タコことうちの娘、すーさんは6歳になったのじゃ。
しかし、婆さんは気が重かった。
今回の誕生日ばかりはまだ見たこともない神様にコソっとお願いしてみた。
「もう暫く先延ばしにできませんかね?」 っと。
迫り来る「就学大戦」になんら情報もなく、見通しも立たず、
襲い掛かる「保育園生活はあと1年です!」という宣告を
ひたすら・・・
「見婆、聞か婆、言わ婆」
を決め込んでいた。
そして誕生日当日。
パーフェクトエコノミー&ハンドメイドのお誕生日会は
意外にもほんわかスタートになった。
使用済みカレンダーの裏にすーさんの好きなキャラクターを描き、
100円ショップで購入したクレヨンとサインペンで色づけをした。(担当:爺さん)
甘すぎるケーキを食べてくれないので、
思いっきり仕方なくケーキも手作りした。(担当:婆さん)
すーさんとしては
「早く火をつけましょう!」
「どうでもいいけど、ケーキを食べましょう!」
と、爺婆の段取りの悪さにイライラ模様。
「もっと雰囲気を楽しまんかい!」
と言い返したい所だったが、
一応、やはりメデタイ日なわけで、
グッと堪えた婆さんであった。
爺婆からのプレゼントは題して
「漕いでくれ!自転車」
副題は
「まずは跨がってくれ!自転車」
であった。
バースディケーキのロウソクにはなかなか火はつかなかったが、
すーさんのやる気に全力で賭ける爺婆の背中には
炎が燃えたぎっておった。
まぁ、それはオーバーであるが、
それにより近い思いをオレンジ色の自転車に染み込ませて
すーさんにもらって頂いたというわけだ。
やはり、炎の自転車はすーさんには
押し付けイメージのプレゼントであったようだ。(当たり前だな(笑)
しかし、思いがけない方々から、
すーさんの心のよりどころ”ノンタンファミリー”をしのぐ程の
春生まれのすーさんに似合う、
すーさんがとてもとても欲しがっていたプレゼントを頂戴した。
それが”シルバニアファミリー”である。
いや、正確にはまだファミリーになっていない。
このショコラうさぎの女の子には
父ちゃん と
母ちゃん と
男の子 と
赤ちゃん と
双子ちゃん が いる。(売っている)
誕生日以来、シルバニアファミリーの公式HPに通い詰めているすーさんである。
そんな姿を見せつけられると、きっと、たぶん、
近いうちに財布が少しずつ軽くなると同時に
ショコラうさぎの女の子のファミリーが構築されることだろう。
増員に伴い食費もかさむであろう。(笑)
(料理もたくさん売られている)
すーさんを中心とした3人の”家族”ってもんが
スローテンポで
なんとなく
形になっていくのかどうか?
ふと、そんなことを考えた日であった。