電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

天龍八将

2012-08-13 00:00:00 | 嘉禾電影

1971年のゴールデン・ハーベスト社、旗揚げ作品『天龍八將』(The Invincible Eight)です。

 
この「天龍八将」は香港で最初に上映され旗揚げではありますが、ハーベストの通し番号(通番)だと4番(4本目)になっています。
この通番というのが不思議な番号ではありますが、番号が付いていると整理しやすいですね。

『天龍八將』ハーベストのロゴ

映画の方は邵氏から移ってきた羅維が監督と脚本を担当。
原作には小説家のニー・クワン(倪匡)の名があります。
はて?彼の作品に『天龍八將』という小説は無かったはずでしたが、これはどういうことでしょう??

不思議に思って早速探してみると、それらしき武侠小説があるではないですか。

倪匡作品集のなかにある『八俊傑』という題名の小説は、日本語で”8人の優れた人物”という意味になるので、まさにこれが「天龍八将」の原案となった小説なのではないでしょうか。(ハン・インチェの演じたシャオ将軍も登場するようですし。)
「天龍八将」としての登場人物は一部変更されていますが(柳燕⇒江燕、祖逸飛⇒風逸飛、凌千金⇒歸千金など)
小説版の登場人物それぞれの頭文字(姓)を並べるとこうなります。
柳、舒、劉、宋、李、祖、風、凌
これだと、ちょっと味気ないというか意味がわからない。
それで下の名前はそのままに(一部変えてますけど・・)、姓だけ
変えてしまおうという事になったのだろうと思います。
「天龍八将」ではこの8つの文字を合言葉として2つに区切って読み、
”風雷焦祝”、”江何歸海”
のように使ってます。これだとなんとなくそれっぽく聞こえますね(笑)。

参考までに、南総里見八犬伝では仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌でしたね。
それぞれのシンボルの意味は八犬伝をそのままにしたような設定だと思いますので各人物をなんとなく当てはめてみます。

仁:慈しみ・・・(歸)
義:義理・・・(風)
礼:礼儀・・・(雷)
智:物事を知る・・・(焦)
忠:忠誠心・・・(祝)
信:信じること・・・(何)
考:工夫する・・・(海)
悌:兄を大切にする・・・(江)

ざっと、こんな感じになるでしょうか。もう少しいろいろキャラクターの性格を分析すると変わってくる可能性もありますが、八犬伝に似ている話だということが言えると思います。

あと、このシナリオで気になる部分は、8人の中で江と海が残りますが、アクション以外で一番の見せ場(ポイント)があるとするならこの辺りだと思います。
敵の副官が8人の一人、”海”ですが、彼が如何にして仲間と合流しうるのか。その過程がポイントで、この部分の表現がどこまで出来ているのかが注目でした。

実際にどのようにして合流したかは本編を御覧になってみてください。

最後に小説についてですが、ニー・クワン原作を引っさげてハーベストが旗揚げした『天龍八將』には”八俊傑”という小説が実在した訳ですが、もしかしたら当時の新聞に小説が連載されていたかも知れません。(残念ながら時期が分からず、詳細は不明のままでした。)ニー・クワンの武侠小説ももう少し調べてみようかなと思います。

試写会での2人(アンジェラ・マオ&ノラ・ミャオ) 

 

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カンニングモンキー天中拳

2012-08-08 00:00:00 | 成龍的電影

 

今回で取りあえず終わりとさせていただきますが、拳シリーズの最終回は「カンニングモンキー天中拳」についてです。きっとまた記事を書くでしょうけど(苦笑)、その際は単発でレポートしますのでよろしくおねがいします。

さて、一気に参りましょう!今回はチャプター毎に分けてみました。それぞれテーマを決めていろいろ書いてみました。つまらなかっらゴメンちゃい。

第一講 ~タイトル考~

「天中拳」完成後の78年、香港ではしばらくお蔵入りして80年に公開されるまで、いつの間にかタイトルが『點只功夫[口甘]簡單』に変更になってしまったんですが、この『點只功夫~』ってヘンですよね。なんか取って付けたみたいなカンジで。ジョセフィーン・シャオの『林亞珍』をパロってるつもりでしょうけどいかにもローウェイらしいと思いました。

