足の置き場を失いもう一度やり直すはめになる
こんな低いところはいいけど
これがもっと高いところだったら・・・

もっと経験を積まねばなりませんね



途中やたら咲いていた花

1時間ほど下ると
月山との分岐に戻り
来た道と同じルートを戻っておわり~

鎖、ハシゴ、急登とイロイロあって楽しい山です
しかし、眺望はイマイチかな

加蘇山神社へ戻ってくると
山伏スタイルなグループが神社から下ってきたところだった

中年の男性を中心に若者が集まり
その男性の話を静かに聞いていた
背中のザックが山伏スタイルとあわずになぜか面白い

彼らはワタクシよりも先に山にいたのではないかと思う

帰りはカフェによってランチしてから帰宅





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職場でのエアコンで不意の風邪を引いてしまい
久しぶりに鼻づまりで苦しんでいた中での山開きイベントの前日の夜
現地付近の天気予報は雪になっていた

秩父の奥のライブカメラを見ると本当に雪が舞っていて
道路には雪が積もっていた
上野村の状況はどうなんだろう

山開き登山は開催されるのだろうか?
しかし、たとえ開催されてもこの体調で登山はムリだな
キャンセルすることを朝にでも連絡すればいいかな~
ぐらいで眠りについた・・・

朝、6時半頃母に起こされる

上野村から電話があったと
「山頂には雪があって登山できる状態ではないけど
 打田さんの講演を企画しているのでよければ来てください
 路面には雪がないので大丈夫です」

とのこと

すっかりキャンセルモードに入っていたものの
打田さんがせっかく講演をしてくださるというのでは
行かねば!

ダッシュで準備をして30分後には家を出ていた

・・・がんばれば30分で準備できるのにどうしていつも1時間半も時間がかかるのだろうか

7時に出発したものの
時間に間に合うだろうか?

雨が降りしきる中を関越道を飛ばして本庄児玉ICを目指す

一番早いコースは下仁田ICまで走って
上野村を北側から入るというもの
しかし、山の方は雪という状況でノーマルタイヤのワタクシの車では危険ではないか

急いでいても安全でたどり着かねばなりません

というわけで本庄児玉ICから神流町を通って去年と同じように上野村へ行くことに
高速はすいていた
こんな天気だから出かける人も少なかったのかも

本庄児玉ICをおりて国道462号を走る
鬼石を過ぎて神流湖付近で雨は霙まじりになった

本当に雪は大丈夫なのかな・・・

霙はやがて雪に

神流町では本降りの雪
前から来る車の中には雪を乗せているものもあった


本当に大丈夫なの~~?

一瞬引き返そうかとも思った
だけれど路面に雪は積もっていなかったので
もう少し、もう少し、と車を進めた

いくつかの橋の上で雪の残るところがあり
そこは慎重にわだちの上を走った

上野村に入ると不思議なことに雪はやんで
小雨にかわっていた

そして時間通り集合場所の森の体験館についた

受付を済ませるとこの日の予定がアナウンスされた
どうやら講演でなく上野村の観光をすることになった

10時に予定通り山開きの神事が行われた
今年も安全な登山ができますように~

そして集まった20数名が2台のバスに分かれて
観光へ~

まずはまほーばの森に到着
ここは宿泊施設のあるキャンプ場

ここからスカイブリッジ

不二洞の駐車場はそこまでの道が狭いのでまほーばの森へ車を止めて
スカイブリッジを渡るのがイイ

ガスにで先が見えないスカイブリッジ


足元は積もった雪


景色はこんな・・・


橋を渡ったら不二洞
洞窟までの地味な登り坂がこたえる~
でも、他の人はそんなこと感じてないみたい
さすが普段登ってるだけあるのね~

鍾乳洞は年間を通じて一定の温度と言われるとおり
夏にきたときは天然のクーラーを感じた
この日は・・・
中は温かい・・というか寒くない?かな


不二洞ははじめに階段を上がってあとは下っていくような感じ
階段の途中でコウモリをみつけた

写真だとちょっと遠くみえるけど
実際はもっと近く触れそうなとこにジッとしていた
そういえば甥っ子と来た時もこうもりを探したっけー

ゆっくりまわれば1時間ぐらいの行程だと思うのだけど
皆、早い早い!
山をやる人にこういうところは時間が短縮されちゃうのかも
40分ぐらいで帰ってきてしまった


少し早いけれどここでお昼ごはん
山で食べるはずだったお弁当

今年はなんかボリューミーだぞ~
おにぎりがおいしい

お腹がいっぱいになったら
再びスカイブリッジを渡ってバスへ
渡っている時にシャボン玉が出てきた!

時間でシャボン玉が流れるみたいだけど
この日はワタクシたちが渡る時にあわせて出してくれたみたい
空はすこしずつ青いところが見えてきた


次は蛇木の滝

ここはキレイな渓谷が見られる
なんでこんな名前なのかわからないけど
滝があって魚道のようなものもある
蛇はどこから?木ってどういう意味で?
ナゾな滝なのだった

このあとに道の駅に寄って
旧黒澤家住宅

昔の農作業の道具などを展示している
この頃には天気はすばらしく回復
住居内を「へーへー」と見てまわる

軒下には大きなスズメバチの巣があったり・・・
これも古いのかな



そして最後にしおじの湯にて温泉入浴~

しかし、ワタクシは巻き爪プレートのために長湯はできない
正味15分程度のカラスの行水状態で出てきてしまった
もったいない~

お風呂を堪能したら再び森の体験館に戻り
恒例のイノブタ汁をいただきましたー

今年もおいしかったです!

帰りに十石みそをお土産にもらいました!

いや~山登りはできなかったけど楽しく観光ができました
案内してくださった皆さんありがとうございました!
来年こそはシラケ山へ登りたい!
・・・しかし、ワタクシが参加するとなればこんな天気は免れないと思うんだよね

そうそう、忘れちゃならないこの本!
ちゃんとサインも入ってます~!

打田さんありがとうございます!








薮岩魂―ハイグレード・ハイキングの世界―
打田一・
山と渓谷社



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この題名だけでどこで引き返したかわかる人はツウ!

さて、そろそろ荒船山の艫岩なぞ拝みに行ってみようかと思いたったワタクシ
山上の草原とはどういう感じなのかとても興味があったし
あの平べったいスペースはいったいどのぐらいの広さになっているのか体感したかった

ついでに教わった地図読みの復習も兼ねようと地形図も購入した

そしてワタクシが向かった登山口は・・・

田口峠

兜岩山・ローソク岩・行塚山をめぐる

超贅沢コース

だと普通に思った 
チガウ?(o・ω・o)?ホエ?

