昨日は、国立病院のワンちゃん先生の診察がある日だった。
朝から仕事先から電話が入っていた。
次々に・・・電話がなる。
我が家の冷蔵庫君が調子が悪いのでメーカーの人がやっと来てくれることになっていた。
メーカーの人が冷蔵庫を前にして・・「どうなってます?」なんて婆さんに聞いてる最中にも電話が鳴った。
でも、電話を取った。
「婆さん、さっきのことですけどね、やっぱり先方が無理かも?とかいっちゃって・・・云々」
「申し訳ない、うちの冷蔵庫君が調子悪くて今修理の人が来てくれているんで・・・」
「冷蔵庫が壊れるって・・・直るんですかね?」
「(そんなこたー知らん)さぁー、だから今診てもらっておるのです」
「いくら位かかるんでしょうね?」
「(そんなこたー知らん)、だから、15分後にまたかけ直します!!」
「ははぁ、メーカーの人に【直らない】って言われたら困りますね??」
「(そんなこたー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・) わからんです!!」
でも、結局、メーカーのメンテナンスの人は多量の氷をかきだして掃除機で埃を少々取り除いて
「また来週来てみます」と言って帰っていった。
部品代金も訪問日も・・・アバウトのまま・・・。
取り残された・・婆さん。
ワンちゃん先生にすーさんが県の支援センターで
「今は感覚統合を優先に考えた方がいい」と言われたことを伝える。
ワンちゃん先生は
「感覚統合ってことはよく知らないんで・・薬はいつもの感じでいいですか?」
・・・またもや、婆さん取り残された感85%。
帰宅後、夕飯の準備をしていると爺さんから帰るコールを頂戴する。
爺さんが自宅に到着するまでの時間に夕飯の準備は終わることが判明。
タブつく時間を調整するため
「ゴミを出しにいくかい?」とすーさんに言ってみる。
「セブルン・イレルン(セブンイレブンのこと) いく 」
「セブンイレブンで何するんですか?」
「セブルン・イレルン あんぱんまんジュース 買う」
「セブンイレブンにはあんぱんまんのジュースは売ってないです」
「セブルン・イレルン かいもの する! かいものするよ!!!!」
ゴミ置き場へダッシュで突進するすーさんが・・・夜だから眩しく見える。
ゴミ置き場のドアを閉めると
「アイス クリン (アイスクリーム) かうよ 」 と すーさん。
目的がヨリ具体的になる。
仕方がない・・・行くか。
セブンイレブンはすぐそこだ。
セブンイレブンへ行くと絶対に保育園の友に会う。
やっぱりいた。
セブンイレブンのドアを開ける前からケイゴン(すーさんの同級生)の姿が見えていた。
「すーさんだぁーーーー。すーさーーーーん」
ケイゴンはすーさんに走り寄る。
すーさんは、「ケイゴン・ケイゴン」と言いながら、全面降伏のポーズを取る。
全面降伏ポーズ = 両手を挙げて直立不動
ケイゴンはすーさんの体にタッチング攻撃。
すーさんは頭をフラフラさせ困った顔をしながら、ケイゴンのタッチングを全面降伏ポーズのまま受け入れる。
両頬をムギュー、手を取りチュー、頭をヨシヨシ・・・ケイゴンからのタッチングは続く。
すーさんの手を取り「あれっ?」 と ケイゴン。
すーさんの右腕にはしまじろうの付録の「おまかせレンジャー」の腕輪。
「ケイゴンにおまかせレンジャー貸してあげれば?」 と 婆さんがちょっかいを入れる。
気が付くとすーさんはおまかせレンジャーの腕輪を外してケイゴンへ差し出していた。
「いいよ、僕、もう帰るから」 と 遠慮するケイゴン。
それでも「どうぞ」と言いながら腕輪を渡そうとするすーさん。
婆さん取り残され感・・・100%
ケイゴンのお父さんとお兄ちゃんはアイスクリームボックスの前にいた。
「アイスクリーム どれにするか決まった?」 と ケイゴンのお兄ちゃんに聞いた。
「うん、これにするんだ」 ・・・ 手には3つしかアイスクリームが乗っていなかった。
「お母ちゃんはどうしているの?」
「ママは家にいるよ。」
「お母ちゃんにはどのアイスクリームをあげるの?」
「ママの分はないよ。だって、セブンイレブンに来なかったからないよ。」
「それは・・・・(かわいそうじゃないか?)」
他人事ながら・・・取り残され感 200%
空虚な想いを打ち破り、すーさんが
「これ 買う」 とハーゲンダッツの抹茶味をわしの手にくっつけてきた。
「いや、これじゃなくて、クーリッシュ で よかろう」 と言いながらハーゲンダッツを元の場所へ戻す婆さん。
意地悪度・・・・350%
ケイゴンのママは今全身真っ黒なんじゃ。
毎日仕事をして、土日はお兄ちゃんがやっている少年サッカーの練習や試合に狩り出されているからだ。
「ケイゴンは土日はいつもおむつしてるよ。だって、サッカーの練習に一緒に連れて行くからトイレ連れて行くのは面倒だからさ」
そう、明るく言う母ちゃんなのである。
今日は(土曜日)保育園の「こどもまつり」
夜は、たぶん、きっと、飲み会じゃろう。
ケイゴンの母ちゃんの好きな生グレープフルーツサワーをわしも飲んでみるかな・・・。
そんなことを思う日であった。