韓国では『烏龍大侠』と言われていた「天中拳」は製作当初のワーキングタイトルが『烏龍大侠』となっていたようですので韓国ではそのままそのタイトルが使われたことになります。(“まぬけなヒーロー”の意。)
劇中で主人公のジャッキーがヒーロー柳になりすまし、テッペンハゲの爺さんから「おまえはウーロン大侠だ」と言われてしまいます。これがタイトルにもなったそもそもの由来ですね。

「天中拳」が影響を受けたと思われるオリジナルの『烏龍大侠』(1951)は李海泉(ブルースリーのおとうさま!)主演の広東語喜劇でありました。
この格好がそう!(たぶん)
李海泉は喜劇俳優として香港で有名でしたから、やはりコメディー映画として手本となる映画であったことは考えられそうです。

一方、『一招半式闖江湖』は台湾で付けられたもので、これが一番知られているタイトルですね。(江湖を渡り歩く半人前男の物語…みたいな意味になると思います)確かに腕は半人前ですが、キャッチコピーにもあるように食欲三人前、色気一人前だそうです(笑)。

話はそれますが、邦題で「天中拳」って言うと実はもう一本「フラミンゴ殺法・天中拳」という映画もあるんですけどね(笑)。これも好きな一本です!
私が好きになった理由はコレ。その昔、秋田書店から出た「ドラゴン大全科」という書籍。カンフー映画好きは、ここからはじまった!
「フラミンゴ殺法 天中拳」

「続・嵐を呼ぶドラゴン」ほか

ユンピョウの「モンキーフィスト猿拳」が好きなのもこの本にしっかり掲載されていたから…というのも理由の一つ。
それと、コレを忘れてはならない。「Mr.ノーボディ」。 
 「Mr.ノーボディ」
いま私が思い出の一冊を選ぶとしたら、この本を真っ先に選びますね。(あー、もっと書きたい内容が…。)
ここらで天中拳に戻らせていただきます(笑)。

第二講 ~映画の分類~
「天中拳」を70年代の映画として分類するならば、これはヒョウ局&喜劇カンフーアクション型に分類されるでしょう。

ヒョウ局型とは?
これは、ヒョウ局(注)という機関が登場し、そのヒョウ局が警備保障して荷物を輸送するヒョウ客と盗賊との攻防などを描いたものを指します。

「天中拳」では重要アイテムを警備する隊長の一行と、その部隊を支援するためにあとから加わったのが主人公・コウで、そのコウが面白おかしなカンフーを見せて笑わせます。
オープニングではジャッキーが七変化。「木人拳」っぽいセルフパロディや座頭市、ダメダメ剣士などをユーモラスに見せています。(個人的にはここが一番面白いと思います)

そして「天中拳」ではカンフーの師匠がいる設定になっていますが、ここは弟子入りする場面に注目していただきたい。
ポパイみたいなヒーローを夢見るジャッキーがひょんなことからムチのヒーローに間違われてもすっかりその気になってしまうという具合に主人公はヒーロー願望を持っていて、弟子入りを頼み込むと老いた師匠からキツイ一言をもらい「弟子になりたいんだ」ともらす。この辺りの主人公の持つ人間らしい部分の表現は映画の本編でよく現れていると思います。

第三講 ~シナリオと追加撮影~
追加撮影についてはいろんな説があるようですが、 77年の秋頃にローウェイ監督らスタッフがもめていたようです。「天中拳」がどこまで撮影されたのかハッキリしませんが、ローウェイとの関係が悪化し、ジャッキーの「蛇拳」レンタル出演をついに許した監督。天中拳完成後の試写を見て激怒したというローウェイの話はもちろん「蛇拳」撮影後しばらくしてのことでしょうね(直後ではない)。これは映画としての未熟さをベテラン監督として見抜いていたのかも知れません。