ただワタクシにはちょっとコースタイムが長いので
兜岩山は眺めるだけ~
艫岩もちょっと見るだけ~
早めに出発~
で、なんとかしようと計画した
↑「なんとか」ならんのが山の掟ということを忘れるワタクシなのだ

いつものように5時半に出発
関越は気持ちの良いほど流れていて
順調に下仁田ICを下りることができた
予定通りコンビニで昼食を買い込んで
臼田下仁田線を進んだ

この臼田下仁田線は地図で見る限り結構な険道(県道)

バイクで酷な道を走っているときに
そのうちにココを走ろうと思っていたが
まさか、車でこの道へ入り込むことになるとは!

一般の地図ではこの道のクネクネさはかなり省略されているが
地形図では相当がんばって表現されている

地形図を買った時点でこのクネクネさに少しビビる
実際走ってみると幅の広い部分も結構あり
またすれ違った車も数台程度だったが
クネクネさは想像以上だった

おかげでスピードも上がらず結局予定時刻を30分オーバーして
田口峠のトンネルから少し手前にある広い空き地に着いた

ε-(´Д`;)/ヽァ・・もうつかれた
すっかりクネクネにやられてしまった

空き地にはトイレがあったので
さっそくトイレに駆け込む(紙もあったよ)

駐車場の先客は1台・・・

土日に1台しかないって・・・人気ないコース?
こんな贅沢なコースなのに?

それとも皆ゆっくり派?


ま、いいか、とにかく8時15分スタート!
車道を田口峠へ向けて歩く

峠のトンネルをくぐった先の右側に登山道入り口がある



草地へ1段上がると階段が右に見える
正面には広い道みたいな跡が
もしかしたらこの広い道がショートカットになっているのでは?と思うけど確認はしなかった
階段の手前で整置をして登りはじめる

まずくぐってきたトンネルの上を通って尾根に上がる
ここからはずっと尾根歩きになるので意識すれば外れることはない
南側はほぼ崖になるから南側に外れることはないが
北側に広がるところがいくつかあるのでその辺り帰り道に注意しないとかな?

尾根に上がったところで
キョロo(・ω・ = ・ω・)oキョロ
すでに踏み跡がない

もう?

踏み跡はないけど方向はわかる
たぶん自分の歩いた場所が悪かったのかもしれない

少し歩くと先行者の足跡があった
霜柱を踏んだ足なのでおそらく駐車場の車の持ち主ではないかと思われる

ひとつピークを越えるととても広い尾根になった
左から沢が上がってきていて
沢の向こうに小さなピークが二つほど見えた
自分の位置を地図で確認しながら進む

この広い尾根は日当たりもよく
何時間もいられそう・・・(´ー`*)。・:*:・ポワァァン

そのまま登るとピークの南側で直角に登山道が曲がる
ここからアップダウンのはじまり

この下りから艫岩が見えた

艫岩の平らな山頂付近が白く染まっている

雪?

まさか・・・こんなに天気が良くて?

目をこらすとその白いものは木の先端を染めているように見えた

なんだ、サクラか~(´▽`) ホッ
向こうはサクラが咲いてるのか
それを見るのが楽しみじゃ!

見えるのは艫岩だけではなかった
南側に見えたのは頂上に真っ白な雪をまとった

八ヶ岳だー!
一気にテンションがあがる
真っ青な空に雪の白さが映えて美しい~
残念なことにワタクシのケータイではそのスバラシさがわかりません
あー皆さんにお見せできなくて申し訳ありません
ちゃんとしたデジカメが欲しいデスヨ


そこからアップダウンアップダウンしていると
地形図で自分の位置を把握するのが難しくなってきた
小さなピークは地図に現れない
今のピークはこれか?
いや、きっとこれが今のピーク・・・
つか、この何も描いてないとこが今のピークじゃね?

尾根が細くなり南側が崖になっているところにくると
地形図に岩崖が描かれているこの部分ではないかとわかるが
それが続くと自信がなくなってくる

難しいぞ!地図読み!
↑顕著なルートなはずなんだけどな

やせた尾根は落ちるなら北側!
それだけを考えできるだけ北側に足を置いた
(なのに踏み跡は南側に寄ってたりする)


そしてこのアップダウンの連続が結構ツライ

やせ尾根に近づいた時北側の斜面に雪が残っているのが確認できた
残雪でなくごく最近に降った雪のように思える
この日の数日前にこの山行を予定したが
雪のマークがついたために延期した
たぶんその時の雪なのではないかな・・・?

雪・・・?
サクラでなくてやっぱり雪の可能性もあるのかな?

途中斜面から湧き出している水が凍っているところがあった
その斜面の土ももガチガチに凍っていて滑らないように慎重に足を運んだ

・・・この先大丈夫なのかな・・・

不安になってくる

それにしても兜岩山はすぐそこに見えているのに
その分岐がなかなかやってこない
はじめのローソク岩も近づいてはきているのに・・・



やがてだだっ広いところに出た
南側に張り出した岩が見える
再びどこを歩くんじゃ?状態に

ま、方向はわかるので好きなところを歩けばいいのだけど
皆はどこを歩きたい??

その広いコルを過ぎて急な斜面を登るとやっと兜岩山の分岐についた
ここで時間を確認すると
驚くことにここまでで2時間もかかっている

確かに、地図読んだりして立ち止まることはあったけれど
ここまで遅いとは!

そこから行塚山まで1時間20分ほど
でもワタクシの足だともっとかかる
現在ワタクシの予想より1時間遅れている

・・・取り戻せる時間なんかあるのかな?

とりあえず行けるとこまで行ってみるか

P3大ローソクは目の前に見えている

登山道はその岩を北側にまくようなので
北側に続く道に注意して歩く

巻き道はすぐにわかった
昔はちゃんと整備されていたのだろう
崩れた階段が右下へ続いていた

その斜面は日影で霜柱がまだ残っていた
足の置き場を間違えると滑る
危うくしりもちをつきそうになった

ほんの少し下ったら横へトラバース
ローソク岩の横へ着くあたりに出っ張りがあり
それを越えたら

雪!




登山道に少し積もっていた
北側だけに溶けなかったのか

まっさらな雪に足を乗せようとして気づいた

あれ?

先行者の足跡は?

