legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

優勝おめでとう

2004-11-21 11:41:52 | 爺さん
浦和レッズ、優勝おめでとう。


 婆さんは昨日の朝は夜中に近い時間から仕事をしていたので、午前中に一休みをした。

 垢パンダ殿から「今日はレッズの優勝が決まるかもよ」と教えてもらった。ついでに、テレビ中継する時間も教えてもらった。

 婆さんは実はあんまりサッカーのことは知らないもんで・・。

 爺さんが大の浦和レッズファンである。
 爺さんは自分からそれを公言するタイプの人じゃないので、知らない人は知らない。
 
 浦和レッズがJ2へ降格が決まった時の爺さんの落胆した顔は今でも覚えている。

 で、婆さんはサッカーファンではないが、声も掛けられない程憔悴している爺さんに
 
「本当にレッズのファンならJ2に降格してしまったからこそ、試合に行って応援しなよ」

 な~んて格好良いこと言っちまったんで、J2の試合を寒空の下2度見に行くことになってしまった。
 冬のスタジアムはシベリア半島にも匹敵するくらい寒かった。

 なんせ、婆さんは大まかなルールさえも知らないから
 「オフサイドってなんだ?」
 「ボランチってなんだ?」
 「あんなに人を叩いたり蹴っ飛ばしたりするならプロレスラーになれ!」
 「あの兄ちゃんはかわいいなぁ~。何て名前?」
 とか、邪魔をしているしか思われない質問をしていた。

 そりゃ、小学生の体育の授業でサッカーをやったから知ってるけど、いつも婆さんはキーパー希望を出し、当分シュートはないはずだと思ってゴールの下の地面に何やら話しかけて時間をつぶした記憶だけしか残ってない。

 当然、ルールの筆記試験もあったのだがそれはいつも100点だったが・・すでに完全に忘却の彼方だ。

 しかし、昨日の試合は爺さんより集中して見ておった。コーヒーも飲まず、無駄口をたたかず・・・じ~っと見ていた。

 前半と後半の間の休憩時間は、トイレ掃除をした。
 1失点していたので、婆さんがトイレ掃除することで好転するかもしれない・・そんなわけないな。

 爺さんは、優勝争いをしていたガンバ大阪と横浜マリノスの試合状況をひどく気にしておったが、婆さんはそれよりもこの試合に勝つことが大切だ!!なんて心の中で反論した。

 結局名古屋グランパスとの試合は負けてしまったが、結果的には優勝ってことになった。

 でもさ、1点だけでも返せたし、ここまでの成績って言うのが素晴らしかったわけで・・だから、優勝なわけで・・・モニョモニョ。

 久し振りにスポーツ観戦(テレビだが)をしてすごく面白かった。何かに集中する、何かに心が奪われる、何かを応援する、何かを共有する・・やっぱりいいもんだ。

 爺さんは「レッズ LOVE」

「す~さん」は「ノンタン LOVE」

 婆さんは・・・こりゃ困ったな。


 追伸:今日はバスハイクだ。例の年パスを持っている水族園のある、大観覧車のある、ディズニーランドのすぐ隣の公園へ。
    祖父母会のイベントだ。
   「す~さん」は自分の家の車じゃないからと言って大泣きしてバスに乗り込むことになるだろう。
    ゴチャゴチャが嫌いだから、人のいない所を狙って弁当を食べることになるだろう。
    
    J2でコツコツ試合を消化していたあの小野君を見習って、地道にいこう。