「蛇拳」でジャッキーと共演するまで石天はいなかったと推測してますが、 シナリオの方も確実に変化していってますね。脚本家の湯明智が打ち出したオリジナルのストーリーは大筋は変わらないと思いますが、ヘッコキ風太郎は当初設定されていなかったと思うのです。

参考までに、なぜそのような話になるかといえば、ヘッコキ風太郎は日本で付けた役名であり、オリジナルの中国語・役名は無く、あれだけの大役なのになぜか設定されていなかったのです。これは後から追加されたからなんでしょう。
そうなると、ラストや天中拳を石天から教わるシーンなど、当初はすべて無かったことになるのです。(石天は「蛇拳」では厳しい師範代でしたがこれ以降、カンフー作品のコミカルなキャラクターを歴任します)

また、コウが大金を手にしていい気分になり、町で天中拳のポーズ(ツッパリ拳)を取りますが、ここが不思議なのですが、石天に天中拳を教わる前なんですよね。

赤い毛の男も中途半端なままだったようで殺されるシーンがあとから追加されたように見えます。この男は鉄腕ルーと一緒に出てくるので弟子または部下という設定かと思っていたら(国内のどの資料を見てもそうなってました)しっかり本当の名前も存在していました。

その場面をもう少し詳しく解説してみます。 

 コウ「太沖の二の舞になりたいか」
日本語字幕ではタイチュウ。つまりヒーロー柳と相討ちになった賞金首の男が、鉄腕ルーの弟子という解釈になっています。
 ルー「お前が弟子を殺したのか」
これはおそらく誤りで、赤毛の男(林照雄。役名:ウェイ(衛天鷹))がこのシーンより前に田俊に倒されるシーンが挿入されていることからも分かる通り、ルーが仇を討とうとするウェイという人物とは赤毛の男(しかも弟子ではなくて弟)のことなんですね。

このあたりの展開(鉄腕ルーとその弟のポジション)がシナリオとして未完成、または分かりづらくなっていたので翻訳した人も登場人物の多さもあってか混乱していたと考えられます。

赤毛の男は本来、途中で倒されるのではなくて、もう少しストーリーに絡むような役で(主人公をしつこく付け狙っていた割にはあっさりと倒されます)、ラストにも登場する予定だったのかも知れませんね。
二十面相にしても付けヒゲをむしられるのであればその前に何か別の変装があると分かり易かったのではないかと思います。以上が、未完成か完成を急いだような印象をどうしても受けてしまう理由です。

第四講 ~劇場公開~

「天中拳」が劇場公開されたのは今から三十年ほど前になります。
雑誌広告。8月6日公開になっています

モンキーシリーズ第4弾として公開され、 夏休みの子供たちをターゲットにした作戦が成功したのでした。(こういう映画会社の戦略って勉強になりますなぁ)

劇場版タイトル

JACのメンバー総出演の「伊賀野カバ丸」とのカップリングでかなりの相乗効果があったと思います。(ジャッキーよりも黒崎輝の方がモンキーっぽいですね(笑。ジャッキーが食欲三倍ならカバ丸くんは10倍はありましたね!面白かったなぁ。)
当時は天中拳のシナリオ完全採録とかの書籍も出版され充実していました。
ちょっと忘れてましたけど、オープニングは別編集のショートバージョンでしたね(テレビも同様)。ここで主題歌「カンニングモンキー」が流れますが、編集はこの曲に合わせたかのようになっていましたね。(今思えば、せっかく面白い映像が入ったオープニングをカットすることになってちょっともったいない気もします)


第五講 ~噂~
最後は噂について。以前から天中拳には幻のシーンがあると噂されていましたが、動く映像というのはまだ発見されていなかったりします。
どんな噂かといいますと、あるシーンの後に竹やぶでジャッキーが登場し、天中拳を練習するというもので、 イメージとしてはこんなヤツです↓

83年5月の時点では邦題はまだ決定せず。

また、他にも賞金を手にしたあとの祝賀会などが幻のシーンであるとされています。

以上は単なる噂だけの話である可能性も高いのであまり期待しないほうが無難でしょう。(終)


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日本語吹き替えです。是非とも石丸ジャッキーをご堪能ください!!