少し前までは先行者の足跡らしきものがわかっていたのに
どこで途絶えたのだろう・・
兜岩山の分岐あたりだろうか?
それとももっと手前?
だとするとどこに消えたのだろうか

兜岩山へ向かったのならワタクシが追い越したことになる
ローソク岩へ真っ直ぐ向かったのなら
引き返してくるはず
(そこから先へ進む道がないから)

?もしかしてローソク岩に登ったのかな?
それなりの技術があれば登れないこともないかも?
ワタクシはローソク岩の手前で巻き道へ入っているからその先のことはわからない
果たして先行者はどこへ?

不思議に思いながらも雪の上を足元を慎重に確認して進む
人ひとりが通れる幅しかないので
雪をよけることはできない

トラバースの道は小さな尾根をまたいで先に続いているが
その先もやっぱり雪!


今度は量も多く雪の下はどうやら氷のようで
上からなだれてきた雪がとどまり積もった様子

滑って落ちないように慎重に足の置き場を確認する
ステッキの先のゴムをはずして
その雪に突き刺してみたが、刺さらずに跳ね返る

おおおおっ!なんかアブネイ!

自分の身の確保ができないととたんに弱気になるワタクシ

大きく雪の残った地点は
足元も崩れていて
雪で滑ればズルズル~~~と滑り落ちそうだった

超スローでその地点を乗り越え
ビビリながら再びゴツゴツした小さな尾根を越えると
デジャヴなのか
同じような雪の残るトラバースの道があった

・・・・( ̄Д ̄;;

やーめた!!

ここで雪のトラバースは終わりかもしれない
でももしかしたらまだ続くのかもしれない

たとえがんばって先に進んだとしても
再び帰り道はココを通る
現時点で予定より遅れている
帰りここに差し掛かった時に焦っている自分がいるかもしれない

帰りのこの箇所で時間をとられて焦ることになれば
ここまでの不安な尾根で迷うこともあるかもしれない

いま、引き返すのが
今のワタクシの技術と知識ではそれがベスト!

くるりと方向転換し再び滑りそうな雪の上を歩き出した
元来た道を慎重に歩き再びローソク岩の分岐に登った
尾根を戻り兜岩山の分岐で
せっかくだからと兜岩山へ行って見ることに
確か南側の景色が良いと書かれていたような

狭い笹藪の間を通る
今は枯れているから開けて通りやすいけど
夏は完全に藪になっちゃわないのかな



艫岩が見える・・・
朝見た白い部分がないってことは・・雪だった?

兜岩山までは一回下ってから
上り返す
上り返している斜面には先行者の足跡はなかった
本当にどこに消えたんだろう?
ただの登山者ではないということかな

山頂はやや広い



山頂から南方面へ少し歩くと(やや下ってるかな)
開けている箇所がある
そこから見えるのはーーー

八ヶ岳ー
北アルプスー




ちょっと方向を変えると
浅間山ー



八ヶ岳の写真をなぜか撮り損ねているワタクシ

ただただ眺めが良くて感動している
目的地までいけなかったけど
この景色みたら全然オッケ!

ただ、注意したいのは
崖っぷちってこと
より良い写真が撮りたいからと前進していると
落ちますヨ
足元に注意して前進しましょう

ちなみにワタクシはビビリなので全然前に出られなかった・・・

貸切の山頂でおにぎりを食べたら下山開始

兜岩山を後に狭い笹薮の間をシュルシュルと歩く

ローソク岩3本

そして再び田口峠コースの分岐に

ここから再び整置してコンパスをつかって下る

広い尾根を過ぎて
再びだだっ広いところに出る
やはり下ってくるとどの辺を歩いてきたかわからなくなる



ルートは崖よりの尾根を歩いてきているのはわかっているから
崖よりに進路を取ればいい
しかし、来る時にも思ったのだけど
崖寄りを歩くよりも逆の斜面をトラバースしたほうが
早いし安全だ

帰りはそんなにじっくり歩きたいという気持ちもなかったので
顕著な尾根が派生していないピークはこっそりトラバースして尾根の先に出た
これを二回ばかりしたが
怪しいところはきちんとピークに上がって確かめた

下りのヤセ尾根は慎重にー

1263のピークを過ぎると尾根も広がって
あともう少しーという気になる
しかし、ここからが意外にもアップダウンでなかなか思い通りに進まない

八ヶ岳方面

そしてやっと1264のピークを巻いた付近に着いた
ここで方向が90度かわる


立岩かな?

広い尾根を下っている時にふと気づいた
この地帯だけ小鳥のこえが多い
日当たりも良いからなのか
小鳥の鳴き声がとても響いて気持ちが良い

しばし立ち止まって
その心地よさを味わう
自分の心がキレイになっていくような
いや、自分という人間がここで消えていくようなそんな感じ

そこでいくつもの穴のあいた木をみつけた
キツツキによるものなのかな
写真を撮ろうとすると
ガサガサと大きな音がした

Σ(・ω・ノ)ノ!クマ??

音のした谷側をのぞくと
カモシカが逃げていく後姿が見えた
ドキドキしたぜーー(;-_-) =3 フゥ



写真を撮ってそのエリアを抜けると
再びどす黒い心の持ち主の人間に戻っていた

おかしなことにそのエリアから少し下ったところでは小鳥の鳴き声は聞こえなかった
なぜ、あのエリアだけだったのだろうか

山は不思議がいっぱいだった

やがて朝、登って来たどこを歩けばいいのか?エリアについた
自分の歩いてきたエリアには登ってくる時に矢印をつけておいた
こうして下ってきてみると
自分が登って来たところはまったく踏み跡もない
草地を歩いてきたように思える
踏みあとはもう少し沢よりにあった
のぼりと下りでは見える踏み跡が違うものなんだなぁ~

そして登山口
トンネルをくぐって駐車場へ・・・


歩いてきた尾根が見える

車に戻ると先に来ていた車はまだそこにあった
熊谷ナンバーのその車の持ち主はどんな山行であっただろうか


ちなみに下山途中に気づいたのだけど
南側の崖斜面で一部緩やかな部分があって
そこに下へ下っていくピンクのテープがついていた
あのピンクテープはどこへ下っていくものだったのだろう?

このコースでピンクのテープがついていたところは迷いやすい広い尾根だけだった
・・・どこに下れたのだろうか?

