12月28日、民主記念塔周辺を大規模に占拠する反タクシン派集会で、熱弁を振るうステープ元副首相
反政府運動で揺れるタイ王国だが、来年1月中にタイ全土でさらなる激しい活動が展開される見通しだ。
今回の反政府運動は、これまでの戦術とはまったく様相が異なっている。
これはもはや、すべての建前を剥ぎ取った、本音だけの戦いと言ってよい。
倒すか倒されるかのどちらかしかない。
もしこの戦いに敗れれば、すなわちタクシン一族がタイ王国に”新王朝”を築く。
タクシン王朝によって、タイ王国は欧米資本の草刈場と化し、あとには草木一本残らないだろう。
丸裸にされた山が元の緑にもどることはない。
森林を失えば、豊かな土壌は、一雨で流れ去ってしまう。
これはそういう戦いなのだ。
妥協はありえない。