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神拳 ヤング・ボディガード

2012-07-30 00:00:00 | TV放送作品

「ジャッキー・チェンの飛龍神拳」または「神拳」、「ヤンボデ」として知られる拳シリーズ。残念ながら来月のBDリリースには入っていません。数年前、DVDが発売された時はオリジナル予告を見て感動を覚えましたが、あれは撮影風景が含まれていてとても良かったですね。またいつか発売されることを期待してます。

この映画は御存知の通り、『風、雨、雙流星』、『劍・花・煙雨江南』に続く羅維影業・古龍原作映画3作目の『飛渡捲雲山』のことです。
日本では「天中拳」が劇場公開された83年夏、時期は不明だったものの『『飛渡捲雲山』が今後の公開予定作(なんと3Dとしての公開!)として名前が挙がっていた作品でした。当時は、超立体映画「ジョーズ3」なども公開され、立体映画に注目が集まっていただけに是非劇場公開して欲しかったのですが、その後、劇場公開は中止となり、TV放映された経緯がありました。

 TVでは「神拳」のタイトルで放送

ここでは、『飛渡捲雲山』の原作について少しばかり迫ってみることにしましょう。

この『飛渡捲雲山』は、数多く発表されている古龍の原作小説のどれに当たるのでしょうか。

これは、75年に発表された『拳頭』という小説が該当します。
オリジナルでは”捲雲山”という名が”狼山”という名前であったり、登場人物(主人公)が小馬という幾度か古龍の小説に登場している人物だったりしてますが、病気の弟の護送を藍蘭が主人公や常無意らに依頼して、山の王と対決するという大筋は変わっていないようです。
『拳頭』での老皮という人物は、古龍の七種武器シリーズ『霸王槍』に出てくる人物でもあり、少林神拳を使う設定になっていたようで、これが『飛渡捲雲山』で神拳を使うの主人公・丁冲で劇中でも握りコブシを強調して見せているように”拳頭”を売り(すなわち神拳の使い手を黒幕が欲しているという状況)とした主人公になっていると思います。

 これが、拳頭の由来(?)

上で書きました『霸王槍』ですが、実は先に映画化されていたようで
『五虎屠狂龍』(又名:『風起雲湧鬥狂龍』)として、78年に台湾で公開されています。(ロケ地は『飛渡捲雲山』と一部同じ場所を使用しています。)
「飛龍神拳」はブルース・リャンや「吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー」のワン・ピン(汪萍)などキャストもかなり豪華だったんですけど、こちらも豪華な顔ぶれで、監督のポール・チャン(張冲)をはじめ、岳華、上官靈鳳、金童、胡錦、羅烈らが出演し、『拳頭』の老皮に当たる役をなんと張午郎がやっていました!(岳華VS高飛なんて対決もあります)
関連する映画を見比べてみると、面白いですね。

ココの場所「飛龍神拳」では”湧泉寺”となっていました。


 これはレアな共演(上官靈鳳とチャン・ウーロン!)

『五虎屠狂龍』海報

次回は拳シリーズ・最終回『カンニングモンキー天中拳』です。


【作品DVD】

これは貴重。日本語吹き替え収録!!

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フィルムセンター「Mr.BOO!」

2012-07-27 00:00:00 | 劇場公開作品研究

フィルムセンターで「Mr.BOO!」を観てきました。劇場で観るのは初めてで、とても楽しみにしてましたから、もう開演まで待ち遠しかった(笑。

「プロジェクトA」と同じ、青い画面の東宝東和提供が出たあと、
カラフルな映倫のタイトルが表示されました。(字幕監修はやはり前川宏司氏でしたね)これはもちろんはじめてみるもので、ちょっぴりうれしい気持ちに。

次の瞬間、とんでもない光景が。
朝日は確かにありました・・・。しかし、なんと、ハーベストのロゴ吹っ飛ばして始まったオープニングクレジットは英語で表示されてるではありませんか!(おかしいな。てっきり中文と思っていたのでこれはかなり意外でした。)
英語というのもはじめて見ましたが、音声は広東語!(当たり前!英語はしゃべらん。)がうちょーあ。