帰りは県道を臼田方面へ下った
また、あの狭いクネクネを戻る気にはならなかったから
これが正解!
道は広いし
下ると北アルプスはより近く見えたし
254号へ戻ると
兜岩山がどんなか良く見えたし
登れなかった艫岩の迫力も味わえたしー
遠回りになるけど
十分元は取れるコースになりました

帰りは道の駅下仁田でソフトクリームを食べて
渋滞の無い関越を自宅へまっしぐらでした!

スタート8時15分
ゴール12時38分






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ワタクシの休みごとに天気が悪くなるような気がするのは・・・
気のせいか?
↑いまだ荒れ女という認識がない

今日は予想外に天気が良くなったので布団でも干してみるかと布団を干していたらば
ドサッ!!
と布団が吹っ飛んだ
ついで枕も吹っ飛んだ
シーツならピンチハンガーで干せば大丈夫だと思い干したらば
一瞬で物干し竿ごと吹っ飛んでしまった

・・・今日は洗濯日和ではないんか?( ̄_J ̄)ん?

さて、今後の山行の方向によっては地図読みは欠かせなくなるだろうと思い
以前より地図読みの実技に参加してみたいと機会を狙っておりました

今回は石井スポーツ主催の登山学校の講座に参加することができました
3回の机上講習と1回の実技講習のセットで予約するのが良さそうです
石井スポーツのショップ会員なら机上講習は無料、実技講習の3000円のみというたいへんリーズナブルなもので
初心者にはたいへんうれしい講座でございます

3回の机上講習で基礎を勉強します
地図の見方、コンパスの使い方
しかし、都会の一室で勉強してもいまいちピンとこないものです
フィールドに出て実際にコンパスを使うことで
はじめて
へぇー!!
と、なるのです ぉお!!(゜ロ゜屮)屮

さて、集合は高尾駅北口です
天気は数日前まで晴れマークだったのに直前で曇りから雨マークに変わり
再び曇りマークになったところで当日を迎えます
「降ってる?いや、まだ降ってない?」
出発時はそんな天気だった

高尾駅までは車で移動(自宅から1時間半ぐらい)
駅前の通りにあるコインパーキングを利用(800円)
車なので早い時間に到着してしまい
集合時間まで2回もトイレにいってしまった

集合時間に近づくとパラパラと落ちてくるものが
小雨になった

8時過ぎたあたりから受講生が集まった
講師は天野和明センセイ
サイトの講師紹介を読むとすごい方なのです
きっとつらくてつらくて楽しい山をいっぱい登られたのだと思います
なんともうらやましい経歴です

今回の受講生は11名(だったかな)
女性は4人みんな個人なので
「ひとりで講座に参加するのは不安だー」と思う必要もありません

全員集合したらバスに乗って小仏バス停に移動
ここからいよいよスタートです
バス停のトイレで用を足して、レインウエア上下を着て準備運動をして出発

まず出発地点を地図から読みます
バス停のマークはありませんので周りの景色を見て確認します
バス停の横には発電所がありました
そこが地図上のスタートになります

受講生がひとりずつ交代で先頭に立ち
地図の情報を読み取りまわりの景色と照らし合わせてルートを歩きます

車道を進み、ヤゴ沢の作業道から影信山山頂を目指します

それにしても皆早い!!

ちうか自分が遅いんだけどさ・・・

もう、車道の時点でゼーハーしちゃうわけですよ
この先どうなっちゃうの?という不安も出るわけですよ

しかし、地図読みですポイントごとに止まって
ポイントの説明があるので細かく休めます

でも・・・


それではワタクシには足らんですよ!!

沢から尾根に登り尾根を歩く辺りから踏み跡も薄く
急になる
しかも、早い~~~~ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノヒィ
汗がドバーと出るし
心臓はバクバクしちゃうし
足元は不安定でヨロヨロしてるし

自分、グループ登山はムリ!!

そう確信したあたりで

はい、次たねさん先頭お願いします

え?今?

な・・なう?Σ( ̄ε ̄;|||・・・

もう、心臓が耳から飛び出んばかりなんですけど?

ヨロヨロと斜面を登り皆の先頭に立つ
コンパスを頂上にあわせる
でも、直登などできる斜面でないので地道に薄い踏み跡を見ながら
たまにコンパスを見て進む

ワタクシは斜面はいつもゆっくり、のんびり、のっそり歩いてるものだから
みんなの早さにビックラし、そんな早さで歩かねばならんのかと思って
がんばったらば

もう少しユックリでいいですよ
と言ってくだすった

・・・でも、ワタクシのいつものペースで歩いたら皆風邪引いちゃうよ?
と、心配になりながらもペースを落としていつもの自分よりもやや早めに歩いた

おかげでワタクシの心の臓は耳のそばまで来てしまった
(心の声:やせろワタクシ~~~)

もうだめだ~!と思ったところで分岐に出た
ハッキリした左に向かうトラバースした道と
今歩いてきた細々とした道と同様に上に向かう道

はて?どっちなんだ?
ハッキリしたルートは西に向きすぎている
今いるおおよその地点からすると影信山と城山を結ぶ登山道方面へ向かっているけど?
ま、普通の登山だったら左へ行くだろうな~
だって、真っ直ぐの道は細々してるんだもの~

左へ進路を取ると
センセイから「待った」の一言が

地図読み講座なんですよ、ラクな道行っちゃいけませんよ~
ちうわけで細々とした道へ

細々とした道は途中でわけがわからなくなり
目の前には倒木が積みあがっている
そこでワタクシにはお手上げに
センセイは倒木を越えようと先に立った

倒木の上に沢山枝が落ちていてどこに足を置いてよいかわからない
丸太の上に足を置けば滑りそうだし
落ちた枝の下に何があるかわからないし
そして、メタボなワタクシはまんまと積みあがった枝を踏み抜いた

ズボッ!!

ヽ(*゜ω。)ノわあ!

ち・地図読みって・・過酷・・・?

倒木地帯を越えると登山道が現れた
影信山の東側にある登山道だった

そして影信山へ・・・
ここで小休憩~

トイレに行って茶屋のベンチで休む
ふと足元をみたらば
レインウエアボトムの下からズボンの裾が出て汚れていた
<( ̄口 ̄||)>!!!オーノー!!!

ワタクシは勢いで買ったレインウエアに失敗したのだー!
元々、トレッキング用のズボンは裾が長かったので仕方ないとも言えるが

親切な女性がズボンの裾をまくっちゃえば?
そう言ってクルクルとまくってくれた

子供か・・・

ありがとうございます~
お礼を言って反対側の足をみると反対側も同じ状態になってた

わっ!こっち側もはみでてる!

普通に驚くと

当たり前じゃない~(^▽^)ふふ
再びクルクルしてもらうワタクシ・・・

スミマセン・・本当に初心者なんで・・・
↑散々バイクでレインウエア着ているくせに、どういうこった!!



さて、今度は影信山から城山へ向けて出発です
城山までは一般の登山道を歩きますが
ここでは自分が現在どこにいるかを周りの景色を見て判断することを勉強
これがなかなか難しい
顕著な尾根や沢でないとなかなか見分けることができない
また、ピークも小さいものだと地図に表示されないので間違えることも

ここで思ったのが高度計の便利さ
高度がある程度わかると自分のいる場所も特定しやすいようで
高度計付の腕時計を持っている人は高度でどれぐらい下ったかを理解しているようだった

ここまでくると今までできなかった地図を回転させることができるようになった

ワタクシは地図の北が上に向いていないと
自分の進むルートが頭の中で立体に組み立てられないタイプ
(立体というのか3Dというのか・・とにかく平面でなくなる)
なので地図を回されてこういうルートで、と言われると
立体が頭の中でクルクルまわってしまいうまくルートを決められない

地図読みでは進む方向へ地図を回しコンパスをあわせるのがわかりやすい(たぶん)
コンパスはポイントごとにあわせる
ポイントはだいたい進む角度が変わる所なので
そこまでは真っ直ぐ(地図上なので実際の道はそうでないこともある)と頭の中で組み立てるのは難しくはない

気がつけば地図がさかさまになっていた

城山までの道はぬかるみ地帯
(城山から高尾方面はもっとすごいという話だった)
洗ったばかりのトレッキングシューズは見るも無残な姿・・
レインウエアの裾もドロドロ~

そして、この付近で多く見られたのが傘を差した登山者
こんなニュルニュル滑る道でよく傘を差して歩けるものだ!
登山装備に傘ってあるけど・・・こんなとこで使うためかな?
不思議な光景だった・・・

そして皆で驚いたのはひとりの青年(少年かな)
普段着の彼は厚いカーディガンを着てポケットにお茶をひとつ入れて歩いていた
すれ違っただけなので詳しくは見ていないが
ザックも雨具も持たない
まち中で見られる普通の格好の彼・・いったいどこから来てどこへ行ったのだろうか
・・・茶屋の人かな?毎日通勤してるとか?

そんなこんなで城山
ここでお昼休憩
女性は4人かたまって席を取った

お昼がすんだら次の課題
グループごとにルートを探してポイントを目指す
高原と地図に載っている城山から東へ伸びるバリエーションルートに入ります
バリエーションルートだけれども踏み跡はしっかりあるので
途中までは間違えずに歩ける

グループごとに間をあけて進むのだけど
迷っているうちに皆一緒になってしまう

ピークやコルがポイントで
自分たちがどのルートでそこへ向かっているのか
微妙な角度やある程度の距離感を考えて見極める

コルはわかるけれど
地図上で描かれている広いピークはどこがピークなのか見極めが難しい

途中から再びセンセイを先頭に
自分の位置を把握しながら進む課題に

送電線や針葉樹、広葉樹などをヒントに位置を確認

そして再び、受講生ひとりを先頭に進み
446のピークまで来ると
時間があるので東に流れる川へルートを取ろうというセンセイの提案
ここからが真のルートファインディング!

尾根を外れないように道のないところを下る
一度踏み跡の濃い場所に出るが
無視して真っ直ぐ下る
踏み跡はおそらくトラバースして下に通じている

だんだん藪こぎになり
斜面も急になってくる
落石に注意しながらどんどん下る



本当に大丈夫なのか?と心配になるけど
センセイが言うには
「大丈夫。イザと言う時はロープで下ろします」

・・・「イザ」という時はこないで欲しい・・・

幸いにして再び踏み跡の濃い道にあたった
先ほどの道が折り返してきたのだと思う
そこからは踏み跡をたどり、おおよその目標とした地点に出ることができた
目指した川を渡って少し林道を歩くと
そこは去年高尾山を登った時に下ってきた「いろはの森」の登山口付近だった

なるほど~

その林道を歩き日影沢のバス停からバスに乗って高尾駅へ

皆様お疲れ様でした
天野先生ありがとうございました

皆さんと別れて車に乗り帰宅・・・
が、途中で道を誤り
帰りも地図読みをしているワタクシなのだった。


ドロドロ~


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山行をわかりやすくまとめたいと思い
別のブログを立ち上げようとしていた矢先に
ヤマケイオンラインでそういう記録をまとめられるページを作るという
さっそく応募してみた

なかなか便利ではあるけど
詳しくはやはりブログで書くことになりそう

現在はまだβ版なので今後改良されていくのだろう

他の人はどんな風に書かれているのか確認してみたらば
自分のささやかな記録があまりにも貧弱に見えすぎる!!
記事を投稿するのがためらわれる
でも、ま、まだお試し期間だから
「なんじゃ!こりゃ!?」
でも、許されるだろう・・・たぶん・・・

できれば誰も見ないでくれい・・











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気のせいかもしれないけど
ハイキング後の筋肉痛の時
かっさで全身をマッサージすると筋肉痛が和らぐ

ただ、顔についてはやはりまん丸になってしまう
首から下へ流すのが足りてないのか
リンパをマッサージすると元に戻るけど・・・
どこかかっさの使い方が間違っているに違いない


さて、メタボが加速していく中で
歩かなかったひと月分を取り戻すべく第二弾に向かったのが
伊豆ヶ岳
胸突き八丁を登れば今の自分がどれぐらいなまっているかわかるだろうと思った
来週末には地図読み講座の実地ハイクが待っている
皆に遅れないようにせねば・・・とちょっとプレッシャー

当日の天気は曇り
前日まで天気予報はコロコロ変わっていたので少々不安に思いながらも
自宅を5時半過ぎに出発
途中のコンビニで朝食とお昼を買い込み
7時半前には正丸駅についた
車を駐車場に止めて、準備を整えて
7時半にナナメの歩きづらい階段から伊豆ヶ岳へむけてスタート!

車道を歩く足取りは以前と比べてだいぶ早くなったと思う
もしかしたら成長したか?ワタクシ!( ̄^ ̄) エッヘン
↑成長のレベルが低すぎるではないか!!