そして、これも驚愕なのですが、どなたかにコメントしていただきましたが、サムの役名は”ミスター・ブー”(字幕を読むと・・ですね)となっているではありませんか。これはあとで謎が解けます(?)。

注目していたのは、例のシーン。
おや、ちょっと違うぞ。

チョンボが車を壊して、車をバックさせたところから蚊のシーンと続いてサモハン登場シーンがはじまって、例のサムのストップモーションの後、マイケルがサイフをゴムでスーツに仕掛ける場面から再開する編集になっていました。
これの方が分かりやすい編集だと思います。

ところで、サムの演じたキットという主役の青年。
でも字幕では”ミスター・ブー”。
サムはレストランでニンジンを食べた後、あちこちでブーっとオナラをすることになりますが(笑、今回の劇場版を御覧になった方ならきっとこう思うはず。
そう、どうしてサムがミスター・ブーなのか。
オナラをする人。つまり彼こそがMr.BOO!(爆。
(ブーはオナラだったんだね(笑)。本来はこういう意味もあったのではないかと思います。

ラストは、サムの歌う『半斤八両』をバックにDVDよりちょっと短い英語クレジット付きのエンディング。(これで100分のつじつまが合った!)

いやぁ、「Mr.BOO!」まさに最佳喜劇!!
広東語コメディってやっぱり楽しいですし、いいですよね~。
ということで、あとはDVDで広川太一郎の爆笑日本語バージョンを楽しむのも良し。サムやリッキーのコメディもまた観たくなってしまうのでした。

そうそう、窓口で販売してたパンフレットによると、フィルムセンターの貯蔵庫とも言えるフィルム保存棟が相模原にあるそうなんですよ。
ウチから車で30分もあれば行けそうな距離にこんな施設があったことに驚かされました!
元米軍キャンプの跡地でよく車で横を通るたび広いとこだなぁって思ったりしてましたね。外国映画も8000本以上あるそうですけど、この中に香港映画はいったいどの位あるのでしょうね。
パンフレットからは施設が見学できるのかどうか分かりませんでしたけど、見学に行ってみたいなぁ。

 

 

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「プロジェクトA」上映会

2012-07-21 00:00:00 | 成龍的電影

京橋のフイルムセンターで『プロジェクトA』を観賞して来ました。

ジャッキーの雄姿をスクリーンで、当時のままのフィルム上映!!

当時の少年たちの心をワシ掴みにしたのはやはりジャッキーですね!!

この京橋ってところは、私にとっては思い出のある場所なんですけども、ひさしぶりに足を運んでみました。

会場のフィルムセンターは職場からかなり近いところにあるので、仕事帰りにちょっと寄ってみるなんてことも容易いですね。
正面から

今回というか今月フィルムセンターで開催されているのが『ロードショーとスクリーン』上映会。ポスターにありますように「エレファントマン」とか懐かしい洋画もいっぱい上映されるんですけど全部で17本もの洋画がフィルム上映されるんだそうです。

人間が持っている若返りたいという願望。その潜在意識をくすぐって、それこそ「ロードショー」誌や「スクリーン」誌を買って読んでたような人たちに猛烈にアピールした企画だと思いました。

誰だってそっとしまっておきたい。静かに記憶の底にとどめておきたい。そんな気持ちがあると思います。

でもしまったままで本当にいいんでしょうか。

ひょっとしたら何かの拍子に忘れてしまうかも知れません。もう一度だけでいいからまたいい夢見させてよ。

そんな遠い記憶を甦らせてくれる絶好のチャンスが巡り巡って今年2012年、夏。ついに到来です!


ちっとも遅くなんてありません。 こうやってまた目にすることが出来たんですから。

まわりの男連中の気持ちはみんな一緒。30年近く前だなんて思わない。
サモハンやユンピョウも若くて活き活きしてる。そう、いまがまさにそうなんだ…。
終わって外に出たらみんな満足した同じ顔してて、今日が平日なんてことも忘れて、きょう一日の疲れも吹き飛んだ気がしました。

ありがとうございました。アンケート書いとこ(笑)。

 

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