やがて馬頭尊の分岐


去年と同じように左折して沢沿いに登って行く
ここで雲の切れ間から青空が見えてくる


歩きはじめには谷間にガスが見えていたので
ガスで真っ白な景色を想像していたけど
ここでちょっと希望が見えてきた

沢沿いに少し進むと小高山との分岐


亀岩・名栗げんきプラザ方面は右へ
ワタクシは胸突き八丁経由なので直進で進む

直進し沢沿いを登って行くが
こんな道だったっけ?
新しいアルミの橋ができていたり
なんだか崩れたような箇所もあったり
一度歩いているからそれほど不安はないけれど
もしも初めてなら「間違った?」と去年と同じように思ってしまったかも
踏み跡もハッキリしないところもあった

先へ先へ目線を移して自分の歩くところを探す
足跡を探す
そんな感じ

休んでけ岩まで来ると後ろから男性が登ってきた
ワタクシはここで先に行ってもらうためにちょっと休憩
男性はこんにちはと追い越して行くが先で立ち止まった

あの、この先はどう行くんですかね?

確かに、胸突き八丁は下から見るとどこを歩くのだ?と思うような斜面
どこでもどうぞ~とは思うものの
やはり誰かが歩いたルートがあればたどりたい
(↑それがラクなルートに違いないから)

男性は初めてなのでと言う
ワタクシも大まかにしか言えない・・・

えーと、この沢の右側を登って行くと尾根に上がれます
少し登るとロープがあるのでわかると思います


実際には斜面を登ってから沢の上方を左にトラバースしてから尾根に向けてさらに登る

男性が登って行くとすぐにもうひとり登って来られた
その男性を待ってからワタクシもいよいよ胸突きにとりかかった



変わった・・・

ワタクシは成長した!

間違いなく・・・たぶん・・おそらく・・・きっと・・・・・

去年胸を突かれて心の臓が止まりそうだった斜面
しかし、この日は平静に登れたというわけではないけど
いつもの斜面とそう変わらずのペースで登ることができた

思うに、歩き方が変わったのだと思う
一定のペースで疲れないように歩くことができるようになったのかもしれない

しかし、この日の胸突き八丁は相当滑った!

ツルツルしていそうな面を避けて登らなければ
滑って滑って足が上に上がらない

このとき

・・・こんな状態ならばしりもち坂だって下るのは難儀するだろう

そう思った

今日は、無理せずに下るのがよかろう
ただ、この坂だけは下るまい!!

尾根に上がると少しラクになる
この時期はいいね!虫がほとんどいない
尾根の道も心軽やか~

尾根を進むと岩の多い尾根に突き当たる
景色が少し開ける


その尾根を登ると五輪山の下に出る
五輪山は何もないので今回は登らずに左へ巻いて
男坂の分岐へ出た

去年は木々の葉っぱに覆われて男坂はよく見えなかったけれど
今は葉もないので木々の間から男坂が見えた
見ると先ほど追い越していった女性が登っている


うらやましい!

ワタクシもいつか登ってみたい
(男坂は自己責任の下で登ることになっています。)
でも、それは当分先の話でございます

なので、女は黙って女坂~
女坂からオカマ坂


オカマ坂も相当滑る!
そしてやっと山頂へ・・・


時間をみるとほぼ・・ほぼ!
コースタイムどおり
成長したな~ワタクシ・・・(TmT)ウゥゥ・・・

山頂からみる山々の上には厚い雲が乗っており
無理して登るのもどうかと思い
本来は武川岳を回って帰ってくる予定だったのだが
予定を変更して正丸峠を回って下ることに

さて、下りは・・・?
そういえば・・下の亀岩方面から登ってくるルートと合流する地点ってどこなんだ?

もくもくと歩いて来たがためにそのルートの分岐にまったく気づかないでいた
地図を確認すると男坂の分岐の先にありそうだけど
そんなとこあったかな・・・・?

オカマ坂を恐る恐る下り(泥がぬかるんでいるのでしりもちだけは避けたい)
男坂の分岐まで下りると
自分が巻いてきた五輪山の巻き道とは反対側に別のルートがあった
これか??
しかし何も書いていない

驚くことに自分が巻いてきた道には

危険の文字が


え?危険?どの部分が危険だった?巻いた道は確かに細かったけど
危険というほどの道ではなかったし

地図を見ながらウロウロ~

とりあえず五輪山に登ってみよう
登ってみると登って来た正面に下りの階段があった


階段なんてできたんだ!整備されてるな~
(ただ、前回気づかなかっただけ?)
五輪山の東側にはワタクシが巻いてきた道に下りる道があった
ま、ここはせっかくだから階段を下りよう

このときワタクシは階段を下りれば登って来た道に合流するのだと思っていた
しかし、合流するどころかどんどん道はまっすぐにのびていた


歩きやすいキレイな道なのでどんどん進んでしまったが
自分がどの辺を歩いているのか
しかし、こんな道がどこにあったんだろう?と不思議に思っていると道標がでてきた
そこで地図を再び確認すると自分の位置がわかった
亀岩方面は右の道へ入り少し行ったところで右折するといけるらしい

ワタクシは正丸峠なのでそのまま直進した
長岩峠を過ぎて小高山を過ぎて


二子山



本当に整備された気持ちよい道を
若干のアップダウンを繰り返して
正丸峠に着いた


ここで二組のグループとすれ違った
元気の良いワカモノである

正丸峠へ下る際に正面にこんもりとした山が見えていて
そのこんもりさ加減がとてもよろしい感じがしたので登ってみることにした
時間的にも良さそうだった

峠にある林道を横切って向かいの登山道に入る
階段を登ったところに材木が積んでありその前で小休憩
大福を食べてエネルギーをチャージ
再び歩き出すと休憩所があった・・・
こっちで休めばよかったヨ

昼食をとるには良さそうなところです
東屋もあるし・・・

この付近では日が差したりして
心地よい温かさになった








杉林を登って行くと階段が現れる


結構急だし段差もあるのでつらい!
そして正丸山
峠があるのだから山があって当たり前なんだろうけど
正丸山ってあったんだ~・・・文字にすると違和感があるナ


そして一旦下って登り返すと川越山

地図にはカンゼ山と書いてある
「カンゼ」ってどういう意味なのじゃ?

ここから下ると再び階段が現れる
気をつけてくだらないと滑る!
最後まで慎重に足を運ぼう


下りきったところが旧正丸峠


直進は刈場坂峠方面、正丸駅は右に
時間的に刈場坂まで行けそうだったけど
今日はここまでにしようと進路を右に
正丸駅方面へ・・・


暗い樹林帯に突入~
この樹林帯では折れたばかりの木の枝が沢山あって
こんなのが頭に当たったら無事ではいられまい!というのもあるので
頭上注意!

そして下って下って下って一度林道へ出る
そこを左に舗装路を進むと再び登山道へ入る道があるので


そこから下ると沢沿いに歩くことができる


沢沿いにどんどん下り
渡渉一回に橋を何度か渡る
この沢沿いは若干崩落している跡があったりするので
この先が心配・・・
大きな崩落にならなければよいけど


こんな人工物もあったりする
昔はちゃんとした道だったのかな


やがて舗装された道路になり
国道へ出ると正丸駅はすぐです

今回はほぼコースタイムどおりに歩けた
なかなか良い調子じゃ!





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酷道好きとして見逃せない記事を発見した

今すぐそこへ行きたい!

しかし、しかし!肝心のバイクが腐っているぅ~
腐敗したバイクが復活できるのだろうか・・・
決断せねば!

さて、バイクの事は置いておいて\(-_\)(/_-)/ ソレハコッチニオイトイテ...
山の話を進めましょう

釜ノ沢五峰は長若山荘のご主人が個人で整備なさったとう話です
その点を忘れずに心して登りましょう

ちうか忘れないと思いますぞ!

というわけで、般若山方面から下りてくると
目の前に建物が現れ
それを正面に右方向へ行くとお墓があり
その前に小さな道標がある
金精神社と書かれていて一瞬迷う
五峰と金精神社は方面が一緒なのか?
お墓の前で、先ほどのご夫婦に追いついたので聞くとそこからであっていると思うと言う

そこから沢沿いに登って行くが
登る前にご夫婦に先に行ってもらった
なにしろお2人とも健脚で早いのだ





転がりそうな岩に添え木してみた

歩き出してすぐに「踏み跡」なのか「雨の流れた跡」なのかわからなくなる
湿り気を帯びている部分は雨の跡っぽい
探すと右方向にきちんとした踏み跡があった
探そうとしなければこの雨の跡を滑りながら直登してただろうな~
踏み跡をたどり九十九折れながら登って行く

しばらく行くと道が曖昧になった
左に尾根を直登するように赤いテープが点々と見えたが
道はやや下り方向に踏み跡が続いていた

なんだこれは?

どうして踏み跡は下っているのだろう
この尾根を巻いて尾根の向こう側から登るのだろうか?
(今、思い返すと本当に尾根だったろうか?微妙です)
やや下った踏み跡が反対側に伸びているようにも見えるのでその先を覗いたが
反対側に道は見当たらなかった

ということは・・・

赤いテープを信じてみる?
(ちうか信じろ?)

踏み跡があるのかわからない斜面を赤いテープを目指して登る
よくよく見れば足跡っぽいものがなくもない
先を行ったご夫婦も登ったかな?
この時点でお2人の気配はまったくなくなっていた
恐るべし健脚!!

ちなみにここから下山口まで誰にも会わなかった・・・
人気はどこに・・・?


登ってみると踏み跡がちゃんとあって先へ進むことができた
やがて一ノ峰


ここ・・岩がお船観音のときのようになっているのだけど
怖いのは岩の部分でなく土のある部分
歩いた人はわかると思うけど、地面に足を着いた時の感触がおかしい
まるで下が空洞になっているような、そんな感触がする

思わず岩が崩れ落ちるところを想像してしまった (((=_=)))ブルブル

ここまで来るとお腹も空いたし疲労もたまってきた
少し休憩することに
けれども、この地面の感触は不気味なので少し岩から離れたところに腰を下ろした
向かい側には先ほど通ってきた尾根が見えた
ここで、先ほどのふたりがいないかその尾根の方面をジッとみたがいるはずもなかった

エネルギーをチャージしたらまた歩き出す
下って登る
するとこんな道標が出てきた


ひと月ぶりの山行はまるで初めて山に登ったかのような足取り
足がだるい・・
かなり足にきている
そんなところでくさり場なんて!

((-ω-。)(。-ω-))フルフル

黙って巻き道へ進んだ
巻いた先はくさり場の下降地点になる
なるほど下りるところがくさり場だったのか


くたくたな足で下って登る

今度はやや急なのぼり
足を上げるのもなんとか・・・
登りあげてみると

三ノ峰


あれ?二ノ峰は?

どうやら先ほど巻いてきたピークが二ノ峰だったようだ
だったら道標を「二ノ峰」と書いてほしかったぁー

しかし、もう戻る気力もない先へ進もう

三ノ峰のピークは行き止まり(二ノ峰同様に以前は鎖で下りが作られていたのかもしれない)
なので、ピークを下りて峰を巻いて先へ進むのだが・・・

三ノ峰の岩を半分ほど巻いたところで道が二つに分かれる
右へ下る道と岩に沿った道と・・・
見たところ右へ下る道にはロープがあり、踏み跡もよくわかるが

とにかく急斜面だ!

下るというより「滑り下りる」
つかむところも少ないし、ロープは古すぎる
一気に下り落ちてしまわないようにズルズルと下っていく
ほんの少し下ったところで

おかしい!

道のでき方がおかしいのだ
このずるずる斜面からしっかしりた踏み跡部分へ下りると
その先にはトラロープがかかっていて踏み跡が不確かになる
はじめトラロープは補助のためについているのかと思ったが
崩れ落ちたような斜面を見ると通行止めのためにはられたのかもしれない

ワタクシはハズレの道を選択したのだった
御前山に続きまたもやハズレを引き始めたワタクシ(*・ε・*)ムー

急斜面を滑りながら登り返す
そして再び三ノ峰の岩に沿った巻き道を行くと
岩の斜面が出てきた

なるほど、さきほどの巻き道はこの岩の斜面を回避するためのルートだったのか

つか、これ下りるの怖くないか!
ヨロヨロと岩を慎重に下っていると
足元のごっつい物体に気づいた

くさりあるじゃん!

なぜか鎖の存在に気づかずにいた


そこから下って登って
下って登って、下って登って・・・

四ノ峰、五ノ峰を通過






五ノ峰の手前から風が強くなってきていた
荒れてくる前に下りたいな・・・

五ノ峰から下って登り返すと開けた場所に出た

見晴らしが良いが遠くはかすんで良く見えない
二子山(たぶん)や両神山(おそらく)が見える
遠くキレイな三角形は赤城かな?
ボンヤリしているので違うかもしれない



ここからまたもや下って中ノ沢分岐を目指す
分岐まで下れば30分で林道へ出られる

がんばれワタクシ!
相当疲れている自分を励まし進む

途中にこんなもみの木の巨木があった


こんな巨木に癒されもしたが
ワタクシはまだまだ甘かった

あとは下るだけだと思ったのに
下っては登る、下っては登るだったのだー
)゜0゜( ヒィィ

風は次第に強くなり
ゴウゴウと恐ろしげな音を立てていた

あるピークでは鞍部付近を強風が吹きぬけているようだったので
風が収まるまでピークで待機し
風が収まった瞬間鞍部を一気に通り抜けた




道はこんな鬱蒼としたところもあった

とても長く歩いたような気がするが距離的にはそんなに歩いてない
やっとのことで中ノ沢の分岐に着いた
天文台には向かわずそのまま下ることにして
左方向へ進路を取った

そこから少し下ったところでまたもや分岐に・・・

?なんの分岐だ?



直進は竜神山、キャンプ場、兎岩
右へ下っていく道は林道へ行くらしい

少し迷った
山と高原地図には、中ノ沢へおりる道だけが書いてある
キャンプ場?竜神山?

ワタクシが見てきたレポは兎岩が最後になっている
ということは直進の道か
ここから30分で林道ね

疲れていたが兎岩を通りたかった
30分程度ならそれほど距離もなかろう
直に林道へ下ってしまうのではもったいない

これがこの日の選択で正しかったと言えるのだろうか

道はすぐに登りになった
登るの?と、不思議に思ったが「竜神山」方面と言えば仕方がないか


竜神山から下る

風はさらに強さを増して、帽子が飛ばされないようにあご紐をきつめにする

下を見れば花粉がもやとなって先を見通せなくしていた


下った先に兎岩があるのではないかと思って気楽に下っていたが
おかしなことに再び登りになった
しかも下った分登っている
その上またもや不明瞭な道だ
テープを頼りに岩を登る感じになった

地図を確認するとどうやら地図に書かれたルートを歩いているのではないようだ
先ほど林道へ下るルートが地図に書かれたルートなのだ

と、すると・・・あとは踏み跡だけが頼り?

ダイジョウブかよ!?

一瞬、戻ろうかと思った
けれども、どのレポも林道へ直に下りていない
皆(というのはどうかと思うけど)兎岩を通過しているのだから
ポピュラーな道に違いない

まだ、踏み跡がわかるのだから先へは進める

ちなみに、この時点で空はだいぶ雲が出て
時折日が差す程度になってきていた
風は本当に強く、突風が来た時は木の陰に隠れるか
岩の陰に身を伏せるようにしてやりすごした

とにかく風の音がものすごい怖い・・

再びのぼり下りを繰り返し
下っているはずなのに、いつしか標高が上がってきていた(ように思えた)
高さ的に中ノ沢の分岐ぐらいまで高くなっていたように思える
ところどころに道標はあるのでそれほど心配はないのだけど・・・

しかし、最後のピークには岩がはだかり
左に巻くようにしてピークに立ったが
またもや道が・・・
岩の先の崖の上に立ち不安が心の中をいっぱいにした

そ・う・な・ん?

なぜ、崖で終わっているのだ?

道を間違えたか?
登って来た方向へ戻ろうとした瞬間
目に入った誰かの名前・・・(確か・・り○ちゃん)
その人工物裏側に回るとそれが道標の裏に書かれたいたずら書き(たぶん)だと気づいた
岩を登るので夢中になりその道標とその先の踏み跡を見逃していたのだった

たぶん、風の音にビビリすぎていて周りがよく見ることができていなかったのかも
こんなことが原因で道迷いは発生するのだろうなと思った

無事に道を発見し前に進んだ

これまでのピークの手前で
今度こそ兎岩か?いや、今度は絶対に兎岩だろう
そうやって期待を裏切られてきたが
やっと待望の兎岩が・・・


ビョォーーーーッ

ここまできて一番強い風が吹いてきた
手前の木の陰で風をやり過ごすが

・・・兎岩の上でもっとすごい風がきたら?

もう、この岩を下るだけなのに

持っていたステッキをザックに差し込んで
両手を空けた
帽子のあご紐をさらにきつくした
この岩の上はさえぎるものがない
飛ばされるものがないように押さえこんで風が弱まるのを待った

しばらくすると風が弱くなってきて
少しだけ空が明るくなった

今だ!!

すばやく兎岩の手すりにつかまりながら岩の背中を歩いていく


岩の上で風が来ないことを確認して写真を撮った
撮ったら再び手すりをつかみながら下る

面白い!!

こんな状況でなければ!



ここで、ポツリと顔に当たるものが

降ってくるのか?
気のせいなのか?

どちらにしろまだ終わりでない
これからどれだけ下るのかわからないし
急がねば!

そこからも急な斜面を九十九折れながら下ってくると
キャンプ場らしきものの建物の青い屋根が見えてきた
そこでやっとホッとできた

そして、そして待ちにまった林道だーーーー
結局林道へ下りる分岐より1時間もかかっていた

登山道は舗装された林道に続いていた
そして見えていた青い屋根の建物の前に男性が2人いた

見覚えのあるそのシャツ・・・


えっ?なんでここにいるの?

あのとき止め木を越えて進んで行ったふたりだった!!


話によると途中で×マークの書かれた岩があって道を間違えたことには気づいたらしい
でも尾根でつながっていることがわかっていたのでそのまま進んだらしい

2時間かかったでしょ?ぼくたち45分で着いたよ

(; ゜ ロ゜)ナン!( ; ロ゜)゜ デス!!( ; ロ)゜ ゜トー!!!

でも、獣道だったよ

よかった~無事で!獣道だろうとなんだろうと無事に下ってきてたのなら
ある意味ワタクシの歩いてきた道の方が危なかったかもしれん
そこでお先に~と声をかけワタクシは林道を歩き始めた

歩き始めるとポツリポツリと雨が降ってきた
レインウエアを着るほどでもなかったので法性寺の駐車場までそのまま歩いた
30分弱で駐車場へ戻ってこられた

駐車場で服とザックについた花粉を落としてから車に
今回も無事に帰ってこられてよかった~


このルートは今の時期でなく
もう少し人が入った時に歩くのが良いと思われ
初心者は十分注意して歩く必要があります
入門者レベルの人は誰かベテランの人と行くのが良いでしょう
あまり道の状況が良くないのでどの方も気をつけて楽しんでください





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